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見学日を月2回(毎月第3水・第4金)とさせていただきます

 

日々が怒涛のように過ぎてゆく。

先日、スウィングの仕事を<減らすため>の話し合いを持った。いくつかの決断をし、いくつかの肩の荷が下りた。増やすではなく減らす。大きくではなくむしろ小さく。上へ上への志向性をほぼ持っていない我々であるが、そんな志向性が「いいね! いいね!」と言われ求められたとき、ありがたいことに仕事はどんどんと増えてゆく。でも、だからこそ、気をつけなければならない。できることを、できる範囲で、丁寧に丁寧に。

 

同時に個人にも組織にも「時と場合によっては負荷かける必要あるよね!」とも思っている。「できること」は決して人の優劣をつけるためのものではないし、「できないこと」にコンプレックスを抱く必要などない。「私はこれができない! 万歳!」である。でも、「できるようになること」にはもっとシンプルな、人としての、いやむしろ動物としての根源的な喜びが伴うことも多いように思う。赤ん坊がはじめて両足で立ったときの、驚いたような、「おいおい! おれ立ってるぜ!」とでも言っているかのような表情は、恐らく誰かとの比較や競争から生まれるものではないだろう。

 

とは言え、現在、僕の、そしてスウィングの仕事はキャパシティオーバーだ。元々予定していた仕事もあれば、予期せぬタイミングで生まれる仕事もある。適度(ってどのくらいだ?)な負荷をかけつつ、1日2度くらいはうっかり人目を忘れて鼻クソをほじってしまうくらいの隙は作っておかねばならない。

 

 

そんなわけで日程の調整から当日のご案内まで、結構な時間と労力がかかってしまっている見学者対応のあり方をあらため、見学日は月2回、毎月第3水曜日と第4金曜日に、見学料も(なぜか映画に合わせて)1,800円とさせていただくこととした(定員は10名)。

 

大変ありがたいことに見学のご依頼はほぼ毎日あり、先日はとある旅行会社から「(韓国の方の)ツアーの目的地の1つに組み入れたい」という打診すらあった。が、何度も調整を重ねた挙句にぽしゃった。実はこういうことが結構多い。連絡、調整、連絡、調整の繰り返しに気がつけば日々の時間の多くを割いてしまっている(そして最終うまくいかないこともある)。

 

 

全国各地から、(ときには海外からも)多くの方々がわざわざ休みを取って、わざわざこのスウィングまで足を向けてくださっている。それだけで「なんでよ、もう!!!」と逆に腹が立ってしまうくらいに嬉しいしありがたいし、いつも風通しよく外の風が入ってくるのってとっても大事なことだ。でも、我々のほうが余裕なくワチャワチャしていては元も子もないだろうし、大事にすべきことの順序を間違えないようにしたいのである。

 

 

★スウィングの見学は2019年4月以降、こんな感じで実施させていただきます!!!★

●実施日:毎月‖3水曜日/第4金曜日 

●時 間:13:00〜15:00

 

※ ,論響欒萋亜屮乾潺灰蹈蝓廚粒催日(時間はだいたい10時〜12時)となります!

※ ご都合よければぜひご参加ください!

 

 

●参加費:¥1,800

●定員:10名(1名からでも実施します)

●プログラム

13:00 Ackeyの接待UNO(Ackeyほか)

13:15 各教室案内(各担当者)

14:00 スウィングの説明/質問コーナー(木ノ戸)

15:00 グッズ販売

 

※ グッズの購入はもちろんご自由ですが「何かを買わなければいけないような雰囲気」があることはご容赦ください。

※ ささやかながらスウィングからの贈り物もございますのでお持ち帰りください。

 

3月の見学者受け入れはもういっぱいなので、2019年4月以降このような方針を取らせていただきます。

もっとこうしたほうがいいかな…とか、今後も試行錯誤しながらベターを探り続けてゆきたいと思っております。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

木ノ戸

 

※ この記事の内容は3月6日(水)、一部変更しました(見学日の変更)。

| NEWSっす! | 18:01 | comments(0) | trackbacks(0)
研修報告書:アートの評価を考える(講師:椹木野衣氏)

 

障害のある人のアートの「橋渡し」を考えるためのセミナー

第3回:アートの評価を考える

 

・記入日:2019年2月27日

・記録者:木ノ戸昌幸

 

 実施日:2019年2月7日(木)18:00〜19:30 

 場所:京都場(きょうとば) 京都市中京区西ノ京南聖町6-5

 内容:アートを評価するということは、作品の魅力や意義を言葉にし、人に伝えるということであり、「なぜアートが人間や社会に必要なのか」ということを考えていく重要なプロセスです。アートのプロセスや社会的コンテクストを含め、幅広い視点から評価や批評を行ってきた評論家を招き、その価値を図るまなざしを学びます。

 講 師:椹木野衣氏(美術評論家・多摩美術大学美術学部教授)

 聞き手:岡部太郎氏(一般財団法人たんぽぽの家)

 

<参加の目的>

昨今、障害のある人によるアートも【売れる/売れない】【入選する/しない】等の評価軸に置かれる機会が増え、【評価が高い作品=良い作品】といった風潮が生まれつつあることに疑問、違和感、危機感を感じる。表現を、アートを、作品を、評価するとはどのようなことなのか? 椹木さんの考え方を学ぶ。

 

<研修で学んだこと>

●批評は文芸である!

椹木さんは「批評」をする人である。批評と評価は別物。評価はある尺度(評価軸)を持って優劣等を判断するものだが、批評に評価軸はない。なぜなら批評は人それぞれの内なる印象、主観的な自己表現だからだ。よって批評は誰にでもできる! 

 

●表現は、作品は、「関係性」の中で作られる! 

椹木さんは言った。

「もっと関係性を見るべきではないか? 作者も作品名もいらない。究極の理想はキャプションがなくなること」。

近年、障害のある人の「行為」を「作品」として提示する機会が増えており、魅力的なものも多い。が、「作者」とされるその人自身には作品としての自覚がなく、その魅力を発見し、作品として提示しているのは、その人の周辺にいる人(多くは支援スタッフ)の場合がほとんどであるように思う。だとしたらそれは、むしろスタッフの作品ではないのか? あれ? じゃあ「その人」はどうなってしまうのだ? そういう疑問がもやもやと、常に僕の中にあった。

この疑問にひとつの、明快な解を与えてくれたのが「関係性」という考え方だ。ある1つの表現、作品は様々な人との関係性の中で作られている。いや、ほとんど関係性の中でしか生まれ得ない。だとしたら全ての作品は共同作業によるものであり、「作者」は仮の、(「外部との回路」としての)一応の代表者みたいなものである。とりわけ障害者の表現活動には「全てその人の自発性によるもの。周りは何もしていません!」といった神話が伴うことも多いが、特に黒子に徹しがち……というより、なりたがる支援者はもっと堂々と、前に出てもいいのではないか。もちろん、どの程度その人の表現に関与するか?は常に逡巡すべきであるが。 

 

<意見・感想・今後について>

椹木さんは戦い続けている人だと感じた。参加して本当に良かった。

僕は「まともがゆれる」を書いたことが、「自分だけの手柄」のようになっているのに違和感があった(いや「自分だけの手柄」にしようとしていることに後ろめたさがあったと言うべきか)。とりわけ担当編集者さんとは、寝る間も惜しんで一緒になって頑張ったし、その存在失くして本の完成はあり得なかった。編集者の存在、マジヤバいと実感した。が、当の編集者さんはやはり控えめに、黒子に徹しようとする。また、この本にはスウィングの、様々な人の詩や絵が登場するし、僕が書いた本文の内容も、スウィングの実践、スウィングの人のこと、それらを通して考えたことがほとんどである。つまり「書く」という作業は確かに僕がしたけれど、この本はやっぱり、編集者との、そしてスウィング皆との関係性によって生み出されたものなのだ。椹木さんの話を聞いて「僕だけの本ではありません。編集者さんやスウィングみんなで作った本です!」と言っていいのだということが分かって、僕はとにかく、肩の荷が下りたようにほっとした。でも「みんなで作った本です」みたいなことを迂闊に言ってしまうと、どうにも嘘くさい、綺麗ごとな感じが漂ってしまうので、なかなか口にはしづらいのである。

| 考えごと | 20:36 | comments(0) | trackbacks(0)
ドキュメンタリー映画『紙器折々−shiki OLIOLI−』予告

 

一昨日のブログで我慢できずにたくさん書いてしまったが、スウィングがこれまで大切にし続けてきたお仕事、「shiki OLIOLI」 のPR動画が遂に完成した。

 

shiki OLIOLI を漢字で書くと「紙器折々」。お気づきの通り、なんか京都っぽい響きも漂う「四季折々」にかけたネーミングだ。つまり「紙器折々」とは紙の器、主に「本家西尾八ッ橋」の箱を折り折りして組み立てる仕事のことを言う(以下、簡単に箱折)。そして現在、スウィングで蠢く障害のある人ない人、MAX33名(この33名のことを「活動会員」というのですが、その説明についてはコチラ!→)の大半がこの箱折の達人なんである。

 

 

著作「まともがゆれる」にも少し書いたのだが、僕たちがスウィング設立前に勤めていた福祉施設は、1日に何万個もの箱を組み立てる、箱折工場みたいなところだった。だから毎日毎日折り折りしているうちに、僕たちは否応なく、目をつむっても折れるくらいの達人になってしまったのだ(帯で笑っているXLさんもQさんも、そして僕も)。そうして僕たちが身につけた技術はいわば財産のようなもの。だから2006年にスウィングが事業をスタートしたときも、箱折は当たり前のようにメインの仕事の1つだったし、やがて「ゴミコロリ」や「オレたちひょうげん族」や色々な新しい仕事が生まれても、嬉しいことがあっても悲しいことがあってもどんなときも、箱折はいつも僕たちのそばに在り続けたのである。

 

僕はこれまで「一見つまらないこと、つまらないように見えることほど、その魅力や面白みを伝えることが難しい説」を唱えてきたのだが、箱折はいつもその説の中心にあった。箱折って素敵なんである。1個1個「完成した!」という実感が確実に味わえるし、まるで編み物のように、手先を使って折り折りしながら会話が弾む(もちろん弾まないこともある)。恐らくボケ防止とかにもいいんだろうし、たとえば会議なんかもみんなで折り折りしながらやったほうがいいアイデアが出るんじゃないだろうか(が、これはまだ試していない……と言うか、そもそも、基本的に、スウィングには会議がほとんどないのだ)。そしてなんてったって八ッ橋は、江戸時代に誕生した古都・京都を代表する伝統銘菓であり、いわば僕たちは地道にコツコツ、その伝統を支え続けているのである。

 

 

……が、いかんせん地味!!! 

ではどうプロデュースし、その魅力を伝えてゆけばいいのか。

長年の試行錯誤は展覧会でのワークショップや見学者の折り折り体験など、少しずつ日の目を見るようになっていったが、現在、スウィングが特別企画で参加している「逡巡のための風景」展に向けて、キュレーターの青木彬さんや沼田君とあれやこれやと真剣に(?)話し合ったことが大きな転機になった。箱折を茶道とか華道とかの「道(どう)」みたいにして、仰々しいワークショップを開催してはどうだろう? いいね! やろうやろう! じゃ、会場はどうしつらえよう? もっともらしい、「道」っぽい言葉を習字で書きまくって展示したらおもしろくない? いいね! やろうやろう! 

 

 

そしてもっともらしい、「道」っぽい言葉を考えているうちに、「道」っぽい映像を作ったらもっと面白いんじゃね? という「箱折道」の神様の啓示がふいに降りてきたのである。即、「京都人力交通案内」の動画を撮影・編集してもらった美馬智さんに連絡(たぶん、そのとき彼は寝ていた)、啓示の内容をまくしたてたところ、「いいですね〜」という嬉しそうな返事。それから数日後、2月7日と14日にオール上賀茂ロケを敢行したのである。

 

 

何がすごいってその場でアイデアを出し合いながら、ほとんど即興で撮影したにも関わらず、増田さんをはじめとする役者勢は見事な対応力を発揮してくれた。あちゃみちゃんやアッキーや沼田君なんて、「『プロフェッショナル/仕事の流儀』みたいにしたいからスガシカオのテーマ曲歌って」という無茶なオーダーに、その5分後くらいには堂々と答えていたのだから。が、この線はいつしかなくなり、最終「映画の予告編を作ろう」ということになったので、3人の歌唱が日の目を見る予定も今のところない。

 

さあ、前置きが長くなってしまったが、美馬君の技術とセンスと労力におんぶに抱っこしまくり、遂に完成したドキュメンタリー映画『紙器折々−shiki OLIOLI−』。の、予告編!

90秒にギュッと詰まった、それっぽいドラマを是非ご覧ください!!!

 

木ノ戸

 

 

『紙器折々−shiki OLIOLI−』予告

 

京都・上賀茂に集いし

箱折り職人たちが折りなす

身も蓋もないドキュメンタリー。

ここに完成?*

 

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*この映画の本編は存在しません。予告編だけ作りたかったので、予告編だけ作りました。

 

出演:日下部尚史  ゴルゴ  杉本裕仁  西谷文孝 沼田亮平  増田政男  木ノ戸昌幸(特別出演) 更田麻美(友情出演)

製作:紙器折々 -shiki OLIOLI- 製作委員会

協力:本家西尾八ッ橋/北村紙器/NPO法人スウィング

ダンス振付:ゴルゴ

題字:日下部尚史

アクション:木ノ戸昌幸

撮影・編集:美馬智

監督:木ノ戸昌幸

 

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♪ #1 :Winter Mvt 3 Allegro by John Harrison with the Wichita State University Chamber Players is licensed under a Attribution-ShareAlike 3.0 International License. ♪ #2 :Spring Mvt 1 Allegro by John Harrison with the Wichita State University Chamber Players is licensed under a Attribution-ShareAlike 3.0 International License.

 

 

 

※ YouTubeのアレで見るにはコチラ! →

| NEWSっす! | 18:20 | comments(0) | trackbacks(0)
京都人力交通案内「アナタの行き先、教えます。」@「っぽい」四条河原町

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なぜか京都市バスの路線・系統を(ほぼ)丸暗記しているQ&XLのヘンタイ記憶を駆使し、観光客やお困りの方にベストな行き方、乗り継ぎをご案内する京都人力交通案内「アナタの行き先、教えます。」。

 

去る1月28日(月)、我々は京都一の繁華街「四条河原町」へと向かった。ここには百貨店や商業施設や飲食店がぐわんぐわんと立ち並び、錦市場や新京極通り、先斗町や祇園などの人気エリアもほど近い。ちなみに「四条河原町」は町の名前ではなく、えっと、えっと、つまりこんな感じです!

 

→京都観光Navi:四条河原町

京都最大の繁華街の中心。京都を観光して「河ブラ」をしない若者はいないといわれる。高島屋・マルイ・大丸各百貨店をはじめ、四条・河原町・寺町・新京極各商店街も密集、ファッション、味の発進地になっている。

 

→四条河原町−Wikipedia

京都府京都市下京区および中京区にまたがる交差点名である。また、繁華街となっている周辺を緩やかに指し示す呼称(通称)としても用いられる。

 

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なので京都に住んでいると「昨日、河原町行ってきて〜ん」「今日、四条行ってくるわ〜」などの言葉をよく耳にするのだが、これらは「四条河原町を中心とする賑やかなエリアをブラブラする」といった意味合いで使われる。人ゴミが苦手な僕がこの言葉を使うことはほとんどないのだが、仕事となるともちろん話は別である。誰の発案だったかは忘れてしまったが、平日だから休日の狂ったような人波はないだろうし、雨が降ってもアーケードがあるので活動に支障も出ない。これまで一度も行ったことのないほうがむしろ不思議だ。四条烏丸編(2018.08.02 Thursday/京都人力交通案内「アナタの行き先、教えます。」@のりば多すぎ四条烏丸)のように家へ帰る京都の人が大半だろうと予想しつつ、まずは8つある「のりば」のうち、「Aのりば」に陣を構えた。

 

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さて、ヘンタイ記憶の仲介役となる僕が記入するこの案内用紙。今回から新たに採用した毎度お馴染み、美馬智さんによるNEWデザインである(もちろん今回のカメラマンも)。

かつては日本人に案内することがほとんどだったため、また、Q&XLのヘンタイ記憶をゲーム感覚で単に披露する(試して遊ぶ)ニュアンスも多分に含まれていたため、様々な行き方や複雑な乗り継ぎを提案することも多かった。しかしながら近年、この活動に対するニーズのマジさは高まる一方であり、マジで次の目的地にちゃんと行きたい、しかも海外からの観光客に案内することが急速に増えた。つまりは「すご〜い! マジで記憶だけ〜!? マジでヘンタ〜イ!」というお遊び感覚がマジで消滅してしまったのだ。

 

 

そのため「そこに行くにはこうです! 乗り継ぎも複雑だと分かんなくなるから1回まで!」という一撃必殺型のご案内が増えたことが、(若干の余裕を持たせながら)このデザインに反映されている。また、このスマホ全盛時代、ナウい美馬くんはナウいQRコードもここにのっけていて、やはり美馬くん撮影・編集の「京都人力交通案内 THE MOVIE」(ホントはこんなタイトルじゃありません)に飛べるようになっている。ちなみにこの日の夜、「アクセス数が増えてました!」と美馬くんから嬉しげなメッセージが入ったことが僕は嬉しかった。

 

 

さらにちなみにちなみに、現在、美馬君には先日オール上賀茂ロケで撮影した「shiki OLIOLI」のプロモーション動画の編集も進めてもらっている。僕はこれまで「一見つまらないこと、つまらないように見えることほど、その魅力や面白みを伝えることが難しい説」を唱えてきた−これは気が利いているようで実は当たり前のことを言っているだけなのである!−。

 

 

スウィングで例えるならば芸術創作活動「オレたちひょうげん族」から生まれる作品の魅力を伝えることは割に簡単だ。最悪、それらしいホワイトキューブがあって、それらしく展示すれば、一応、場としては成り立つ。いや、それっぽく成り立ってしまいやすいがゆえに、逆にとっても難しいという逆説がここにも潜んでいるのであるが、まあ、それはそれとして、shiki OLIOLI=箱折=菓子箱の組み立てという地味な、場合によっては軽んじられてしまいがちな仕事の魅力をどう伝えればいいか、ず〜っと何年も考え続けてきた。

 

 

そうこうしているうちに見学者に折り折り体験をしてもらうようになったり、展覧会に乗じてワークショップをしてみたり、徐々に外へと持ち出す機会も増え、現在、京都芸術センターにて開催中の「逡巡のための風景」展では、かなり大々的にワークショップを催している。京都芸術センターでshiki OLIOLI……。これはかなり攻めてる!!! と思っていたが、スウィングは元・学習塾、芸術センターは元・学校ということもあって、意外といつもの風景と変わらないのがオモシロい。

 

<ちぇき。>似顔絵とかゴミコロリもあるイベントスケジュールはこちら! →

 

 

動画が完成すればshiki OLIOLIの魅力を世界に向けて発信できる。

ああ、楽しみだ。ああ、撮影楽しかった。皆さま、苦笑いの準備をしてしばしお待ちください!

 

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……で??? 四条河原町で実施したアレは??? 人力交通案内のことは???

いや〜ん。もうなんか書くの面倒くさ〜い。

心を込めて印象に残っていることだけ書くから〜、ラブレターのつもりで読んでね!!!

 

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我々は昨年3月、二条城編(2018.05.06 Sunday/京都人力交通案内「アナタの行き先、教えます。」@ユニフォームまばゆい二条城)よりユニフォームを着ることでオフィシャル感が、つまり「京都市バス」関係の人っぽさが格段にアップした。

が、その一方で「この人たち市バスの関係の人…やんね? …ん? …なんか違う? …え? …どっち?」くらいのラインにとどまることを大切にしている。なぜならその「揺らぎ」にこそ面白みを感じるし、何より我々は、事実「京都市バス関係の人」ではないのである。

 

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「揺らぎ」は、我々のぬぐいきれないアヤシさを敏感に感じ取らざるを得ない、同じ日本人のほうが大きいようだ。

観光地とも言い切れない四条河原町でバスを待つ人はやはり日本人のほうが多く(しかもその大半は地元・京都の人)、それゆえマジマジと揺らぎを表されることも多かった(分かりやすく言えばジロジロと見られた)。

 

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これはむしろオフィシャル感を高めたほうがいいと判断し、Q氏には「お待たせしました〜。〇系統、〇〇方面行きです」といった「っぽい」アナウンスをより積極的にすること、XL氏には「これからバスに乗る人」の長い列と「バスから降りる人」が交錯してワチャ! っとなる部分を、「っぽく」うまいこと解消することを求めた。Q氏のアナウンスも、XL氏の親切もいつもナチュラルにやっていることの延長だから非常に「っぽい」。

 

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負けじと自分に何ができるか? を考え、全員がバスに乗り終わったのを確認した後、「っぽく」運転手に合図を送る役目を(勝手に)担うことにした。

これらの「っぽい」振る舞いにより、傍目からのオフィシャル感が(恐らく)高まると同時に、内面的にもだんだんとその気が高まり、我々の「っぽさ」にもどんどんと磨きがかかってゆくような気がした。その気になるって大事!

 

あ、「その気になるって大事!」の一例を思い出したので忘れないようにここに書いておこう。

 

昨日、大阪・中崎町「iTohen」にて「まともがゆれる」出版記念トークイベントを開催していただいた。15人くらいの小ぢんまりとした集まりではあったが、いくつもの、とっても良い出会いがあった(最近、出会いの質がめちゃくちゃ上がっているような気がしている)。

ところで「愛と家事」の著者、太田明日香さんが「出版記念イベントしましょ!」って言ってくれて、「じゃ、うちでしましょ!」って秒速で答えてくれたのがiTohenのオーナー、鰺坂兼充さんであった。鰺坂さんはとにかく速い。頭の回転も仕事も動きもキレキレに速く、「最低3人はいる」ように見えるのに、止まるべきときにはスッと止まっている……そんな不思議な人だ。

スウィングはこれまでiTohenで3回展覧会を開催しているが、どの展示も鰺坂さんに猛烈・高速サポートをしてもらった。展示の技であるとか非常に勉強にもなるのだが、「物事というのはそれをする人によって、いかようにも費やす時間が変わる」という事実を強烈に突き付けられる。もちろん何でも速ければいいってものでもないが、展示作業は基本的にケツが決まっているものなので、できるだけ効率的に、スピーディーに、そして正確にできたほうがよい。しかしながら僕は、ついつい細かなことに長くこだわってしまったり、そもそもがそんなに速く動けない。そこで思いついたのが「鰺坂さんを降ろす」、つまり展示作業中に限定して、僕に「鰺坂さんを憑依させる」という技だ。僕はこれを、どんな展示のときにもマジでやっている。するとどうでしょう!!! ……ちょっと。ちょっとだけ速く動けるような気がします。いや、集中力が上がるという感じか。いや、あ、そうか。展示作業に限らず、速く動きたいときにはいつでも降りてもらえばいいのか。そんなわけで鰺坂さん、これからもよろしくお願いいたします。

 

その気になるって大事!

 

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……脱線がひどい。主役であるQ氏とXL氏の影がかなり薄い。

まま、ええか。影は薄いけど体はデカいんだし。

 

ちなみに今回、ご案内した行き先は京都駅(予想通り)、清水寺(鉄板)、伏見稲荷大社(やはり鉄板)、銀閣寺(まあ人気)、「大丸京都店」(観光客がわざわざなぜ!??)などであった。

 

あまりの忙しさに2月は中止した京都人力交通案内「アナタの行き先、教えます。」。

次回は3月25日(月)、出没地点はヒ・ミ・ツである(単にまだ決まっていないとも言う)。

 

木ノ戸

| 【OYSS!】京都人力交通案内「アナタの行き先、教えます。」 | 18:27 | comments(0) | trackbacks(0)
親の年金をつかってキャバクラ SWING EXPO 東京展を振り返る

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ああ、もう2月も中旬ではないか。ということは「親の年金をつかってキャバクラ SWING EXPO」(以下、親キャバ)東京展の開催からもう2ヶ月も経っちゃったということではないか。

もう2ヶ月なのか、まだ2ヶ月なのか。よく分からないが、これ以上ぼんやり先延ばしにし続けていると、来る鳥取展に追いつかれてしまうこと、間違いない。

さあ、あの熱い5日間(2018年12月14日→ 12月18日)を振り返ってみようじゃないか。 

 

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●難しすぎて笑ってしまう

親キャバ東京展の会場は「武蔵野市立吉祥寺美術館 市民ギャラリー」。そこはザッツ! 市民ギャラリー! という感じの場所で、照明は蛍光灯だけだし、壁に釘を打つこともできなければ粘着性のある物を貼ることもできない。悪口に聞こえなければいいのだが、こんなルールだらけの無味乾燥な空間で親キャバできたら超オモシロい!!! と大興奮したのははじめて下見に行った昨年3月のことだ。

が、大興奮を裏付けるように、想像以上に展示プランを練るのは難しく、デカい会場の左半分に「親の年金をつかってキャバクラ」巨大習字のみを展示し、さらに展示の一部を持ち出し、もともとグッズ販売をお願いしていた「マジェルカ」を第2会場にできないか? というアイデアを皆でひねり出したときの気分は、(ただの想像だが)まるで富士山の頂上から初の日の出を眺めたような爽快さだった。

 

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「下のギャラリー貸して? そして会期の都合上、店休日も営業して欲しいの!」という、ゴリ押しのアイデアをマジェルカオーナー藤本氏はふたつ返事で(たぶん)快諾してくださり、しかも会場設営からの数日間、僕を自宅に泊めてくれた。 藤本さんとはお互いマルイチ(僕はバツイチとは言わない)になってから一層仲が良くなった気がするよね! そんなんで仲間意識持つのもいいよね!

 

 

さて、会場を2つにすることで最高の初日の出を拝めたのはいいが、当然その分手間もかかる。2つの会場を繋ぐための案内図のようなもの(2種類)と、いくつかのルールをかいくぐり設営作業をスムーズに実行するための精緻な設計図を作成してくれたのは坂田佐武郎氏だ。主に金銭面の都合上、坂田氏を東京会場に呼ぶことはできなかったが、この春開催する鳥取展のトークイベント(4月20日開催、詳細は下記)には登場してもらいます! みんな、きっと来てね! きっときっとだよ! 約束だよ!

 

 

結果、第1会場(吉祥寺美術館)には「CHAPTER.1/軍手」、「CHAPTER.2/Tシャツ」、「CHAPTER.3/G」、「CHAPTER.5/ことば」を展示し、第2会場(マジェルカ)には「CHAPTER.4/紙」を展示することにしたのだが、徒歩8分という「ギリ行く気になる絶妙な距離感」のおかげもあってか、ほとんどの来場者を両会場に誘うことができたような気がしている。繰り返すが「気がしている」。

 

 

●なんでこんなに??

2会場にまたがることとなり、また時間が厳密に決められていることもあり、会場設営にはそこそこの人数が必要だった(ん〜っと、最低10人くらい?)。が、全然問題なかった。信じられないくらい、めっちゃくっちゃ大勢の人が集まってくれたのだ。

東京展のコーディネーターをお願いした愛するcon*tioのおふたり、メジロックの皆さん、枝松和子さん、安部由里子さん、おざわありすさん、世古口敦嗣さんにこの場を借りて改めて感謝したい。

 

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……っておい! スウィングの諸君! 分かっているのか! 特に(サボり癖男)四至本君とか、(いつだって自分が被害者)Qさんとか! いや、これは「展覧会あるある」なのだが、展覧会を、つまり外向きのプロジェクトを担当する僕やかめちゃんは、「……マジか。……こんなにもたくさんの人にスウィングは愛されているのか」という心震える事実に触れる機会が(当たり前に)多い。が、この感じをなかなか肝心のスウィング内で共有しきることは難しく、「んもう! 鈍いね、アンタたちは!! キー!!!」となることもしばしばなのである。スウィングの、地道な日々があるからこそ、展覧会などの発信が成り立つわけだから、いや、むしろ鈍くてもOK! なスウィングだからこそ愛されているのかもしれないから、この「キー!!!」はお角違いなのかもしれないが、でも、とにかく、「キー!!!」ってなるくらいに(?)猛烈な感謝の念を、今改めて感じている。

 

 

そしてこの勢いで言ってしまおう。コツコツ展覧会への道筋を段取りしてくれたり、いろんな人とやり取りしてくれたり、二日酔いでなかなか会場に現れない僕をそっと放置してくれたり、いつもいつも「縁の下の力持ち」に徹してくれているかめちゃん。口に出して、言葉にして伝えてるつもりではありますが、私、どちらかと言えば書き言葉のほうが得意ゆえ、この場を借りまして常日頃の多大なる尽力への、心からの感謝を伝えさせていただきます。本当にいつもいつもありがとう!!!

 

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●中身について

あかんあかん。時間が経っているせいか、ずっと感謝ばかりしている気がする。もうちょっと中身のことを。

中身は……中身は……とても良かったです! 

非常に説明のしづらい親キャバのテーマのひとつに「普遍性」があるが、TOKIOでもその普遍性は通じた! という実感がある。

特に吉祥寺美術館は、住みたい街ランキング上位常連「吉祥寺」のド真ん中にあるにも関わらず、「コピス吉祥寺」という商業施設の「7階」という立地もあってか、また魅力的な場所が他にもたっくさんある街ゆえか、わざわざ、そこを目的としない限りは滅多なことでは訪れにくい場所であったように思う。

 

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だから「一生懸命準備したけど誰も人来ないかもね、まあ、しゃあないよね」という未来予想図はむしろ既定路線だったのだが、さすがに人でごった返すようなことはなかったものの、ほぼひっきりなしに、多くの方にご来場いただき、非常に好意的な感想の数々をいただいたのは嬉しい誤算であった。

 

 

その中のおひとりが吉祥寺の本屋さん「BOOKSルーエ」の店員・花本武さんで、今現在、BOOKSルーエ階段ギャラリーにてスウィングの展示をさせていただいているのだから、縁というのは不思議なものである。

 

「まともがゆれる」刊行記念展示「まともをカッとばせ!『スウィング』フルスウィング」展

 

 

また、ほぼ丸投げになってしまうが、やはり来場者のおひとり、逸見さんという方が超詳細且つ素敵なレポートをnoteに書いてくださっているのでここに紹介させていただきます。

 

→【イベントレポ】「親の年金をつかってキャバクラ SWING EXPO」東京展

→【イベントレポ】「親の年金をつかってキャバクラ SWING EXPO」東京展

 

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さらにさらに、会期2日目に開催した満員御礼トークイベントのレポートは、マジェルカスタッフTさんが思いたっぷりに、そして速攻で書いてくださったのでぜひぜひ読んでください。またも(今さらIKKO風に)丸投げ〜!

 

→ドキドキ♡SWINGトークショー

 

 

このトークイベントの直前、吉祥寺で決行した感動的な「ゴミコロリ」(正確には「プチコロリ」)の様子はこないだ僕が書きましたので、未見の方はご一読ください(やっと自分で書いたか……)。

 

→第63回プチコロリ 〜ゴミブルーとゴミイエローの初対面〜

 

2018年度の親キャバ巡回はこの東京展にて終了。2019年度は春、鳥取展(鳥取県下2ヶ所を巡回)からスタートし、その後は東北でできないかなあ、ほんでその後は愛知でできないかなあと現在、模索・調整中である。

 

 

親の年金をつかってキャバクラ SWING EXPO 鳥取展

●会 期:2019年4月4日(土) → 5月6日(月・祝) 10:00 → 16:00/土日祝は17:00まで/水曜休館

●会場1:くらよしアートミュージアム無心 鳥取県倉吉市魚町2540-2

●会場2:MIRAI ART GALLERY 鳥取県倉吉市駄経寺町212-5「鳥取県立倉吉未来中心アトリウム」内

●共 催:あいサポート・アートセンター

 

トークイベント開催(要・事前お申込み)! 

●日 時:2019年4月20日(土)14:30 → 16:30  

●会 場:レストラン&カフェ白壁倶楽部 鳥取県倉吉市魚町2540

●出 演:木ノ戸昌幸(NPO法人スウィング)・坂田佐武郎(Neki.inc)・蛇谷りえ(うかぶLLC)

●参加費:ワンドリンク制(ドリンク代はご負担ください)

●お申込:あいサポート・アートセンター 鳥取県倉吉市魚町2563 

Tel:0858-33-5151  Fax:0858-33-4114

Mail:info.artcenter@ncn-k.net 

Web:https://art-infocenter.jimdo.com

 

親の年金をつかってキャバクラ 鳥取展(巡回展)

●会 期:2019年5月10日(金) → 5月19日(日)10:00 → 18:00/5月13日(月)休館

●会 場:とりぎん文化会館・展示室 鳥取県鳥取市尚徳町101-5

 

 

それでは皆さま、春爛漫の鳥取でお会いしましょう!

 

木ノ戸

| 親の年金をつかってキャバクラ SWING EXPO | 13:47 | comments(0) | trackbacks(0)
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