遅れを取り戻すべくテンポよくいきましょう!
春の訪れを感じる時期になってきましたがこれは1月分のレポートです!
2024年3月現在、全国各地でゴミコロリを展開するゴミコロ支部は28支部。
拾っても拾っても補充されるゴミと戦う仲間たちからのゴミコロレポート(1月分)をご紹介します。
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【京都/西山ケミックスさんからのゴミコロレポート】
【KES啓発活動×ゴミコロリ】
今月も川沿いのゴミ拾い!
比較的気温も高かったので
ゴミ拾いがはかどりました!
【神奈川/NPO法人新さんからのゴミコロ・プチコロレポート】
【第39回プチコロリ】
2024年1月12日(金)に第39回プチコロリを実施しました。
今年最初だったので、浜マーケットの店主様やお客様に『今年も宜しくお願いします!』と挨拶をしました。
全然ゴミが落ちていなくて、可燃ごみ30ℓが1袋、不燃ごみ15ℓが1袋でした。
【第59回ゴミコロリ】
1月19日(金)の『第59回ゴミコロリ』を実施し、とても良い天気で楽しくできました。
1月とは思えない暖かさの中でのゴミコロリでした。可燃ごみは45リットル2袋、不燃ごみは 45リットル1袋でした!
【愛媛/青藍学舎さんからのゴミコロレポート】
1月もゴミコロに行ってきました!
今回は今治北高生さんと合同で駅周辺をゴミ拾いしてきました✨
コンビニのゴミが多く見られましたね😥
「今日は素手で拾う😁」と軍手を使ってゴミ拾いをする子どもさんもいます👏
皆んなで地域をきれいにできよかったです😊
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支部の皆さん、お疲れさまでした!
「ゴミコロリ」に賛同し、ともに「ゴミコロリ」を行ってくれる個人・団体さん(ゴミコロ支部/現在28支部)随時募集中!
「ゴミコロ支部」募集の詳細はコチラをご覧ください!
→http://garden.swing-npo.com/?eid=1400553
町に溢るるゴミある限り、我らの戦い終わりなし。
拾うはゴミでも心は綿、見た目は青でも心は真っ赤。
嗚呼、さすらいのゴミ野郎、嗚呼、我らゴミコロレンジャー!
(西)
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<お詫び>
私は当ブログ、2024年2月26日ポスト【東京ドーム1,000個分プリンは人類の幸せに成り得るか?】において、「東京ドーム1,000個分のプリンで人類は幸せになれない、むしろ地獄」と結論づけました。
しかしながらQ氏に再度慎重な聴き取りをおこなったところ、<東京ドーム1個と同じ大きさのプリンが1,000個>ではなく、<東京ドーム1,000個分の容積をもった1個のプリン>が、氏の持つイメージであったことが判明しました。
そもそもの前提を大きく捉え間違えた状況で、<全人類の幸福>という大きな問いについて安易に判断することはできません。
先日、Q氏から「朝から鼻血が止まらない」と急な欠勤の連絡が入り、心配して電話をかけ直すと<すぐに鼻血は止まって普通に遊びに行っていた>のはこのことが原因かもしれません。
Q氏及び読者の皆様、また東京ドーム及びプリン関係者の皆様に深くお詫び申し上げるとともに、あらためて<東京ドーム1,000個分の容積をもった1個のプリン>が全人類に幸福をもたらすのか否か、再検証することといたします。
誠に申し訳ございませんでした。
2024年 3月 18日
株式会社NPO
代表取締役 木ノ戸昌幸
マジか……。
頭がこんがらがるが、ともかく再検証。
前回と同じくプリンは「Bigプッチンプリン」とし、東京ドーム1,000個分の容積をもった1個の超特大プリンの大きさをまずは算出する。
計算の流れは以下の通り。
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<計算の流れ>
?木ノ戸と沼田君がめっちゃ頑張る
?西君とインターネットがめっちゃ頑張る
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結果、その大きさは<直径:約1,526m/高さ:約678m>。
京都の中心「京都御苑」の大きさは<東西:約700メートル/南北:約1,300メートル>らしいのでまるまる潰れてしまう。
また、現在世界で最も高いビルはドバイにある「ブルジュ・ハリファ」で828m。
2番目が632mの「上海中心」(中国)。ということはプリンはビルじゃないけど世界2位を上回ることになる。
さて、ともかくこの超特大プリン(直径:1,526m/高さ:678m)は果たして全人類(80億4,500万人)を幸せにすることができるのか?
まずはどんだけデカくとも、全人類が<たったひとつのプリン>に一斉に群がることができるのか冷静に考えるべきだろう。
無理。
ともかく有史以来最低最悪のグッチャグチャになり、生き延びられたら奇跡くらいのレベルになると思う。
もし群がれたとしても、地球のある一点に80億4,500万人が集まってしまったら地球そのものが壊れてしまうかもしれない。
でもきっと策はある。
<全人類の幸福>を簡単に諦めてはいけない。
人々が傷つけ合わず、地球を傷つけず、等しく分け合うためにはどうすればいいのか?
整然と、お行儀よく並ぶしかない。
きっとできる。
だってインスタ映えかなんか知らんけど、そういうアホみたいな景色、普通にめっちゃ見るやん?
超特大プリンの円周は約4,792m(=直径:1,526m×円周率3.14)だから、単純に考えれば1m幅の列を4,792列、放射線状に作れることになる。
1列に並ぶことのできる人数は約167万8,840人(=80億4,500万人÷4,792列)。
列の長さはひとり当たりのスペースが50?と考えると83,942,000?(=167万8,840人×50cm)、約839.4?。
京都御苑から北海道函館市までがおよそ865?だから、大体そんな感じの距離感でいいんじゃないだろうか。
なるほど。
さすがは演歌界の大御所・北島三郎。
はるばるきたぜ 函館へ〜♪ はこのことを予見した歌だったのか。
プリンを「女」に置き換えるあたり実に昭和っぽい。
さて、分け合い方は先頭から後ろへと順繰りに食べやすい「Bigプッチンプリン」サイズのプリンを手渡してゆくのが妥当だろう。
後ろが好きな人なら、さりげなく話しかける絶好のチャンスだ!
ワンアクションにつき1秒と考えても列の最後の人(167万8,840人目)に届くまでの所要時間は1,678,840秒、約27,981分、約466時間、約19.4日。超特大プリンのひとり当たりの分け前は、前回の検証によりはじき出された606個だから(→★)、単純にこの作業を606回繰り返したとしても約11,756日(=19.4日×606回)、約32年。
もうこれ以上計算する気力はないが、実際の工程はもちろんもっともっと複雑だ。
たとえば労働基準法上、<労働時間が 6時間を超え8時間以下の場合は少なくとも45分、8時間を超える場合は少なくとも1時間の休憩を与えなければならない>と決まっていたりするしね。
どうあれ、まずプリンが腐る。
腐ったプリンを食べ続けることにより、大量の人が酷い下痢、食中毒、腹痛、虫歯などの諸症状に苦しむことになる。
だから幸せにはなれない。ていうかたぶん死ぬ。
また手渡しを過度に繰り返すことによって懸念されるのが酷い手首の腱鞘炎だ。
想像に過ぎないが最終的には手首がもげると思う。
だから幸せにはなれない。ていうかやはり死ぬ。
そのほか貧血、熱中症、凍傷、糖尿病、メタボリックシンドローム、臓器不全、コミュニケーション不全、メンタルの崩壊、暴動、宗教間の争いなどの要因により、人類は死滅への道をまっしぐらに突き進むことになるだろう。
結論、地獄。
Q氏、失敗。
でも失敗してもだいじょうぶ。
またイチから(人類)やり直そうぜ!
木ノ戸
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西谷君の昭和歌謡の知識は尋常じゃない。
今、昭和歌謡がブームっぽいけど、西谷君の中では当時から今までずっとブームが続いてるんだと思う。
もう10年以上前、あまりのヘンタイ記憶っぷりに、やはり記憶だけで京都市バスの行き先、乗り継ぎ案内をするQ&XLの『京都人力交通案内』に倣い、「こんな雰囲気の、あの懐かしい昭和歌謡なんやったっけ?」というモヤモヤに答える『昭和歌謡ウロ覚え案内』を仕事にしてみたのだが、ほとんど需要がなかった……と言うか西谷君のヘンタイ記憶サービスを利用したのは同い年で、同じく昭和歌謡好きの僕だけだったかもしれない。2人で何やってたんだか……。
けれど時が経ち、時代は変わり(変化が早すぎる!)、今では鼻唄だけで曲名が分かってしまうスマホアプリが重宝されているらしい。昭和歌謡限定にはなるが、スウィング公共図書館を訪れた際には人間アプリ、西谷君の『昭和歌謡ウロ覚え案内』をぜひ利用してみて欲しい。時々「知らへん」とか言うし、スマホで簡単に調べるよりずっと面白いから。
そう言えば昭和歌謡の巨人、作詞家・阿久悠氏が2007年に亡くなったとき、西谷君は一篇の詩を書いた。
まだうたをききたかった
とてもいい詩だ。
こんな真っ直ぐな気持ちってあるだろうか。
最近の西谷君は、たいていの登場人物がなぜか(文字通り)丸裸になってしまう『昭和歌謡レコジャケシリーズ』を描いていて、作品は現在、「京都市中部障害者地域生活支援センターにしじん」(京都市上京区)と「ゆっくりcafe もこもこ」(京都市左京区)の2ヶ所に展示されている。
「にしじん」は相談機関、「もこもこ」はカフェです。
ぜひ懐かしくてヘンタイ的な昭和歌謡の世界を味わってください。
木ノ戸
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★ゆっくりcafeもこもこ
京都市左京区高野竹屋町37 フルフィルたかの
?:090-3872-6841
・詳細は下記URLよりご覧ください。
・展示時間は3月末までとなります。
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2024年2月21日(水)午前9時。
この日からゴミコロリ担当を任された私はいきなり決断を迫られていました。
というのもこの日は朝から微妙な空模様。
ゴミコロリは「雨の日は延期」となっているのですが、天気予報では「(開催時間帯の)午前中は降っても小降り」、実際9時時点では降ってない…。
「いける!」と判断し皆に開催を伝え、10時頃に準備が整ったところで急にしっかりめの雨が…。
「延期すると色々めんどくさいしなあ…」という私の下心を神様が見透かしていたかのようなタイミングの良さ(悪さ)に、新入りヒーローとしての私の心はあっさり折れてしまい、急遽少人数になったメンバーの先導をパイセン沼田ブルーに任せて雨中のゴミコロリスタート。
「雨だとゴミブルーのスーツもいつもより重く感じるなぁ…(といっても着るの2回目ですが)」などと私が思っている間もパイセンブルーはいつものように堂々としたヒーローぶり。
急な電話にも余裕で対応します。頼もしい…。
濡れないよう傘を差しだす増田ブルーの細やかな配慮も流石です。
先輩方に早く追いつけるように私もがんばります…。
いつもは楽しい休憩タイムも雨の中だとテンションも上がらず…。
結局集まったゴミはこれだけ…。
「これだけのために収集に来てもらうのも申し訳ないし」ということで、実は翌週もちょっとだけコロったんですが、その時の写真を撮ってもらうのも忘れてるし…。
色々グダグダすぎてうっすい内容になってしまい申し訳ありません。
次回からはもっとがんばります!
次回は第3水曜日(3月20日)が祝日のため1週間前倒しで3月13日(水)開催予定。
参加希望の方は私までご連絡ください。
→Mail:nishi@swing-npo.com(担当:西武雄)
町に溢るるゴミある限り、我らの戦い終わりなし。
拾うはゴミでも心は錦、見た目は青でも心は真っ赤。
嗚呼、さすらいのゴミ野郎、嗚呼、我らゴミコロレンジャー!
西
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・現在スウィングでは常勤スタッフを募集中です。
・詳しくは下記ブログをお読みください!
2024.02.08 Thursday
★新スタッフ(生活支援員/女性)募集のお知らせ
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仕事終わりに歯医者に行って、待合室の端っこの椅子に座ると右側に全身が映る大きな鏡があった。
そこにいたのはもちろん僕で、けれど右耳に白い綿棒が挟まっている。
耳に突っ込まれていたわけではなく、ちょうど職人が鉛筆を耳に挟むような感じで。
思い出した。
就寝中に耳栓をするので(かゆくなるので)毎朝起きたら綿棒でホジホジするクセが僕にはあって、でも今朝はいつも以上に慌ただしかったのですぐにホジホジせずに一旦右耳に挟んで保留して、他のことを優先したのだ。
そしてホジホジを忘れたままスウィングに行き、朝っぱらから西川君と西君に日曜日に行った<ARTISTS' FAIR KYOTO 2024>で感じまくった(ものすごく控えめに言って)違和感をひとしきり聞いてもらい(後日書くかもしれないし書かないかもしれない)、朝礼に出て、スウィングに来てくれた顧問社会保険労務士さんと経営上の真面目な話をし、昼休みには昼ごはんを食べながらXLと京一さんとあちゃみちゃんとボードゲームに興じ、午後からは西川君、あやちゃん、ちょくちゃんと<相談室相談室>と名づけた定例ミーティングをおよそ90分。終礼に参加して、4月から改悪される制度を読み込みながら、それと闘うようにスウィング独自のマニュアルをつくり、歯磨きをしたあと18時に予約していた歯医者の定期検診にやって来て、およそ10時間前から右耳に挟んだままの綿棒にようやく気づいたというわけだ。
その間、ここに書いた以上にたくさんの人と接し、普通に話をした。
そういや出勤後いちばん最初にしたのはnacoさんの詩への批評とアドバイスだった。一篇の詩を書き上げるためnacoさんと僕はもう2週間以上同じようなやり取りをしている。分かりやすいものを書こうとせず、自分自身をもっと掘り下げ、nacoさんだけが感じた感情や情景を表して欲しい。でも真剣なやりとりを交わしながら、終始右側にいたnacoさんは僕の右耳に挟まれた真っ白な綿棒には全く触れず仕舞いだった。
※ nacoさんこと宮川尚子さんは「第28回NHKハート展」に入選しました!
https://www.nhk.or.jp/heart-net/event/art/history/work28/
誰にも害を及ぼさない、たかだか綿棒では物足りなかったのだと思う。
普通のお箸でも微妙なラインっぽいから菜箸(さいばし)か銀ピカのフォークかスプーンだったら、あるいは綿棒が耳に突き刺さってダラダラ血でも出ていたなら、誰かが「挟まってるよ」と教えてくれたかもしれない。
意図して髪を切ったことに気づいたら「切ったんだね」と言うけれど、意図せず挟まった綿棒には「挟まってるね」なんてわざわざ言わない。ともかく綿棒が耳に挟まってる程度では誰も気に留めないスウィングという場所を手前味噌ながらあらためて「ええとこやなあ」と思う。どんな状況でも“言いそうな”あちゃみちゃんやちょくちゃんが、運良く左側にいたという幸運(?)もあったのだろうし、スウィング内部の人ではない社労士さんや歯医者の受付の人は「前が開いてますよ」が言いにくいように、言いたくても言えなかったのかもしれないが。
先週の木曜日、<Swing鼻クソRADIO>の収録で沼田君が話したのは「服装の多様性を認めるドラッグストアが、わざわざ店舗入口前にそのことを掲示していることの違和感」だった(→★)。
詳しくはここでは書かないのでよければ聴いてもらいたいが、そんなもんをわざわざ広報しなければならないのだとしたら、スウィングには予め伝えておかなければいけないことがたくさんあり過ぎる。
制服の強制なんて論外。
制服しか認めない学校に綿棒を耳に挟む自由……というか失敗なんて絶対に認められないだろう。
誰が、どんな格好をして生きようが自由だ。しょうもないことをいい大人が寄ってたかって正論にして、自分自身の不安を自分より弱い者にぶつけるな。弱い者を利用するな。
服装だけじゃない。
みんなと同じじゃないと生きていけないとか、同じじゃないといいことないなんて大ウソだ。<違う>のに<同じ>を目指した挙句に己自身の不安もますます増すばかりって、とっくに気づいてるクセに気づいてないふりをするな。押しつけた<同じ>に苦しんでいる子どもたちを見て見ぬふりするな。
……気候の変化が激しいせいかガチガチになってしまってる腰も痛くなってきたし、何を言いたいのか分からなくなってしまった。
ともかく綿棒をうっかり耳に挟んで1日を過ごしたけど誰にも干渉されず、特に特別でも劇的でもなく普通に過ごせて良かったなあ、そしていろいろ考えてしまったなあ、そんなことよりさっさと風呂入って耳栓して早く寝て、翌朝綿棒でスッキリしなはれやという話です。
木ノ戸
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・現在スウィングでは常勤スタッフを募集中です。
・詳しくは下記ブログをお読みください!
2024.02.08 Thursday
★新スタッフ(生活支援員/女性)募集のお知らせ
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現在スタッフ(常勤/女性)を募集しているのだが、ほとんど反応がない。
今回ひさしぶりにハローワークに求人を出して以降、毎日のように電話はかかってきている。
が、<働きたい人>ではなく人材派遣や人材紹介、有料求人サイトからの営業電話が99%……。
おかしい、どこか様子が違うと思って諸先輩に相談すると、京都内外を問わず、それぞれに人集めに苦慮していることを知った。
もちろん僕が相談する人も偏ってはいるだろうが、すんなり事が進んでいるところは全くなかったと言っていいくらい。
いろいろあってものすごく慎重になっていることもあり、僕の文章がうるさすぎるせいからかなあと思っていたが、(それもあるかもしれないけど)どうやらもう<昔のまんま>では通用しなくなっているのが当たり前のようだ。
これまではブログやSNS、公にはハローワークの募集でなんだかんだ人は集まっていたので奢ってしまい、時代の変化に全くついていけていなかったようだ……。 ハローワークからも「企業PRの動画をつくりませんか?」なんて、これまで聞いたこともないお誘いを受けたから、あちらはあちらで何かしら状況を変えるために必死なのかもしれない。
スウィングもやり方を変えてゆかなければいけないが、これまでの方法が全くダメというわけでもないのでここに募集内容を再掲します。
とても居心地のいい、働きやすい職場だと思います。
たとえばキャリア15年を超えるスタッフがぜんぜん偉そうじゃないし、<利用者/スタッフ>の役割を超えて助け合いの文化が根づいているし、1日最低3回は本気で笑えそうだし、昼寝の時間はあるし残業はほぼないし、かといって<楽>するための甘い職場かと言えばそうではないし。ただ普通の福祉施設とは違うだろうから合う、合わないは激しいのかもしれない……ってPRになってるんだかどうなんだか。
ともかく興味ある人、またいい人がいれば是非よろしくお願いします!
木ノ戸
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★ 募 集 要 項 ★
[職種・募集人数]
・生活支援員(常勤/女性):1名
※ 女性利用者のサポート充実の必要性から女性限定とします。
[勤務地]
・スウィング(生活介護事業所)
京都市北区上賀茂南大路町19番地
[業務内容]
・利用者の日中活動(絵画等のアート制作)のサポート
・利用者の生活上の必要なサポート
・各種記録の記入
・利用者の送迎
・その他
[資格・必要な技能等]
・普通免許(送迎車の運転等に必須)
・Word、Excelの基本的操作ができること。
・採用から3ヶ月間の試用期間があります。
※ デザインスキルや展示企画に自信・経験のある方、歓迎!
[給与等]
・月給:241,000円以上
※ プラス処遇改善手当の支給あり。
[勤務日・勤務時間・休日・休暇]
・勤務日:月曜日〜金曜日
・勤務時間:8:30〜17:30
・休日:土曜日・日曜日・祝日(イベント時は出勤、振替休日あり)
・休暇:年末年始に5日程度/有給休暇・慶弔休暇など
[その他待遇]
・社会保険・労働保険完備。
・賞与あり(ただし財政状況等により支給できないことがあります)
[勤務開始予定日]
・2024年3月中旬〜4月1日(応相談)
[採用の流れ]
・1次審査【書類・面接】→(合否判定)→2次審査【現場審査(日数は応相談)】→(合否判定)
[ご応募・お問い合わせ(担当:西川)]
Tel:075-712-7930
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「もうパンツをはかないようにする」
と言ったのは、マリファナを下着に隠し持ち逮捕された勝新太郎。
今後、同じ事件を起こさないための苦肉の策。
これ以上の謝罪の言葉は見つかりませんが、
ゴミコロ支部ブログ掲載が遅れましたこと、心よりお詫び申し上げます。
すべて私(河原)の不徳の致すところでございます。
12月に気持ちをタイムスリップさせてご一読くださいませ…!
2024年2月現在、全国各地でゴミコロリを展開するゴミコロ支部は28支部。
拾っても拾っても補充されるゴミと戦う仲間たちからのゴミコロレポート(2023年12月分)をご紹介します。
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【京都/西山ケミックスさんからのゴミコロレポート】
【KES啓発活動×ゴミコロリ】
今月も川沿いのゴミ拾い!
タバコのゴミが目立ちました。
【神奈川/NPO法人新さんからのゴミコロ・プチコロレポート】
【第58回ゴミコロリ】
12月8日(金)に『第58 回ゴミコロリ』を実施し、とても良い天気で楽しくできました。
色んなゴミが落ちていたけど、いつも通り一番落ちていたのは煙草の吸殻でした。
可燃ごみは45リットル1袋、不燃ごみは30リットル1袋でした!
【第37回プチコロリ at スポGOMI大会 in磯子】
12月16日(土)に磯子区が主催の『スポGOMI大会in磯子』に参加しました。
なんと、1位のチームは1時間で8kg以上のゴミを拾っていました!
20チーム中、11位だったけど、とても楽しかった(^^♪
【第38回プチコロリ】
12月22日(金)に第38回プチコロリを実施しました。
浜マーケット店主様達にお世話になったお礼と、来年も宜しくお願いしますと挨拶してきました。
今日は、可燃ごみ30リットル1袋、不燃ごみ30リットル1袋でした。
【岐阜/岐阜サンビルさんからのゴミコロレポート】
岐阜県サンビル支部の報告です!
12月17日
岐阜柳ヶ瀬サンデービルデイング
時折小雪舞い散る中
ゴミコロせず
サンタ?となり
子どもたちにプレゼントを配り
なんか違わない?
いやいや違わない?
気にしない、気にしない
そんなクリスマス前の活動でした❗️
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支部の皆さん、お疲れさまでした!
さてさて、卒業シーズンが近づいてまいりました。
私もこの度「ゴミコロ支部担当」を卒業することになりました。
パンツははいていますが、もうブログ掲載が遅れることはないでしょう。たぶん。
次回からは西ブルーにバトンタッチ!
よろしくお願いします。
「ゴミコロリ」に賛同し、ともに「ゴミコロリ」を行ってくれる個人・団体さん(ゴミコロ支部/現在28支部)随時募集中!
「ゴミコロ支部」募集の詳細はコチラをご覧ください!
→http://garden.swing-npo.com/?eid=1400553
町に溢るるゴミある限り、我らの戦い終わりなし。
拾うはゴミでも心は綿、見た目は青でも心は真っ赤。
嗚呼、さすらいのゴミ野郎、嗚呼、我らゴミコロレンジャー!
(河原)
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Qちゃんがこんな詩を書いて朝礼で読み上げた。
でも本当にそうだろうか? そんなんでみんなが幸せになれるんだろうか?
まず、東京ドーム1,000個分には一体何個のプリンが並べられるのかを計算してみる。
プリンと言えば「プッチンプリン」。
どうやらカスタードプリンではないらしいのだが、人類の幸福がかかっているのだからこの際細かいことは関係ない。
そして「プッチンプリン」にもいくつかの種類があるが、Qちゃんが食べているのは小さな3個パックではなくって、絶対コンビニとかによく売ってるBigの方だと思うからそっちにする。
東京ドームの敷地面積は公式サイトより46,755?。だから1,000個分だと46,755,000?(4,675万5千?)。
平方メートルを平方センチメートルに換算するにはなんか知らんけど10,000をかければいいらしいから、467,550,000,000㎠(4,675億5千万㎠)。
プッチンプリンは上面と底面で直径も面積もちがうのは知ってるけど、人類の幸福がかかっているのだからこの際細かいことは関係ない。底面の方(=蓋の方、カラメルついてない方)で計算する。
Bigプッチンプリンの底面直径は9?だから、面積は63.6㎠(半径4.5?×半径4.5?×円周率3.14)。
これが東京ドーム1,000個分にいくつ並べられるかというと、東京1,000(4,675億5千万㎠)をプリン1(63.6㎠)で割って、7,351,415,094個(73億5,141万5,094個)。
……いや、ちがうぞ。
プリンのような丸っこいものは、どれだけ頑張ってギチギチに並べても必ず隙間が生まれるが、この計算ではその隙間もプリンで埋まることになる。無理に隙間を埋めようとしたらグッチャグチャで目も当てられず、食べる前から食欲が失せ、「しあわせになる」どころか人類全員で不幸な気持ちになってしまうだろう。
でも隙間の面積の求め方が全く分からないし、分かったとしても相当めんどくさそうだから「人類の幸福のために隙間も出血大サービス!」と考え、この問題は無視することにする。
さあ、人類の幸福までもうすぐだ。
73億5,141万5,094個を2023年の世界人口8,045,000,000人(80億4,500万人)で割ると……
ひとり0.91個!?
しょーもな!
絶対にやらなくていい大阪万博の比じゃないくらい大層やのに、ひとり1個も食べられへんやん!
どんだけ人件費かかる思てんねん!
これで人類の幸福って言える? 隙間サービスやめたらもっと減るよ?
だって創造主Qちゃんの幸福イメージは「うむ、やっぱり食べ過ぎないくらいがちょうどいい」ちゃうやろ?
絶対「ああ、もうお腹いっぱい、これ以上食べれない、幸せ…… ムニャムニャ……」の感じやろ?
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<ここまでの計算>
? 東京ドーム1,000個分面積
・東京ドーム1個分面積:46,755 ?×1,000個=46,755,000?(4,675万5千?)
・4,675万5千?×10,000=467,550,000,000㎠(4,675億5千万㎠)
? プッチンプリン1個分面積
・半径4.5?×半径4.5?×円周率3.14=63.6㎠
? 東京ドーム1,000個分に並べられるプッチンプリンの数量(隙間サービス込み)
・4,675億5千万㎠÷63.6㎠=7,351,415,094個(73億5,141万5,094個)
? 人類ひとりが食べられるプッチンプリンの数量
・73億5,141万5,094個÷80億4,500万人=0.91個
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
思わず問い詰めると「う〜ん。そこまで考えてなかった」と創造主。
が、ここで僕の計算自体に複数の人物から異議が唱えられる。
「東京ドーム1,000個分って、そういうことじゃないんじゃないか?」
「面積に対して小さなプリンがいくつ並ぶかじゃなくって、東京ドーム級の超特大プリンが1,000個って意味じゃないのか?」
なにー!? そういう考え方もあったのか……。
急いでQちゃんの詩を読み返すとほんまや、「東京ドーム千個分の、プルンプルンとした。超特大の、カスタードプリン」って書いてある。
ごめんなさい、間違ってました! 計算し直します!
東京ドームの容積は公式サイトより1,240,000㎥(124万㎥)。
つまりこれが「プルンプルンとした。超特大の、カスタードプリン」1個分。
だから1,000個分だと1,240,000,000㎥(12億4千万㎥)。
立法メートルを立法センチメートルに換算するにはなんか知らんけど1,000,000(100万)をかければいいらしいから、1,240,000,000,000,000㎤(1,240兆㎤)。
見たことない、とにかくすげー数字。
今度こそ人類の幸福が近づいてきた気がする。
これを2023年の世界人口、8,045,000,000人(80億4,500万人)で割ると、ひとり154,133㎤。
ちょっとよく分からない。これがプッチンプリンだと何個分になるのか?
プッチンプリン1個の容積は面積のときと同じ考え方で直径9?の円柱として計算。
床面積63.6㎠に高さ4?をかけると254.4㎤。
ということは何個?
154,133㎤(人類ひとり当たり容積)を254.4㎤(プッチンプリン1個分容積)で割ると605.86……
ひとり606個!??
腹が張り裂けるわ!!
完全に新規の地獄やないか!!!
それに80億4,500万人が1,000個の超特大プッチンプリンに群がって食べるっていうことはよ?
1個あたり804万5千人がギッチギチやで?
ギッチギチでプリンむさぼり食い続けて次々に腹が張り裂けて……「しあわせが一番イイ」?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<ここまでの計算>
? 東京ドーム(=超特大プッチン)1,000個分容積
・東京ドーム(=超特大プッチン)1個分容積:1,240,000㎥×1,000個=1,240,000,000㎥(12億4千万㎥)
・12億4千万㎥×100万=1,240,000,000,000,000㎤(1,240兆㎤)
? 人類ひとりが食べられるプッチンプリンの容積
・1,240兆㎤÷80億4,500万人=154,133㎤
? プッチンプリン1個分容積
・床面積63.6㎠×高さ4?=254.4㎤
? 人類ひとりが食べられるプッチンプリンの数量
・154,133㎤÷254.4㎤=606個
? 超特大プッチン1個に群がる人間の数量
・80億4,500万人÷1,000個=804万5千人
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創造主の想像は「とうにょうびょうの、人間にとってはLv99の超危険です」だけ正解だったようだ。
もはや糖尿病は関係ないけどな……。
木ノ戸
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・現在スウィングでは常勤スタッフを募集中です。
・詳しくは下記ブログをお読みください!
2024.02.08 Thursday
★新スタッフ(生活支援員/女性)募集のお知らせ
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国道162号線(周山街道)沿いに、珍しい<いのししラーメン>を食べられる「キャプテン」というお店がずいぶん昔からある。昔から162号線が好きだから(京都に来てはじめて住んだのも162号線沿い)何度か行ったことがありメチャ美味しいねん……というような話をしていると、アート会長が「食べに行きたい」と。
「じゃあ行きたい人で食べに行こう」と希望者を募って車を走らせたのが昨日の昼。スウィングから車で約1時間。<いのししラーメンを食べに行く>という仕事。いい。とてもいい。 猪肉や鹿肉の餃子やライスをプラスで頼む人もいたが、そりゃあ全員いのししラーメンを注文(スープは醤油、味噌、味噌とんこつ、塩の4種類から選べる)。
僕は「一生感動 一生青春」の精神を都合よく持ち出し、肉満載の<いのししチャーシューメン>に初チャレンジ。意外にクセがなくデリケートな味わい、でも豚や牛とは違う独特な深い風味がある……とかなんとか分かったような能書きを垂れながら、ともかく「旨い旨い」と皆あっという間に平らげてしまった。満足し切ってお会計。
僕の番が来て「いのししチャーシューメン」と言うと「870円になります」。いやいや安すぎる。それは普通のチャーシューメンのお値段ですよね。間違えてますよ。
「いや、チャーシューメンじゃなくって、いのししチャーシューメンの方です」
「あ、いのししの方だった? もっとちゃんと聞けばよかった、ごめんなさいね」
僕だけ器が白かったので「みんなのは黒くてカッコいいなあ」なんて言ってたのだが、そういうことだったのか。
でも僕は普通のチャーシューメンを<意外にクセがなく、デリケートな味わい、でも豚や牛とは違う独特な深い風味>を堪能しながら、それも半額以下の価格で、いのししチャーシューメンとして食べることができたのだ。
メチャ恥ずかしかったが、幸福な舌を授けてくれた両親に心から感謝。
それにみんなが「また行きたい」と言ってたのでまた行ける。
木ノ戸
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2024.02.08 Thursday
★新スタッフ(生活支援員/女性)募集のお知らせ
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なぜか京都市営バスの路線系統を(ほぼ)丸暗記しているQ&XLのヘンタイ記憶を駆使し、観光客やお困りの方にベストな行き方、乗り継ぎをご案内する京都人力交通案内「アナタの行き先、教えます。」。
去る1月22日(月)に実施した第80回(北野天満宮+二条城編)において、私は2人のヘンタイ記憶の凄まじさをあらためて目の当たりにしたのだった。
その方はテクテクとガラガラの「二条城前」バス停に向かって歩いてきて、困っているのか困っていないのか、ちょっと読めない表情を浮かべながら我々のそばに立った。
別に困っていなければ「だいじょうぶです」と言われるだけ。「どこに行かれますか? お困りですか?」と軽く話しかけてみると、「乗るバスは分かるんですけど、他の質問してもいいですか?」とこれまで聞いたことのないクエスチョンが飛び出した。
もちろんですとも。
答えられない質問以外は全てお答えしますとも。
「ここのひとつ手前に『堀川御池』バス停ってあるんですか? いつも見つけられなくってあるのか、ないのか。今日も見つけられなかったから、このバス停まで歩いて来たんです」
なるほど、そういうお悩みなのですね。
そしてあるはずのバス停が見つからないことに若干キレてますね。
その方が話しながら広げてくれた路線図をのぞき込むと、確かに「二条城前」の手前に「堀川御池」と書いてある。ハッキリと書いてある。でも僕は「ありますね〜……」としか言えず、そこから先へは進めない。
さあ、出番だ! ヘンタイQ&XL!
「ある!」
「ある!」
さすが力強い! やっぱりあるんだね!
でもあるかないかは路線図を見たら一目瞭然で、この問いの本質は既に「『堀川御池』バス停はどこにあるのか?」に変わっているのだよ。
こうなると少々困ってしまった様子のふたり。ここから数百メートルは離れた場所にあるバス停の位置を伝えるのに指差しでは無理だから、ピンポイントの指定が必要だ。どこ? どこ? 分かる?
集中し、脳内に蓄積された膨大なヘンタイ記憶の神経回路を駆け巡る2人。
遂に「あ」と思いついた様子のQが、その未知なるポテンシャルを発揮する。
「建物の前!」
分かっとるわ!!
その建物が何かを知りたいの!!
「そうや! 建物の前!」
XL、お前もか!!
なんでそこで通じ合えんねん!!
衰え知らずの京都人力交通案内は、もうすぐ12周年を迎える。
木ノ戸
※ この後、具体的な建物名(京都市中京区総合庁舎=中京区役所)まで分かり、お伝えできました。確かに路線図分かりにくい……。
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2024.02.08 Thursday
★新スタッフ(生活支援員/女性)募集のお知らせ
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January 22, a warm winter day and the first 京都人力交通案内of2024.
“Kristin’s heavily pregnant, so let’s go somewhere that’s close by and not too busy to make it easier for her. How about 北野天満宮? There must be kids going there to pray to pass their school entrance examinations at this time of the year.”
1月22日、暖かい冬の日、そして2024年の最初の京都人力交通案内。
「クリスティンが妊娠しているので、近くて忙し過ぎないところに行こう。北野天満宮はどう? この時期、合格祈願に行く子もいるはずだ」。
Thanks Q! How thoughtful of you.
So we arrived, located the toilet (recently a very important place for both Kristin and XL), took a group photo, then headed to the nearest bus stop.
ありがとう、Q! なんて思いやりがあるんだろう。
私たちは北野天満宮に到着し、トイレ(最近、クリスティンにとってもXLにとっても非常に重要な場所)の場所を確認し、集合写真を撮った後、最寄りのバス停に向かった。
But… Nobody. There’s almost no one using this bus stop who visited 北野天満宮神社 today.
The main customers at this bus stop are local grandmas and grandpas who appear right before the bus arrives (and buses don’t arrive all that often), so they must know the time schedule well. Everyone else seems to be taking taxis.
Although I was moved by Q’s thoughtful suggestion, there’s nothing for us to do here, and so we decide to change locations and go to 二条城.
しかし・・・誰もいない。今日北野天満宮神社を訪れた人で、このバス停を利用している人はほとんどいない。
このバス停の主な利用客は、バスが到着する直前に現れる地元のおばあちゃんやおじいちゃんたちだから(バスはそんなに頻繁には到着しない)、時刻表をよく知っているのだろう。それ以外はみんなタクシーを使っているようだ。
Qの気の利いた提案に感動したものの、ここでやることはないので、場所を変えて二条城に行くことにした。
The 二条城 parking lot is usually full of tour buses, but today there seems to only be one.
HOT bus. “High-quality Overseas Travel”. Really??
二条城の駐車場はいつもツアーバスでいっぱいだが、今日は1台だけのようだ。
HOTバス。「High-quality Overseas Travel」。リアリー??
Just as I’m wondering how a bus managed to drive to the island country of Japan from overseas, we arrive to the 二条城前 bus stop, and again, there is no one here.
海外から日本という島国まで、どうやってバスが走ってきたのだろうと不思議に思っていると、二条城前バス停に着いた。そしてまた、ここには誰もいないみたい。
When someone heads towards the bus stop, the boys, waiting anxiously for a potential bus passenger, approach them right away like a swarm of bees.
誰かがバス停に向かうと、バスの乗客になりそうな人を心配そうに待っていたボーイズは、蜂の大群のようにすぐに近づく。
From then, slowly but steadily bus passengers increased, and although there were relatively few people to help with directions, there were a few other requests.
それから徐々に、しかし着実にバスの乗客が増え、案内をする人は比較的少なかったが、他の依頼がいくつかあった。
One person began to interview XL and Q (“Is it okay to ask a question about something other than bus directions? How long have you been doing this?”).
ある人はXLとQにインタビューをしていた(「バスの案内以外のことを質問してもいいのですか? 何年やっているんですか?」)。
One frustrated person explained how they couldn’t find the bus stop before 二条城前, so she walked all the way here .
Please look forward to Kinoto wanting to write another article about the exchange between her, Q and XL.
「二条城前」の手前にあるバス停が見つからなくて、わざわざここまで歩いてきたと悔しそうに話す人もいた。
彼女とQ、XLのやり取りについては、木ノ戸が別の記事を書きたいそうなのでお楽しみに。
Today’s 京都人力交通案内 in the middle of January was warm and relaxed, and apart from giving occasional directions, it was fun to be able to make and hear some small talk with strangers. Next month will surely be cold, so I wonder where 京都人力交通案内 will go!
1月中旬の今日の京都人力交通案内は、暖かくリラックスした雰囲気で、時折バス案内をする以外は、見知らぬ人たちと世間話をしたり聞いたりできて楽しかった。 来月はきっと寒くなるだろうから、京都人力交通案内はどこへ行くのだろう!
kristin
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2024.02.08 Thursday
★新スタッフ(生活支援員/女性)募集のお知らせ
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スウィング(生活介護事業所)は本年1月1日より株式会社NPOを新たな運営法人とし、再出発しました。
★2024.02.06 Tuesday
【『DIVERSITY IN THE ARTS PAPER vol.14』掲載:株式会社NPOつくりました】
http://garden.swing-npo.com/?eid=1401140
株式会社NPOでは、このたびスウィングの新スタッフ1名(常勤/女性)を募集することとなりました。
以下<募集要項>となりますが、女性利用者のサポート充実の必要性から、女性スタッフ限定の募集とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします!
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★ 募 集 要 項 ★
[職種・募集人数]
・生活支援員(常勤/女性):1名
※ 女性利用者のサポート充実の必要性から女性限定とします。
[勤務地]
・スウィング(生活介護事業所)
京都市北区上賀茂南大路町19番地
[業務内容]
・利用者の日中活動(絵画等のアート制作)のサポート
・利用者の生活上の必要なサポート
・各種記録の記入
・利用者の送迎
・その他
[資格・必要な技能等]
・普通免許(送迎車の運転等に必須)
・Word、Excelの基本的操作ができること。
・採用から3ヶ月間の試用期間があります。
※ デザインスキルや展示企画に自信・経験のある方、歓迎!
[給与等]
・月給:241,000円以上
※ プラス処遇改善手当の支給あり。
[勤務日・勤務時間・休日・休暇]
・勤務日:月曜日〜金曜日
・勤務時間:8:30〜17:30
・休日:土曜日・日曜日・祝日(イベント時は出勤、振替休日あり)
・休暇:年末年始に5日程度/有給休暇・慶弔休暇など
[その他待遇]
・社会保険・労働保険完備。
・賞与あり(ただし財政状況等により支給できないことがあります)
[勤務開始予定日]
・2024年3月中旬〜4月1日(応相談)
[採用の流れ]
・1次審査【書類・面接】→(合否判定)→2次審査【現場審査(日数は応相談)】→(合否判定)
[ご応募・お問い合わせ(担当:西川)]
Tel:075-712-7930
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「NPO様〜、NPO様〜」
大真面目な雰囲気漂う銀行で、奇妙な名を呼ぶ行員がいる。何か変だなと思っていると呼ばれているのはどうやら僕らしい。「株式会社NPO」をつくるとどうなるか? 「株式会社様〜」ではわからないので「NPO様〜」なんて呼ばれ、株式会社なのになぜかNPO感は極限まで高まることになる。不思議だ。そしてかなり照れ臭い。
2006年、僕は仲間とともにNPO法人スウィングを京都・上賀茂に設立。障害のある人ない人およそ30名が働く福祉施設「スウィング」の事業運営を通し、世にはびこる「べき」「ねば」や既存の価値観を揺るがせながらさまざまな市民活動を展開してきた。根底にあるのは息苦しい社会をほんのちょっとでも柔らかく、生きやすくしたいという願いだ。
17年。何かを得るのにも失うのにも十分な時間だろう。まるで交通事故のような思いもよらない事態に直面したNPO法人スウィングは2023年3月に解散。
けれどそのとき、失意のなかではじめて気づいたのだ。市民活動はNPO法人だけにしかできない特権なのだろうか。それはただの名であり型であり、正に<世にはびこる「べき」「ねば」や既存の価値観>への囚われに過ぎないのではないか。できるよ! NPO法人じゃなくったって全然できるよ!
株式会社NPOは福祉施設「スウィング」とともに、これからも変わらず市民活動を続けてゆく。僕たちはNPO法人を憎んでいるわけでも、ましてや馬鹿にしているわけでもない。むしろその精神を引き継ぎながら現実を生き抜くため、一見ふざけた名前の新たな組織を“どうしても”必要としたのである。
※ この文章はフリーペーパー『DIVERSITY IN THE ARTS PAPER vol.14』より転載しました。
________________________________________
木ノ戸昌幸(きのと・まさゆき)
1977年生まれ。株式会社NPO代表取締役。元NPO法人スウィング理事長。福祉施設「スウィング」を運営し、既存の仕事観・芸術観を揺るがす創造的実践を展開中。単著に『まともがゆれる』(2019/朝日出版社)。
]]>🄫Keiko KURITA
神奈川県平塚市にある<障害のある人が活躍するあらゆるクリエイティブ活動を行うアトリエ>「嬉々!! CREATIVE」。
このネーミング、天才じゃなかろうか。
「嬉々」だけでもだいぶめでたいのに更に「!!」。
ともかく喜ばしい感じっちゅーか、色々ありまくるけどとにかく明るく生きよう! という強い意思みたいなのがガンガンに伝わってくる。
それに「クリエイティブ」って<自分発で言うたら恥ずかし過ぎるシリーズ>の最高峰だ。
スウィングではこのシリーズについて本日2時間ほどディスカッション(「話し合い」って言え!)したのだが、「クリエイティブ」の恥ずかしさを上回ったのは「カリスマ」だけであった。
たとえば<自称:カリスマ美容師>。むしろそんなん自称できる強靭な精神力に嫉妬心を覚えてしまうくらい圧倒的に強い。
「クリエイティブ」とドッコイドッコイとみなされたのが「意識高い系」。
なぜ自分から「意識が高い」なんて言えるんですか? それに大体「意識」ってなんなんですか? 「意識不明」のあの「意識」か? 漠然とし過ぎて全く分からないので具体的に何を意識し、尚且つそれが高いと判断できる客観的根拠を最低2つ述べてみよ!
が、「嬉々!! CREATIVE」の場合、そのネーミングの妙によって「クリエイティブ」がこれっぽっちも恥ずかしくなく、つまり<自分発で言うたら恥ずかし過ぎるシリーズ>共通の問題点、「カッコいいでしょう?/イケてるでしょう?」という超人的な押しつけがましさが微塵も漂っておらず、振り切った潔い言葉がひたすら明るくポップに、嬉しがりながら直撃してくるのである。
これが「障害者総合支援法」というガチガチの法律に基づく福祉施設の名称であることも驚きだ。
なんてクリエイティブ!!!
展覧会のことを書くつもりが、出だしから大幅に方向性を見失ってしまった。
2月6日(火)から「嬉々!! CREATIVE GALLERY & CAFE」(神奈川県平塚市明石町14-8)にて開催される展覧会『ポエマーの集い』に、スウィングより向井久夫とヒマワリが参加します! ということが書きたかったんです。
「嬉々!! CREATIVE」の北澤桃子さんは、先ごろ「やまなみ工房」の山下完和さんとスウィングに来てくれて向井久夫展を見てくれて、尚且つ向井さんとヒマちゃんのことを書いたブログ(→★)を読んでくれて、そうしてお誘いをしてくれました。
ヒマちゃんにとってははじめての展覧会出展ということもあり、とても喜んでいます。
※ 山下完和さんと3月2日(土)に対談します(展覧会『共棲の間合い』関連イベント)。
※ 詳細、お申込みは下記URLより!
→ https://inclusion-art.jp/archive/event/2024/20240302-232.html
詩という表現にはスウィングでも長らく取り組んできましたが、何を詩ととらえるか? ってホントに自由。
きっと予想外の詩世界が広がっていることでしょう。ぜひぜひご来場下さい!
木ノ戸
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★詳しい展覧会情報は「嬉々!! CREATIVE」のSNSから!
・Instagram:https://www.instagram.com/kiki_creative2022
・Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100078694852931
・WEBサイト:https://www.kikicreative.jp/
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向井久夫 Mukai Hisao
1960年生まれ。2011年よりスウィングに所属し詩作を開始。人生の深い悩みを吐露したかと思えば抜群のバランス感覚で下ネタを綴る。2022年11月、初詩集『すきなように』発刊。闘病の末、2023年10月7日永眠。
ヒマワリ Himawari
2001年生まれ。2020年よりスウィングに所属。2024年1月現在約800名に及ぶイマジナリーフレンドを全員描くという計画があるが多すぎて追いつかない。横溝正史による金田一耕助シリーズの熱烈なファン。一番好きな作品は『犬神家の一族』。
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先日、コロ・ナカムラがマスクを新調したことを書いた(→★)。
もちろん1月17日水曜日に開催された「第183回ゴミコロリ」でコロ氏はギラギラに張り切っていて、出発前の自己紹介では「新コロ・ナカムラです!」と勝手に名前を変えてしまっていた程である。
しかしながらコロ氏のマスク新調を遥かに上回って参加者をどよめかせたのが、数年前「小学生に嫌なことを言われた」という理由で突如引退したコロリンQ(もちろん正体はQ)の復活だ。
懐かしい、メガネオンマスクという独特の風貌はやはり存在感がギンギンに際立っている。
しかしそんな個性過剰な格好を自ら選んでおいて「小学生に嫌なことを言われ」引退してしまうとは何たる矛盾、何たる理不尽だろうか。
ゴミブルーが子どもたちと和やかな交流ばかりしていると思われていたらそれは大間違いで、彼らは「中身はおっさん/おばさん」と分かる年頃になると、生き生きとした表情で「ゴミ捨てマン」だとか「ゴミ人間」だとか言ってヒーローを揶揄し、ひどい時にはスーツを脱がして中身を出そうと襲ってきたりするんである。
それが子どもってもんだ。
分かっているのか、コロリンQ。
我々はそんなんも含めて「交流」と呼び、めげずに「ヒーロー」と主張し続けてきたのだぞ。
ま、でも、とにかく復活おめでとう。
そして心の危険を感じたら出来るだけ遠ざかるようにね、また引退しなくて済むように。
1月中旬だというのに、上着いらないんじゃないかと感じるほどに暖かなゴミコロ日和。
2人に加えてデスコロイヤーXLも同グループとなり、ゴミコロレスラー×3とゴミブルー×4、ヒーローだらけの行列はさぞかし、すれ違う人たちの目を引いたに違いない。
もともと設定が曖昧なまま、いつの間にか、内部的にもさほど盛り上がることなくデビューした感が否めないゴミコロレスラーたち。
ゴミブルーほどのヒーローっぽさがないどころかむしろ悪役っぽくもあり、その上マスクは被りたくっても「パフォーマンスをしよう」という意識がさらさらないメンバーが揃っているせいか、子どもたちにワーキャー言われることもほとんどない。
が、この日は少々様子が違った。
デスコロイヤーXLは小さなゴミコロレンジャーたちのゴミ退治をサポートし、覆面ヒーローレスラーの大パイセン、タイガーマスクと子どもたちの触れ合いを彷彿とさせた。
コロ・ナカムラは途中立ち寄った公園で持ち前の積極性を発揮し、「ゴミブルーと握手がしたい」子どもたちと半ば強引に交流を図っていた。
私はただのオッサンの手をしたコロ氏との握手に躊躇していた子どもたちの真っ当な姿を見逃してはいない。
そんな中、15年に及ぶゴミコロリ史上に残る、奇跡のような瞬間が訪れる。
ある女の子、最初ははじめて見る青々しい我々に驚き、涙を流していた小さな女の子が、だんだんと(奇妙な中高年期を送る大人たちとの)距離を縮め、なんと、なんと、事もあろうにコロリンQに向かってこう言ったのだ。
「わたしもなりたい」
なんという、なんという素敵な感性の持ち主なのだろうか……。
ほとんどのちびっ子たちが、分かりやすくヒーローっぽい外見をしたゴミブルーに惹きつけられる中、マスクオンメガネの、ヒーローとしての認識が極めて難しいコロリンQに、ピンポイントで憧れを抱くなんて。
何より子どもの一言に傷つき長らく活動を休止し、ようやく復帰したコロリンQにとって、どれほど嬉しい瞬間だっただろう。
もちろんコロリンQの表情筋は全崩壊。
ウフフフフフと押し殺したようなオッサン声で静かに喜びを爆発させ、何やら女の子とひと言ふた言、丁寧に言葉を交わしていた。
見たことのない、そしてもう二度と見れないかもしれない光景に湧く一同。
私の脳裏に浮かんだのは缶コーヒーBOSSの名コピー、「このろくでもない、すばらしき世界」だ。
ホントだ、その通りだ。
見事復活を遂げたコロリンQと、そんなコロリンQになりたい女の子、ありがとう。
次回「第184回ゴミコロリ」は2月21日(水)の開催予定。
参加希望の方は担当・西(実は今回ゴミブルーデビューしていた新スタッフ)までご連絡ください!
町に溢るるゴミある限り、我らの戦い終わりなし。
拾うはゴミでも心は錦、見た目は青でも心は真っ赤。
嗚呼、さすらいのゴミ野郎、嗚呼、我らゴミコロレンジャー!
木ノ戸
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★展覧会『共棲の間合い -「確かさ」と共に生きるには-』&関連イベント詳細
https://inclusion-art.jp/archive/exhibition/2024/20240210-178.html
★ウォーミングアップ企画詳細
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年の瀬・・・
ゴミブルーの視線の先は今年の汚れか、来年のポイ捨てか、、、
昨年12月20日(水)「第182回ゴミコロリ」を実施しました。
しかし、年の瀬にかまけてブログを書き忘れ、今更ブログを書いています。
というわけでゴミブルーとみおた君のアクロバティック対決の写真を中心にサクっとお伝えします!
まずは「滑り台」対決。
みおた君、ミサさんに気付かれることなくスムーズに滑り降りています。
続いてゴミブルー。
子ども用の滑り台ですからだいぶ無理がありますね。
続いては「用水路」対決。
流れてくる発泡スチロールをタイミング良く拾い上げます。
ゴミブルー、長年のキャリアが光りますね。
その様子をじっと観察するみおた君。
みおた君、先ほどのゴミブルーを参考にさっそく挑戦です。
「ああ、怖い!」
過保護なゴミブルーはたまらず助けてしまいます。
ゴミブルーの心配をよそに対岸へ飛び移ります。
過保護ブルーは4人がかりで見守ります。
「モウ、ヤメテー!!」
過保護ブルーの悲鳴をよそにギリギリを攻めまくる男。
こちらでもぴょーん!!
用水路沿いをタッタッター。
それに続けとゴミブルー。
中腰が少しツラそうです。
疲れが見え始めるゴミコロリ終盤。
最後の力を振り絞って溜まったゴミを集めます。
若いゴミコロレンジャーに引っ張られるようにアクロバティックなゴミ拾いを繰り返したゴミブルー。
改めて現役バリバリを示すことが出来ました。
まだまだイケるぜ! ゴミブルー!
次はどんなアクロバットゴミ拾いを見せてくれるのでしょうか。
町に溢るるゴミある限り、我らの戦い終わりなし。
拾うはゴミでも心は錦、見た目は青でも心は真っ赤。
嗚呼、さすらいのゴミ野郎、嗚呼、我らゴミコロレンジャー!
沼田
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★ゴミブルーと一緒に渋谷を綺麗にしよう!
★展覧会『共棲の間合い -「確かさ」と共に生きるには-』ウォーキングアップ企画、出張ゴミコロリ in 渋谷(2月3日実施)は以下URLよりお申し込みいただけます!
https://inclusion-art.jp/archive/event/2024/20240203-241.html
★展覧会『共棲の間合い -「確かさ」と共に生きるには-』&関連イベント詳細
https://inclusion-art.jp/archive/exhibition/2024/20240210-178.html
★ウォーミングアップ企画詳細
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スウィングが2008年からアホみたいに毎月続けている清掃活動「ゴミコロリ」には、「まち美化戦隊ゴミコロレンジャー」(全員ゴミブルー)以外に「ゴミコロレスラー」というヒーローたちが登場している。
でも「基本、マスクが悪役っぽい」「おじさんの目とか鼻とか口がハッキリと見えている」「その割には思い切り服を着ている」などの理由によりイマイチ人気が出ず、また認知度も上がらないという状況が長年続いており、改善の見込みもない。
そんなゴミコロレスラーの中でも歴代最恐との呼び声が高いのが故「向井コロ夫」。
あまりにも普通のおじさんがただマスクを被り、淡々とゴミコロリをこなしてゆく様子がヤバすぎたと言われている。
さすがは向井さんだ。
そして次点に挙げられるのが「コロ・ナカムラ」。
昨年末だったか、コロ・ナカムラの正体であるアッキーより「マスクがメチャクチャ。ワタがボロボロ」との分かりやすい苦情が入ったので見てみると、約1秒で「マスクがメチャクチャ。ワタがボロボロ」であることが確認された。
なるほど。
それでミョウチクリンな被り方になっていたのか。
コロ氏は向井コロ夫と違ってフレンドリーなキャラクターなのだが、そのフレンドリーさが逆に怖いと身内である僕たちさえも感じていたのは、「マスクがメチャクチャ。ワタがボロボロ」だったからのようだ。
何でも物はそうだがマスクは突然ダメになるのではなく、だんだん傷んでゆくので誰も気づけなかった。
悪かったね、コロ・ナカムラっていうかアッキー。
年明け早々、マスクを新調っていうかネットで購入。
コロ氏はバキバキに喜んでスウィング中を駆け回り、僕たちはまるでオーダーメイドのような目、鼻、口の出具合(出具合?)に驚く。
ピッタリすぎてウソみたいで、ますます長期間に及んだ「マスクがメチャクチャ。ワタがボロボロ」状態を申し訳なく思う。
そんなわけで新生コロ・ナカムラは、今週17日水曜日開催の「第182回ゴミコロリ」、そして2月3日(土)の「出張ゴミコロリin 渋谷」(展覧会『共棲の間合い -「確かさ」と共に生きるには-』ウォーミングアップ企画)にも登場します。
(僕もそうだけど)まだ怖い……って思う人はきっと冬の寒さのせいで心が荒んでるんだよ。
コロ・ナカムラが温めてあげるから、ぜひ会いに来てね!
木ノ戸
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★展覧会『共棲の間合い -「確かさ」と共に生きるには-』&関連イベント詳細
https://inclusion-art.jp/archive/exhibition/2024/20240210-178.html
★ウォーミングアップ企画詳細
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新たな1年がはじまった。
スウィングは株式会社NPOの運営となったが、予定どおり、あるいはNPO法人時代と変わることなく、これまで通りの活動を続けている。
たとえば昨日はもう第41回目となる、一銭にもならない(でもとても大切な)「東九条ゴミコロリ」にゴミブルーたちが参加してきたし、今日は一銭にもならない(でもとても大切な)「こどもの日」にやって来てくれた子どもと一緒に『Dr.スランプ アラレちゃん』のDVDを見てゲラゲラ笑っていた。もちろん多くのメンバーは毎日毎日ほぼ一銭にもならない(でもとても大切な)絵や詩の創作に励んだり励まなかったりしている。
非営利法人であろうと営利法人であろうと関係ねー。肝心なのは形ではなく、何がやりたくって現に何をやるかなのだ。
そこだけそこだけ、大事なことだけ大事にしたい。
厳しく、苦しい時間がほとんどだった昨年だったが、東京都渋谷公園通りギャラリーのお誘いを受け、未来の希望のように進めてきた企画がある。
2月10日(土)からはじまる展覧会『共棲の間合い -「確かさ」と共に生きるには-』。
折元立身さん、酒井美穂子さん、村上慧さんと共に出展し、そこではスウィングが非営利法人であろうと営利法人であろうと関係ねー、大切に続けてきた仕事の数々が展示される。
会期を前に1月13日(土)からゾクゾク開催されるウォーミングアップ企画も興味深い。
スウィングはまずは2月3日(土)、清掃活動「ゴミコロリ」を渋谷で行い、その後ギャラリー内で「Swing鼻クソRADIO」の収録を行う(いずれも要・事前申込)。
すごい。どちらも、全くもって別にやらなくてもいいことだ。
京都を飛び出し、東京を含めた各地でゴミコロリをしたことは何度もあるが、基本誰にも頼まれず、勝手に堂々とやってきた。地元ですらそう。アートプロジェクトと称したことも一度もない。洗練されたデザインのフライヤーに掲載されても揺るぎなくダサいのがいい。
そして<Swing鼻クソRADIO>を東京渋谷のギャラリーで収録することの圧倒的違和感。
しかしタイパだのコスパだのクソやかましい世にあって、時間もお金もムダにして「鼻クソみたいにどうでもいいことを話す」というのは案外まともな行為なんじゃないかと思わないでもわけでもない。と今思った。
★<Swing鼻クソRADIO>はコチラから! →★
会期中にも関連イベントが盛りだくさん。
スウィングは3月2日(土)のトークイベント「山あり谷あり、それぞれの道のり」(スウィング代表の木ノ戸昌幸氏とやまなみ工房施設長の山下完和氏による対談)、4月6日(土)の似顔絵ワークショップ(Qの型破り似顔絵「アナタのその顔、メカにします。」とXLの超デフォルメ似顔絵「もしもアナタがプリミティヴだったら。。。」)に登場する(いずれも要・事前申込)。
世の中、お金じゃないなんて綺麗ごと。
でもこんな息苦しく残念な世界の中で、綺麗ごとぐらい言わないでどうする??
あまりにも窮屈な社会の規定値を拡張するため、スウィングが日常的に大切にしてきた事々を、展覧会という非日常の場で見せてもらえることが嬉しい。
目にはハッキリと見えにくいが、日常と非日常はいつも繋がっている。
展覧会、会期前のウォーミングアップ企画、会期中の関連イベントともども、ぜひご来場・ご参加ください!
木ノ戸
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★展覧会『共棲の間合い -「確かさ」と共に生きるには-』&関連イベント詳細
https://inclusion-art.jp/archive/exhibition/2024/20240210-178.html
★ウォーミングアップ企画詳細
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クリスマスイヴイヴの夜、夜中に大泣きした。
涙が溢れ出して止まらなかった。
夢の中で陸上競技の何かの種目で従来の記録を0.01秒更新し、世界新記録を叩き出したのだ(現実にはないっぽい妙な距離を走った気がする)。歓喜の中、さまざまな感情が押し寄せてきたか?
いいえ、200%感謝しかありませんでした。
これ全方位、全世界に対してちゃう? くらいの勢いでとめどもなく「ありがとう! みんなありがとう!!」が溢れ出してきて、涙が泉のように湧き出てきて止められなかったんです。
リアルに偉業を成し遂げた人たちがほとんど例外なく、まるで決まり事のように感謝の意を表しまくる理由が、(経験してないけど)経験してみて「ああ、こういうことだったのか」と、はじめて心の底から理解できた。むしろ思いを伝えきれず、言葉の限界にもどかしさすら感じてしまうのが実際なのだろう。
世界記録を出すなんて、どれだけ願おうが努力しようが誰もが手にできる現実ではない。
五輪で金メダルを取れるのもメジャーリーグでプレーできるのも、才能なのか、才能に加えた努力なのか、ただの運なのか偶然なのか、理由なんて分からない。僕は大谷翔平選手の活躍にフィーバーしていたひとりだが、彼の移籍を巡ってお金にまつわる話題がバカバカしいくらいにフィーバーしているのを見て少々白けてしまった。
またカネか、けっきょくカネか、ほしいけど。
(経験してないけど)経験してみて分かったが、あの感謝感涙の大フィーバー、至福の時間は1,000億円あったって絶対に買えやしない。でも夢はタダ。しかも夢は夢だけど、夢を見てる間は夢って分からないんだからそれが現実なのだ……んにゃ、現実とは言えないまでも”現実みたいなもん”なのだ。え? なんの努力してない? いやいや、だからなんの努力もせずに世界記録出しちゃう方がスゴくない? ほんま日本人は努力、努力、努力が好きでんな。
……と熱く力説しても、現実世界の人間共のなんてつまらないこと。ヘラヘラ人を小バカにしたような表情を浮かべるだけで誰も共感も称賛もしてくれないので、溢れる感謝の念なんてどこかに消し飛んでしまった。現実も夢みたいなもんなのに。「一期は夢よ ただ狂え」って言うじゃない。
とは言え確かに現実は厳しい。とりわけ今年は間違いなくスウィング史上新記録の激しく厳しい1年だった。
情報や誘惑や流行に惑わされず「何が大事なのか?」「何を大事にすべきなのか?」を見極め、来る年はこれまで以上に地道な歩みを重ねてゆきたい。スウィングは明日で仕事納めですが、僕は一足先に今日で納めます。2024年もスウィングをどうぞよろしくお願いいたします!
ゆく年くる年、良い夢を。
木ノ戸
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2023年も間もなく終わろうとしています。
今年も1年ゴミコロリ、がんばりました!
支部の皆様もお疲れ様でした。
2023年12月現在、全国各地でゴミコロリを展開するゴミコロ支部は28支部。
拾っても拾っても補充されるゴミと戦う仲間たちからのゴミコロレポート(11月分)をご紹介します。
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【京都/西山ケミックスさんからのゴミコロレポート】
【KES啓発活動×ゴミコロリ】
今月も川沿いのゴミ拾い!
今回もゴミの量が少なかったです!
【神奈川/NPO法人新さんからのゴミコロレポート】
【第57回ゴミコロリ】
11月24日(金)に『第57 回ゴミコロリ』を実施し、とても良い天気で楽しくできました。
煙草の吸殻等の本当に細かいゴミが多くて、可燃ごみは45リットル1袋、30リットル1袋、 不燃ごみは30リットル1袋でした!
【岐阜/岐阜サンビルさんからのゴミコロレポート】
岐阜サンビル支部
活動報告です!
11月18日日曜日
岐阜市柳ヶ瀬商店街
沢山の人、人、人
今回はどんなゴミがあるのかと
楽しみながらゴミコロリ
まずはマスクと共に10円
処理代金なのか?
次は名刺数枚
仲の悪い人との名刺交換なのか?
派手なお嬢様もいらっしやる(古着屋さん)
幸せな親子も沢山訪れます
岐阜市柳ヶ瀬 サンデービルディング
遊びに来てね❗️
【岐阜/放課後等デイサービスげんきあっぷさんからのゴミコロレポート】
岐阜県関市
放課後等デイサービスげんきあっぷ支部の報告です❗️
可愛い😍女子たちによるゴミコロリ
(女性職員含む)
施設の周りからいつも遊びに行く公園まで楽しくコロリました❗️
素早くゴミを見つけ
上手にトングを使えるようになりました
嬉しい笑顔が伝わる良い時間でした❣
【愛媛/青藍学舎さんからのゴミコロレポート】
11月に行ったゴミコロの様子です!
タバコの吸い殻が目立った11月でした‥😨
「いかんねー」と言いつつも、率先してゴミを拾う子どもたちでした。
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支部の皆さん、お疲れさまでした!
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
「ゴミコロリ」に賛同し、ともに「ゴミコロリ」を行ってくれる個人・団体さん(ゴミコロ支部/現在28支部)随時募集中!
「ゴミコロ支部」募集の詳細はコチラをご覧ください!
→http://garden.swing-npo.com/?eid=1400553
町に溢るるゴミある限り、我らの戦い終わりなし。
拾うはゴミでも心は綿、見た目は青でも心は真っ赤。
嗚呼、さすらいのゴミ野郎、嗚呼、我らゴミコロレンジャー!
(河原)
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なぜか京都市営バスの路線系統を(ほぼ)丸暗記しているQ&XLのヘンタイ記憶を駆使し、観光客やお困りの方にベストな行き方、乗り継ぎをご案内する京都人力交通案内「アナタの行き先、教えます。」。
去る11月24日(月)、我々一行は2023年最後の……になるはずだったのがそうはならなかったのは、濃密すぎる嵐山の人口密度とあからさまな観光シーズン価格の駐車料金にひいてしまったからだ。
まあスゴい人、人、人。
土日がヤバいことは知っていたが、「月曜日はさすがにだいじょうぶだろう」と油断してしまった。目的地に近づくにつれ、通常はすんなり通れるはずの道路が渋滞し、通りたい道も通行止めになっちゃったりで通れない。
ともかくやるか! と何とかいつもの駐車場に向かうと「2,000円」の表示。おいおい通常の2倍!? そんな跳ねる??
まあ1日いるんだったら払えないお金じゃないが、実は我々が活動するのは毎回90分程度(概ね午後2時から午後3時半)。90分で2,000円ちゅったら、30分約700円。ムリムリムリムリ。
で、他の駐車場も見事に2,000円で統一してたし、バス停に並ぶ人の数も尋常じゃないから今日は止めにしよう、でも煮え切らないから仕切り直して改めて今年を締めくくろう、と迎えたのが3週間後の12月15日月曜日、我々がひっさしぶりにやって来たのは「祇園」だった。
はじめて言うと思うし誰も興味ないと思うが、我々にとって祇園は「とっておき」の場所だ。
基本、屋外にあるバス停で活動する我々の天敵は「雨」。
暑すぎる8月はやらないと決めてるし、寒すぎる時には暖かい服を着ればいい。
でも雨ん時はねー、傘さしてやるわけにもあかんし濡れるのも嫌だしーってなると、必要なのは「屋根」。
ほんでね、長年の活動の結果ね、安定的な屋根があり、安定的な需要(=迷い人)があるのが祇園なのね。
でね、そんでね、雨ん時のとっておきとして大事にし過ぎた結果、滅多に行かない場所にもなってしまって、更にはコロナ禍も相まって、もはや前回行ったがいつなのかも分からないくらいなのね。
調べてみると前回は2018年1月22日。
もう5年も前だ……。マジで5年も行ってなかったのか。その間にXLはガンになって、そして根治したというわけか。
5年という月日は長い。
ともかく嵐山のえげつない人口密度と駐車料金のお陰で訪れた5年振りの京都市営バス「祇園」バス停。
ABC3つある「のりば」のうちどこでもいいというわけではなく、やっぱり安定的な屋根と安定的な迷い人が期待できるのは「Bのりば」しかないよね。
5年前とは言え、身に沁みこませた記憶はクッキリとしている。
この日は修学旅行生や日本人観光客が多く、海外からの観光客はアジア圏の人がほとんどだったため、英語ペラペラ・クリスティンの出番は2、3回。 ほんで祇園からだと南方向にある京都駅に行きたいのに、あるいは北方向にある銀閣寺に行きたいのに我々が陣取った「Bのりば」で西行きバスを待っちゃってるという、のりば間違いの方々が大量発生していた。
総じて充実した案内で今年を締めくくれたのだが、どうしたってこれを語らずには終われない。この日美しい宝石のようにビカビカと輝いていた、XLのあの勇姿を。
もうこの活動をはじめて10年も経つというのに、まだ時々モジモジしてしまうXL。
この日も何やらスマホの画面を見ながらゴニョゴニョ相談している修学旅行生たちが彼の目の前に現れたというのに「なんか困ってるみたい」と、2メートルくらい離れた位置に立つ僕にゴニョニョ言う。
なんなんですか、そのおせっかいバリバリのルックスと真逆の消極性は。しかもかわいらしい子どもたちに対して。
苛立ちながら「聞いてあげてよ」と促すと、「どこ行くの?」とにこやかに話しかけるXL。
ほらあ、子どもたち一気に頼ってきてるやんかあ。誰がどう見てもおれよりQよりあなたが一番この仕事に向いてんだから、いい加減自覚持ってよね。
まあ永遠に成熟しないであろうこうした我々の関係性も、ひとつのチームワークなのかもしれない。
そんな景色の数分後。
XLが「あ、オシッコ行きたい」とふいに尿意をもよおす。
車を停めた(2,000円ではない)駐車場の近くに公衆トイレがあることは確認している。歩いてすぐっちゃすぐだけど、人混みの中を歩くのは面倒くさい。
その時だ。
ほとんど真裏にあった宝石店に威風堂々XLが突入し、「すみませーん! トイレ借りてもいいですかー??」と声を張って真っ向勝負を挑んだのは。
店の種類で区別するのもどうかと思うが、それはコンビニエンスストアのノリだろう。
折しも東京のどこそこで宝石店が強盗に襲われて大騒ぎになった数日後である。
もちろん慌てた様子の店員さんに丁重に断られはしたが、なんなんですか、さっきと別人のようなダイヤモンド級の積極性は。
ワオワオ! 息つく間もなく身動き取れへんくらい混んでるスターバックスもグイグイ攻めてますな……。
こうして2023年の京都人力交通案内「アナタの行き先、教えます。」は、「お手洗いは地下になりま〜す」って、人波を縫うように首をめいっぱい伸ばしてXLに応答してくれたスタバ店員さんの親切トイレ案内と共に幕を閉じたのであった。
次回、我々一行は新年1月23日(月)、京のどこかに出没する。
木ノ戸
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12月16日(土)、横浜のギャラリー『Goozen』で向井さんの話をしてきた。
作者が亡くなっても作品は残るというのは不思議なもので、とりわけそれが剥き出しの言葉(詩)の場合、なおさら胸に迫るものがあると思う。
死んでるのに生きているという感じ。
向井さんはもう死んでいる。でも言葉は変わらず生々しく目の前に在る。
生きているのか死んでいるのか分からないような気持ちになり、知ってはいたつもりだったが、これが作品は永遠に生き続けるということなのか、とはじめて実感……というより混乱した。
まだどういうことなのか上手く処理できないでいる。
まあ処理する気もないんだけど、これからも考え続けてしまうと思う。
トークイベントには知った顔、懐かしい顔、知らない方たち、いろいろな人が来てくれて盛況だった。
中でも向井さんが最後の時を過ごした病院の相談員さんが、わざわざ京都から駆けつけてくれたことには驚き、心底感激した。
一緒に話したあやちゃんは「向井さんがこの場にいたら、その辺に座ってると思います」と笑いながら端っこの床の方を見ていて、ホントにその通りだなと思った。
そこに普通に座っている向井さんの姿をありありと見た気がしたのだ。
それこそ向井さんが死ぬまで「横浜行けるかなあ」と楽しみにしていた展覧会。
向井さんが亡くなるずっと前に企画されたものなのに、『輪廻とラブレター』という詩的な展覧会タイトルが、現実的な力を伴って「これしかない」ぐらいに感じられたのは僕の個人的な体験なのだろうか。
違う気がする。少なくともあの日あの時間を共にした人たちにとっては。
僕が勝手に向井さんからのラブレターとして受け取ったのは、この『そら』という詩だ。
『そら』というタイトルは初期の頃から頻繁に使っていたけれど、この詩を読むのははじめて。
なんてカッコよくて優しい詩なんだろう。
降りたらダメなんですね。分かりました。飛んで飛んで飛び続けます。
展覧会『輪廻とラブレター』は12月28日(木)まで!
この日の様子もGoozenのInstagramで見られるようです。
木ノ戸
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★展覧会:輪廻とラブレター
・会期:2023年12月6日(水)〜28日(木)
・会場:Goozen -art and event space-
神奈川県横浜市南区六ツ川1-283
・営業:水・木・土・日曜日 13 : 00〜19:30
・tel:080-6559-8040
・Instagram:https://www.instagram.com/goozen6/
★雑誌『POPEYE』掲載:『Goozen(グーゼン)』という名のギャラリー。
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2023年12月8日金曜日、忘年会の日。
「あ」
ミサさんが朝っぱらからバス停の後ろにある、お蕎麦屋さんのメニューにうっとり見とれてるうちに忘れてしまったのは<バスに乗ること>だったようだ。
その集中力、仕事でもな! まあ今日、忘年会やしな!
「体温が36度5分なんですけど」
朝っぱらのスウィングに、心配そうに電話をかけてきたアート会長がうっかり忘れてしまったのは<一般的な微熱ライン>のようだ。
バリバリ平熱、健康やな! まあ今日、忘年会やしな!
いろいろあったよ、本当に。
いろいろいろいろ、いろいろいろいろ、忘れたいこと、忘れたくないこと。
でも、いつか「あの頃は大変やったなあ」と笑って振り返れるはずだ。
現に前の「あの頃は大変やったなあ」は(心はズキズキするけど)「よく乗り越えたなあ」みたいになってるし。
前の前の「あの頃は大変やったなあ」は(心はズキズキするけど)「ほんと若かったなあ」みたいになってるし。
だいたい人生に期待しすぎなのだ、最近の我々人類は。
とてもじゃないけど「生きてるだけで丸もうけ」なんて滅多なことでは思えない、悲しいかな、それが人生の本当ってもんだろう。
いろいろあるよ、本当に。
いろいろいろいろ、いろいろいろいろ、忘れたいこと、忘れたくないこと。
だからこそ、もっと良くなれ! なんて力まずに、目の前のリアルな世界にさざめく小さな出来事を喜んだり楽しんだり、その気持ちを目の前にいる大事な人たちに照れずに伝えたい。
人は皆、いつか必ず死ぬ。
死は人生の忘年会みたいなもんだから(そうなん?)、生きるってそんな綺麗なもんでもないんだから、濁りのない大切な気持ちは忘れてしまう前に、生きてる間に伝えないと。
木ノ戸
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★バリバリ平熱、アート会長からの贈り物。
★漫画『まち美化戦隊ゴミコロレンジャー 第2話』は絶賛世界配信中!
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The big problem in 上賀茂 Not enough trash.
Especially at the start of ゴミコロリwhen we depart from Swing, we search desperately for any little scrap or piece of anything on the ground.
Are you able to find trash in this picture?
上賀茂の大きな問題。それはゴミが少なすぎること。
特にゴミコロリの日、ゴミコロレンジャーたちは地面に落ちているどんな小さなクズやかけらでも血眼になって探します。
この写真の中のゴミを見つけられますか?
…If we zoom in, can you see it?
…拡大したら見えるかな?
It’s something like a small plastic sticker seal that is tied around a bag of mikans.
Often when coming across a small piece of trash such as this, a couple of people pounce at the opportunity to pick it up.
ミカンの袋を縛る小さなプラスチックのシールのようなもの。
こんなに小さなゴミなのにね、2、3人が飛びつくように拾うことがよくあるんです。
There are teeny tiny round metal pieces…
小さな丸い金属片…
Rectangular plastic pieces…
長方形のプラスチック片…
If we dig in the sand, can we find something bigger, better?
砂を掘れば、もっと大きくてマシなゴミが見つかるかな?
What about this? Isn’t a pencil shredding just a slice of wood after all?
It doesn’t matter, we want to fill our garbage bags, so we pick it up and throw it away.
これはどうなん? 鉛筆の削りカスって、ただの木の切れ端ちゃう?
そんなことはどうでもよくって、ゴミ袋をいっぱいにしたいだけ。拾ってまた捨てるだけ。
Melted gum… should we really be trying this hard? Are we so desperate?
溶けたガム... これも拾う? ほんとにこんなに頑張らあかんの? 必死にならなあかんの?
A pigeon’s feather. Can this be considered trash??
But isn’t it a piece of nature? Well, we are desperate so let’s pick it up…
鳩の羽。これゴミ??
でも自然の一部っちゃ一部じゃない? まあ、文句言うてる場合ちゃうさかい、拾ってまおう…
There is just not enough trash in the streets!
とにかく、ぜんぜんゴミがないの!
The above examples may help to illustrate why we so often enter deep into abandoned fields, farm paths, street gutters, and dirty canals.
私たちがなんでほったらかしの畑や道、側溝にまで足を踏み入れるのかわかったはず。でもね、いちばん好きなのは汚い用水路。
Because this is where we find prize gems (of trash). It’s trash heaven!!!
そこは宝物がいっぱいのゴミ天国だから!!!
There just may be someone out there who was nibbling on a cucumber while drinking a lemon sour, got a bit too tipsy and fell into the canal, dropping all of their trash into the water.
It must not have been a good experience. We’re glad we can clean up this mess for you.
レモンサワーを飲みながらキュウリをかじり、ほろ酔いになって川に落ち、ゴミを全部水に落としてしまった人がいるようですね。
死んでなければいいけど、このゴミたちに出会えて嬉しい。
Actually, it’s rather exciting/stimulating for us.
As well as for the kids who seem to enjoy to hang into canals and dive into gutters.
むしろこういうのがないとやってらんない。
子どもみたいにぶら下がったり、側溝に飛び込んだりするのが楽しいんだから。
Will there be trash anywhere besides the dirty, stinky canals and overgrown farm yards during the next ゴミコロリ? Would someone like the person described above help spice up other, more “normal” areas such as the side of the road?
次のゴミコロリでは、汚い川や荒れた畑以外にもゴミが落ちているでしょうか?
「レモンサワーを飲みながらキュウリをかじり、ほろ酔いになって運河に落ち、ゴミを全部水に落としてしまった人」は、(道路脇のような)もっと「普通」の場所を汚くする手助けをしてくれるでしょうか?
Well, let's hope the situation improves (by this we mean a trash increase) by December 20th, the next Gomikorori.
次のゴミコロリ、12月20日までに状況が改善されること(ゴミが増えること)を祈りましょう。
kristin
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★次回「第182回ゴミコロリ」は12月20日(水)の開催予定です!
★参加希望の方は担当・寺本までご連絡ください! →★
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寒〜い冬がやってきました。
2023年12月現在、全国各地でゴミコロリを展開するゴミコロ支部は28支部。
拾っても拾っても補充されるゴミと戦う仲間たちからのゴミコロレポート(気候のよかった10月分)をご紹介します。
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【京都/西山ケミックスさんからのゴミコロレポート】
【KES啓発活動×ゴミコロリ】
今月も川沿いのゴミ拾い!
比較的ゴミの量が少なかったです!
【岐阜/放課後等デイサービスげんきあっぷさんからのゴミコロレポート】
岐阜県関市放課後等デイサービスげんきあっぷ支部
暑い夏は活動自粛
「ゴミコロしたいな〜」とイケメン小学生の突然の一言
失礼ながらスタッフはゴミコロのことを頭から忘れておりました( ̄O ̄;)
そしていつもの公園まで楽しくゴミコロ
楽しげに喜ぶ姿に
スタッフ一同嬉しさと恥ずかしさ
子どもはやっぱり素晴らしい❗️
【神奈川/NPO法人新さんからのプチコロ・ゴミコロレポート】
【第36回 プチコロリ at 浜マーケット】
10月6日(金)に第36回プチコロリを行い、店主様達にプチコロリを再開する事を報告させて頂きました。
お散歩していた子供達が、プチコロリのお手伝いをしてくれました。
【第56回ゴミコロリ】
10月13日(金)の『第56回ゴミコロリ』を実施し、とても良い天気で楽しくできました。
3ヵ月ぶりのゴミコロリだったので、たくさんのゴミが落ちていて、可燃ごみは45リットル2袋、
不燃ごみは45リットル1袋でした!
【愛媛/青藍学舎さんからのゴミコロレポート】
10月もゴミコロに行って来ました!
今月はゴミがかなり多かった‥😫 (特にタバコの吸い殻 💦)
子どもたちに背中を見せられる大人でありたいですね✨
子どもたちはどんどん火バサミの使い方が上手になり、小さなゴミまで見落とさず拾ってくれていました😄
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支部の皆さん、お疲れさまでした!
「ゴミコロリ」に賛同し、ともに「ゴミコロリ」を行ってくれる個人・団体さん(ゴミコロ支部/現在28支部)随時募集中!
「ゴミコロ支部」募集の詳細はコチラをご覧ください!
→http://garden.swing-npo.com/?eid=1400553
町に溢るるゴミある限り、我らの戦い終わりなし。
拾うはゴミでも心は綿、見た目は青でも心は真っ赤。
嗚呼、さすらいのゴミ野郎、嗚呼、我らゴミコロレンジャー!
(河原)
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障害者は総じて「純粋無垢で清らかな存在だ」なんて思っている人がいたとしたら、先日Q氏が観光都市・京都の街中で見知らぬ外国人の何かしらの振る舞いに腹を立ててインネンをつけ、警察が出動するほどの大騒動となり、その後すべての外国人を否定するかのような差別的発言をスウィング内(だけであって欲しい)で繰り返し、そして恐らく「自分が応援していたオリックスバファローズではなく、阪神タイガースが日本一になったこと」によるイライラや不満や怒りがこれらの出来事の発端であろうことを知れば、一体どう感じるだろうか。
障害者はおしなべて「何をするか分からない危ない存在だ」なんて思っている人がいたとしたら、観光都市・京都の街中で見知らぬ外国人の何かしらの振る舞いに腹を立ててインネンをつけ、警察が出動するほどの大騒動を巻き起こしたQ氏が、その数日後にとあるバス停でどのバスに乗ればいいのか分からず困っている外国人を発見し、「どこに行くんですか?」と紳士的に声をかけ、さらに正しいバス乗り場まで彼らを連れて案内したこと、そしてこうした京都人の鑑みたいな親切をサラリと日常的に行っていることを知れば、一体どう感じるだろうか。
人間は多面的な存在だ。
それにしてもQ氏の多面性は過剰なまでにクッキリとしていて、振り幅がデカい。
もう20年近く日々を共にしているが、ややこしい人だなあと改めて思ってしまう(何度思ったことだろうか)。
僕は自分の人生のジェットコースターっぷりにウンザリしてしまうことが時々あるが、そんな時は「Qちゃんが乗ってるヤツよりは全然マシ!」と自分を慰め、励ましていることをここに告白する。
ごめんなQちゃん、せこくて失礼な利用の仕方をして。
人間の均質化や効率化やワケの分からん正義や正論が猛威を振るうこの世の中で、あなたのキャラクターや生き方はますます人間味にあふれて素敵すぎる。本当にそう思ってんねん。
でも、いい加減そういう生き方、疲れへんか?
「知ってる? ミニストップでローソンのカード使えへんのやで。
ローソンのカード使えるんはローソンと100円ローソンだけ」
ちょ、ちょっと待って。ちょっと落ち着こ。
なに言ってんの? なんでそんなコワいことドヤ顔で言えんの?
マジで頭だいじょ……いや、やっぱり50年の多面性過多人生の疲れがドっと出てるんちゃうか?
今日は人力交通案内も頑張ったことやし、今年ももうすぐ終わるし、晩ご飯でも一緒に食べてゆっくりしようや。
さあ飲も飲も。なに頼む?
「レモンチューハイのライム!」
え? なに? コワい。
「間違った。ライムチューハイのレモン!!」
まだなんにも解決してないよ!(見て、店員さんの顔!)
そんな多面的なチューハイはないし、なくていいんだよ!
木ノ戸
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昨年のちょうど今頃から僕はスウィングを休職した。
とはいえ最初はうまく休むこともできず、不安や焦燥に駆られて家にいることすらできなかったり、メールやLINEひとつにダメージを受けて下痢を繰り返したり、突然やって来る過呼吸や嗚咽によって夜中に目を覚ますこともあった。
多くの失敗をしてきたと思う。もちろん後悔も反省もあるが、あんな目に遭う筋合いはない。
でも起こってしまったことは起こってしまったことだ。
この世界はなんだって起きる。もっともっと酷い出来事が、平気な顔をして毎日毎日。
あれから1年。今でも当時の苦しさに追われることはたびたびあるし、スウィングが困難な季節を抜け切ったとは言い難い。
が、信じられる人たちと過ごせる日々は幸せだなと思う。
流す涙も全く種類が違う。狂ったような嗚咽ではなく、ひとりで泣くわけでもなく、山あり谷ありの日々を共に過ごしてきたからこそ流し合える優しい涙だ。
(何を話し合ったかは言いづらいけれど)昨日、ほぼ全員参加のミーティングの場でnacoさんは、ミサさんは「スウィングが無くならなくて本当に良かった」と、あちゃみちゃんは「もっともっとスウィングを良くしたい」と、京一さんは「スウィングしかない」と力強く言った。それらの言葉たちに、何人かの目に涙が浮かんでいた(「みんな」と言いたいところだけどそれはウソになる)。
先日、亡くなった向井久夫さんのお母さんから手紙が届いた。
向井さんがとても楽しみにしていた横浜の展覧会に「久夫の写真を持って、久夫の代わりに行って欲しい」といった内容だった(お母さんはご高齢だ)。お母さんの切実な願いであり、同時に向井さんの願いであるような気がした。
もちろん自腹だってなんだって行くつもりだったが、2人の生きた心に触れて涙がこぼれた。
手紙の内容を告げると、クソ忙しいのに「自分が担当するから出展の依頼を受けたい」と(向井さんの生前から)展示の準備を進めてきたあやちゃんはぶわっと泣いた。
『詩人・向井久夫 −愛と苦悩と下ネタの往復ビンタ−』展は、明日11月22日(水)をもって終了する(→★)。
12月6日(水)から『Goozen』(神奈川県横浜市)で開催される 『輪廻とラブレター』には12月16日(土)に向かうつもりだ。
できれば向井さんのこと、向井さんの詩のことを話せる時間をつくれればと思っている。
木ノ戸
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★展覧会:輪廻とラブレター
・会期:2023年12月6日(水)〜28日(木)
・会場:Goozen -art and event space-
神奈川県横浜市南区六ツ川1-283
・営業:水・木・土・日曜日 13 : 00〜19:30
・tel:080-6559-8040
・Instagram:https://www.instagram.com/goozen6/
★雑誌『POPEYE』掲載:『Goozen(グーゼン)』という名のギャラリー。
Bus stop C in front of Kiyomizu-dera. We went to this bus stop on the afternoon of October 31. It was almost always plump full of tourists (both foreign and Japanese), students on school trips, and some locals. It felt like we were running around non-stop from person to person or group to group, and mainly directing people to a different bus station.
清水寺前のバス停C。 10月31日の午後、今回の京都人力交通案内の舞台はこのバス停。国内外からの観光客、修学旅行生、そして地元の人たちで常にバス停はごった返していた。休む暇もなく来る人来る人へと走り回った。行き先を聴くとほとんどがそもそもバス停を間違っており、乗るバスの案内ではなく正しいバス停への誘導ばかりだった。
You want to go to Arashiyama? The 207 bus stops at B in front of the ward office. You want to go to Kyoto Station? Other side of the road, stop A. At one point, XL and I (Kristin) had to hold back a foreign couple desperately trying to get onto the wrong bus going in the opposite direction. “No, no, nooo! Don’t get on this bus!” as we pulled them out of the bus doors.
「嵐山に行きたいの?」
「207番のバスが区役所前のBに停まります。」
「京都駅に行きたい?」
「反対側のバス停Aです。」
ある外国人カップルは反対方向へ向かうバスに乗り込もうとしていた。
「no, nooo!! don’t get on this bus!!」
私たちは必死になって声をかけバスから彼らを引きずり降ろした。
A boy on a middle school trip, who must have felt nervous to approach this suspicious looking guy with a pink sign around his neck, managed to build up the courage and asked “Do you speak Japanese?” in English. I think the rest of the guidance was in Japanese (^.^)
修学旅行で来ていた中学生の男の子は、緊張した面持ちでピンクの看板を首から下げた怪しげな男に勇気を出して英語で「Do you speak Japanese?」と尋ねた。国籍不明の風貌だが男の子が話しかけたのは日本人である。もちろん日本語は話せる。
One foreign tourist had gone as far as to hire his own local tour guide, and even the guide couldn’t seem to find the way to their next destination. Not only did he get directions from theヘンタイ記憶チーム, he got a souvenir picture too.
ある外国人観光客はツアーガイドを連れていたが、そのガイドも次の目的地までどう行けばいいのか戸惑っていた。彼はヘンタイ記憶チームから道案内を受け、ちゃっかり記念写真もGETしていた!
Oh, might that tourist speak English? Who cares! Kristin will ask them where they are trying to go.
From Korean to English to Japanese to English… this feels messy, but we manage to find the best way for her to get across town.
「あ、あの観光客は英語が話せるかも! クリスティン、どこに行こうとしているのか聴いてみて!」
韓国語から英語に、英語から日本語に、日本語から英語に、、 少々ややこしかったが何とか伝わったと思う。
Overall, it was very busy and a lot of fun. We’ll come back one day,清水寺!!!
As long as the weather agrees, the next 京都人力交通案内 is to be held at 嵐山 on November 27, where we also hope to enjoy 紅葉!
全体的にとても賑やかで楽しかった。いつかまた来るよ、清水寺!!!
次回の京都人力交通案内は11月27日に嵐山で開催される予定です。天気が良ければ紅葉も楽しみながら!
kristin
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ふと、ちな本人はどう思っているのだろう? と気になって、「ちなって自閉症なん?」と尋ねてみる。
ちなは不躾な男に睨むような鋭い目つきを向け、いつもの独特の、断固とした口調で言い放つ。
「自閉症ちゃうな!」
強い。
彼女は少しの知識がありさえすれば、世間一般で言うところの「自閉症スペクトラム症」と簡単に分かるタイプの人である。
が、ちなは「私は私である」とはっきりと宣言している。
「私という人間を、そんなクソちっぽけな窓から眺めるのは止めんかい! お前はお前ちゃうんか? お前が自分をどう思おうと知らんけど私は私じゃ! ケツまくって顔洗って出直して、人のことはええから自分の人生もっかい真剣に見つめ直してみい!」と力強く言っている。……言ってるかな? 実はここまでは言ってないような気がするけど、ひょっとしたら言ってるかもしれないから、言ってる言ってる言ってる言ってる、言ってることにする。
「自閉症ちゃうな!」
ともあれこれこそが、本当だと思う。
人は、自分自身でも気づかないくらいに多面的な存在である。
分かりやすいものにばかり目を向けていては、そのすぐ隣や裏側にあるものにすら気づけない。
ある一面を軽んじていいわけでもないが、同時に一面はただの一面に過ぎない。
ことに「専門家」なんて言われる人たちは、「クソちっぽけな窓」から人間を見つめた気になって悦に入り、その人全部を決めつけてしまう傾向が強いようだ。
それはもはや悪癖とさえ言える。
ならば一度、そんな悪癖はきれいさっぱり捨ててしまった方がいい。
専門家ちゃうな!
木ノ戸
]]>10月18日(水)素晴らしい秋晴れの下、「第180回ゴミコロリ」が実施されました。
秋晴れに誘われたのか、一般参加者を含め総勢30名のゴミコロレンジャーが集いました。
2チームに分かれて出発です!
イチゴ。
ホウレンソウ。
ニンジン。
すくすく育ってほしいですね〜。
上賀茂にはまだまだ畑が多く残っており、季節の野菜の成長を観察するのも楽しみのひとつです。
「タスケテ〜」
!!久しぶりに参加したトモキ君に助けを求める声が聞こえます。
畑の中にあるゴミに手が届きそうで届かないゴミブルー。
このままでは畑がごみだらけに!!
颯爽と助けに現れたトモキ君!!頼りになるぜ!!
さあ、ゴミを拾ってゴミブルーにパス!!
ナイスキャッチ!!
さあ!そのままゴミブルーにパス!!
…‥
そやな。。。自分でゴミ袋に入れるよな。
さて、本日のメインイベントです!!
ご覧ください!水路に溜まった大量のゴミを!!
初参戦のミオタ君。
ヒラリと柵を越え、果敢にゴミに挑みます!!
ゴミブルーの心配を余所に…
水路の向こう側まで手を伸ばします。
さらに…
ワォ!! アクロバティック!!
見事な開脚でひとつ残らずゴミを拾い集めます。
ゴミブルーもそろそろ世代交代でしょうか…
さてそろそろ今回のゴミコロリも終盤ですが、素敵なお知らせです。
誰のオススメかわかりませんが、他にどんな最適地があるのか気になりますね〜。
頑張った我々をゴミコロリの神様はちゃんと見てくれていました。
…ぐ…ろり…あす…ぱー…ぽ…す…
まさか!!あの、ぐろりあすぱーぽすさんのキーホルダーをゲットできるなんて!!
好天に恵まれ、子どもたちの大活躍とともに幕を閉じた第180回のゴミコロリでした。
町に溢るるゴミある限り、我らの戦い終わりなし。
拾うはゴミでも心は錦、見た目は青でも心は真っ赤。
嗚呼、さすらいのゴミ野郎、嗚呼、我らゴミコロレンジャー!
沼田
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★次回「第181回ゴミコロリ」は11月15日(水)の開催予定です!
★参加希望の方は担当・寺本までご連絡ください!
]]>
ずっと知らなかったのだが、スウィング最年少ヒマワリと向井さんには意外な接点があったのだそうだ。
向井さんは昔から年長者らしく、若いスウィングメンバーをさりげなくフォローしたり何かと気にかけることが度々あったのだが、ヒマワリの場合は「チョコレート」で繋がっていたのだという。
「いつ来るか分からない」というミステリアスな部分が酷似している2人だから、会うこと自体ほとんどなかったんじゃないかと思う。向井さんは数少ない遭遇機会に「食べるか?」とヒマワリに小さなチョコレートを手渡し、そこにどんな感情のドラマが巻き起こったのか知る由もないが、その束の間がヒマワリにとって忘れられない思い出になった。
向井さんが亡くなった後すぐ、ヒマワリは手紙を書き、スウィングの壁面にある向井さんの写真の前に置いた。
お返しのチョコレートと一緒に。
そして最近、ヒマワリは熱心に詩を書いている。
Q氏は西谷君の影響により、向井さんはQ氏の影響により詩作をはじめた。
スウィングに詩という文化が根づき、また着実に受け継がれていることが嬉しい。
向井さん、知らぬ間に弟子をつくっちゃいましたね。
向井さんのご高齢のお母さんはわざわざ2度、介助の方と一緒にスウィングに足を向けてくれた。
展示を見たり詩集をたくさん購入してくださったが、思い立って映像をお見せしたら向井さんの朗読の声に涙を流しておられた。
もう一度声が聴けるとは思わなかった、と。
そろそろ展覧会『詩人・向井久夫 −愛と苦悩と下ネタの往復ビンタ−』を終了しようと思う(→★)。
スタートしておよそひと月半。向井さんが逝って早1ヶ月。
遠方近隣からの来場者も落ち着き、またこれからも世に出し続けたい作品のコンディションも気になる。
向井さんは「そんなん、どうでもええやん」と言うに違いないが、あなたもう書けないんだからちょっと黙っといてください。
そんなわけで『詩人・向井久夫 −愛と苦悩と下ネタの往復ビンタ−』は会期残り約2週間、11月22日(水)をもって終了させていただきます。
12月には神奈川県横浜市のギャラリー『Goozen』で開催される『輪廻とラブレター』展への出展が決まっており、ぜひぜひ関東方面にお住まいの方は足を運んでください。向井さんがとても楽しみにしていた展覧会です。
死は強い。
向井さんの新作が生まれることはもう二度となく、彼が遺した比類なき言葉はますます輝きを増す。
スウィングはこれからも向井久夫の言葉を伝え続けます。
木ノ戸
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★展覧会:輪廻とラブレター
・会期:2023年12月6日(水)〜28日(木)
・会場:Goozen -art and event space-
神奈川県横浜市南区六ツ川1-283
・営業:水・木・土・日曜日 13 : 00〜19:30
・tel:080-6559-8040
・Instagram:https://www.instagram.com/goozen6/
★雑誌『POPEYE』掲載:『Goozen(グーゼン)』という名のギャラリー。
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ゴミコロリにうってつけの季節ですね!
2023年11月現在、各地でゴミコロリを展開するゴミコロ支部は28支部。拾っても拾っても補充されるゴミと戦う仲間たちからのゴミコロレポート(遅れましたが9月分)をご紹介します。
【京都/西山ケミックスさんからのゴミコロレポート】
【KES啓発活動×ゴミコロリ】
今月も川沿いのゴミ拾い!
敷地の外まで出ていた草刈りも行いました!
【神奈川/NPO法人新さんからのゴミコロレポート】
【第55回ゴミコロリ at 磯子まつり2023】
9月24日(日)の『第55回ゴミコロリ at 磯子まつり2023』をゴミイエローだけで行いました。
ゴミは全然落ちていなかったけどお祭りに来ていた子供達が、『先生がゴミイエローの名刺持ってたよ。』 や、『焼き芋屋さんに絵が貼ってあるの知ってるよ。』など、色々教えてくれました。
涼しくなってきたので、来月からは皆さんと一緒にゴミコロリできるかなぁ〜
【岐阜/岐阜サンビルさんからのゴミコロレポート】
岐阜サンビル支部
ゴミコロリ報告です!
9月17日日曜日
岐阜市柳ヶ瀬商店街 残暑残るとはいえアーケード下、町辻からの風が気持ち良い!
今回と夏バージョンのゴミからふる
軽快にゴミコロリ
子どもちゃんの可愛らしい金平糖
悪いおとなのポイ捨て
得体の知れないもの(なんだ忘れた)
そしてセクシーなヒップ
紅茶を頂き
本日も無事街のお節介終了!
【愛媛/青藍学舎さんからのゴミコロレポート】
9月のゴミコロに行って来ました!
火バサミ係、ゴミ袋係、声掛け係(←😂 )に分かれて、青藍付近の道や草むらなどのゴミ拾いをしました。
いっぱいになったゴミ袋を見て、たくさん拾った達成感もありつつ、それだけゴミが落ちているということだよなぁ‥と複雑な心境でした😢
支部の皆さん、お疲れさまでした!
「ゴミコロリ」に賛同し、ともに「ゴミコロリ」を行ってくれる個人・団体さん(ゴミコロ支部/現在28支部)随時募集中!
「ゴミコロ支部」募集の詳細はコチラをご覧ください!
→http://garden.swing-npo.com/?eid=1400553
町に溢るるゴミある限り、我らの戦い終わりなし。
拾うはゴミでも心は綿、見た目は青でも心は真っ赤。
嗚呼、さすらいのゴミ野郎、嗚呼、我らゴミコロレンジャー!
(河原)
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※ この募集は終了しました。
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先ごろ設立した株式会社NPOでは、2024年1月よりスウィング(生活介護事業所)を運営するにあたり、新スタッフ1名を募集します。
★2023.10.27 Friday
【株式会社NPOを設立しました!】
http://garden.swing-npo.com/?eid=1401116
スウィングは障害ある人ない人およそ30名が働く、自由、自分らしくあること、自他の尊重、助け合い、そうした文化が根づいた居心地の良い職場です。スタッフにはスタッフがやらなければならないことが確かに存在しますが、【利用者(被支援者)/スタッフ(支援者)】という二分化された枠組みを超え、こうした環境づくりを続けてきました。
しかしながらこのような環境をつくり、維持し、継続することは簡単なことではありません。
人はなぜ管理したがるのか?
答えは簡単、「簡単だから」です。
人間を一律に管理し、画一化すると「ルールさえ守っておけばいい/ルールを守れない人がダメ」と思考停止することができます。指標とするのは意味があるのかないのかすら分からないルールだけ。とても簡単です。
一方「自由」も「助け合い」も響きこそはいいですが、実は相当難しい。
裏も表もひっくるめて自分らしく自由を謳歌するのは、丸っきり自分とは異なる他者の自由や在り方を受け入れる必要があります。スタッフが一方的に利用者を助けるのならば分かりやすいですが、スウィングはそうではありません。求めるのは立場を超えた「助け合い」です。 これほど面倒な仕事はなく、しかもこの仕事は日々修正を重ねながら、延々と続きます。人も組織も諸行無常、常に変わり続ける「生き物」だからです。
スウィングを訪れる多くの人が「素晴らしい」「自分も頑張ろう」と感嘆の声を発してくれますが(もちろん、こうした言葉をもらうことはとても嬉しく励みになります)、「楽しそうな見た目」とは裏腹の、大なり小なりの出来事が日々繰り返されるのが現実です。それは<自由><自分らしくあること><自他の尊重><助け合い>、そうした文化を求め続ける限り必然的に生じるものです。
私たちは「楽しそうな見た目」に惑わず、「今、目の前にいる人を大切にすること」を出発点とした、地に足のついた地道な活動を共にしてくれる人を求めます。
前置きが長く長くなりましたが、下記の募集要項をご覧いただき是非是非ご応募ください。
株式会社NPO
代表取締役 木ノ戸昌幸
★ 募 集 要 項 ★
[職種・募集人数]
・生活支援員(常勤):1名
[勤務地]
・スウィング(生活介護事業所)
京都市北区上賀茂南大路町19番地
[業務内容]
・利用者の日中活動のサポート
・利用者の生活上の必要なサポート、関係支援機関との連携
・各種記録の記入
・利用者の送迎
・その他
[資格・必要な技能等]
・普通免許(ペーパードライバー不可/送迎車の運転等に必須です)
・Word、Excelの基本的操作ができること。
・採用から3ヶ月間の試用期間があります。
[給与等]
・月給:200,000円以上
※ 年俸制につき、月給は年俸の1/12となります。
※ 諸手当はありません(処遇改善の支給はあり)。
[勤務日・勤務時間・休日・休暇]
・勤務日:月曜日〜金曜日
・勤務時間:8:30〜17:30
・休日:土曜日・日曜日・祝日(イベント時は出勤、振替休日あり)
・休暇:年末年始に5日程度/有給休暇・慶弔休暇など
[その他待遇]
・社会保険・労働保険完備。
・賞与は業績の良いときに支給します。
[勤務開始予定日]
・2023年11月中旬〜12月初旬(応相談)
[採用の流れ]
・1次審査【書類・面接】→(合否判定)→2次審査【現場審査(日数は応相談)】→(合否判定)
[ご応募・お問い合わせ]
Tel:075-712-7930(西川・河原)
Mail:kawahara@swing-npo.com(河原)
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昨年夏頃、NPO法人スウィングおよび法人が運営する生活介護事業所スウィングは2006年の事業開始以来はじめての、組織の継続を断念しかねない危機に陥り、私自身も半年間の休職を余儀なくされました。
NPO法人スウィング本年3月末をもって解散し、同4月より生活介護事業所スウィングの運営は一般社団法人暮らしランプに引き継がれました。
それからおよそ半年間。様々な方々からの励ましやご支援、ご協力のお陰をもちまして、スウィングは組織としての安定と、そこで日々を送る利用者やスタッフの安心を取り戻すことができました。お世話になった皆様には心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
このような状況を受け慎重な協議を重ねた結果、スウィングらしさを損なわない、小回りの利く小さな組織運営へと回帰すべく、来年1月1日よりスウィングは再独立をはかり、先ごろ設立した「株式会社NPO」がその運営を引き継ぐこととなりました。
「その名前、だいじょうぶ!??」と目を白黒された人も少なくないと思いますが、だいじょうぶです。
これまでポリシーのひとつとしてきた「ギリギリアウトを狙うこと」の意図は「ギリギリセーフを広げること」ですから、そうした意味においても大成功! と自負しています(実際、OKが出てとても嬉しかったです)。
この「NPO」には3つの意味があります。
●New Public Office(新しい公共の場)
●Non Political Organization(非政治的な組織)
●Not Perfect OK!(不完全でええねん!)
政治任せにすることなく公共を自分たちの手でこしらえ、皆どっこいどっこい、失敗だらけの不完全さこそを大切にしたいという思いを込めたものです。 またロゴマークや車のデザイン、今は亡きスウィングの友人が心を込めて制作してくれた看板も、大切に残し続けることができます。
「株式会社」を選択した理由は組織の安定性を最優先に考えた結果ですが、私たちが2006年以来こだわり続けてきた「障害の有無に関わらず、一市民として社会をより良く変える市民活動」は、NPO法人だからできるものではなく、その気さえあれば形は関係ないと気づいたからでもあります。
だから今後もスウィングは何も変わりません。
「障害」「健常」「大人」「子ども」「男」「女」等あらゆる枠を超え、同じ時代、同じ社会に生きる多種多様な人々が出会い、関わり、支え合う環境を創造するため、「今、目の前にいる人を大切にすること」を出発点とした地に足のついた地道な活動を、小さく、鋭く、そしてゆらゆらと揺れながら続ける所存です。
Enjoy! Open!! Swing!!!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
2023年 10月 27日
株式会社NPO
代表取締役 木ノ戸昌幸
]]>昨日の「第180回ゴミコロリ」は大変お日柄も良く、ゴミブルーたちは顔ブルーでも体ブルーでもなく、メチャひさしぶりのフルゴミブルー。
そしてたくさんの人が参加をしてくれて、子どもたちもキャッキャッしていて、とっても楽しかった。
唯一残念だったのはゴミが少なすぎたこと。
最近ホントにゴミが少ない。
まったく清潔志向過剰なけしからん世の中だぜ。
そんな世相に異議申し立てをするかのように
参加者のひとり、トモキ君がプレゼントしてくれた5枚の絵に心踊った。
えっとね、「ウンコマン」とね、「ゾウサソリウンコ」とね、「カニウンコ」とね、「ウンコライオン」とね……はて? もう1枚はなんと言ってたかな?
スウィングメンバーによる予想は「耳ウンコ足ひれマン」「月ナイフウンコマン」「腐りバナナウンコマン」などなどだったが全員ハズレ。全員ウンコ。
親御様より御本人様にご確認いただいたところの正解はベリーベリーシンプルな「ウンチ星人」!
えー、でも昨日そんなん言うてた? なんかもっとややこしいのん言うてなかった? なんで他は「ウンコ」でこれだけ「ウンチ」なん?
ともあれ便器の……いや世紀の大便……いや大傑作だと思う。
ウンチ星人が存在するということはウンチ星も絶対あるわけだから、宇宙船乗りたがりの金持ちたちは月ではなくってウンチ星に行って異業種交流会でもすればいいよね。
いや、実はウンチ星とはウンチみたいな人間だらけの地球のことなのかもしれない。
宇宙はとんでもなく広いらしい。僕らが知らないだけで、他の星の人たちは地球をウンコ星と呼び、僕らをウンチ星人と呼んでいるのだ。たぶん。
だとしたら僕もウンチ星人の一員だ。やったぜ。すごく身の丈に合ってる気がする。
トモキ君のウンコ(ウンチ)絵シリーズはなぜか心強く、気持ちが軽くなり、勇気づけられる。お守りをもらったような気分だ。
きっと自分が何者なのかを明快に、笑いと共に思い出させてくれるからだろう。
人間は五尺の糞ひり虫。
木ノ戸
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カメラ目線で意気揚々とゴミ退治に向かうゴミブルーにコロレスラーたち。
彼らにはこの後遭遇するゴミたちとの激しい戦いを知る由もなかった、、、
第179回ゴミコロリは曇天のなかスタートした。
暑さとの戦いであった7月・8月に比べ快適な気候で、一団の雰囲気も余裕がありどこか油断している様子であった。
そんなのんきなゴミブルー達の前に突如あらわれたのは、
第一の敵「かなり深い用水路」である。
この「かなり深い用水路」はゴミたちを従え我々の前に立ちはだかる強敵である。
「熊」の異名を持つ長身の「デスコロイヤーXL」でも太刀打ちできないほど深い用水路である。
そこで持ち前の身軽さで躊躇なく用水路に立ち向かったのは体ブルー(増田さん)である。
泥の中を搔き分けてゴミたちを退治し、無事第一の敵「かなり深い用水路」を撃破した。
一息つく間もなく現れたのが、第二の敵「見えているけど届かないゴミ」である。
これは見えているが常人が手を伸ばしても到底届かない厄介なゴミである。
しかし長年ゴミコロリをしてきた彼らには秘技がある。
※現在少なくとも「66」もの秘技が観測・記録されている。
今回飛び出したのは「青人鞭刃(ブルーウィップ)取り」である。
※『幽☆遊☆白書』の蔵馬の「薔薇棘鞭刃(ローズウィップ)」の「青人(ゴミブルー)」バージョンである。
鞭のように連なったゴミブルー達を怪力デスコロイヤーXLがゴミめがけて振るう。
秘技を発動し無事第二の敵「見えているけど届かないゴミ」を退治した。
今回のゴミコロリは大技も発動するほど激しい戦いとなった。
その激しさは、特殊な素材で作られているゴミブルースーツに開いた穴が物語っている、、、
町に溢るるゴミある限り、我らの戦い終わりなし。
拾うはゴミでも心は綿、見た目は青でも心は真っ赤。
嗚呼、さすらいのゴミ野郎、嗚呼、我らゴミコロレンジャー!
寺本
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★次回「第179回ゴミコロリ」は明後日10月18日(水)の開催予定です!
★参加希望の方は担当・寺本までご連絡ください!
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詩人・向井久夫。
2023年10月8日(日)夜、息を引き取った。
僕はその場に居合わすことができなかったが、眠るような、安らかな最期だったという。
長い闘病生活。約1ヶ月前からの最後の入院期間中は少しずつ死に近づく様に立ち会わせてもらった。
代わる代わるスウィングから面会に行って。
5日水曜日にQちゃんと一緒に面会に行った時にはもう相当苦しそうで傍にいるのも辛かった。
それでも古い知人からのお見舞い(ハーブティーとドライフラワーがパッケージされたもの)を手渡すと、「これ(ドライフラワー)はこのまま食べられるんか?」とゼイゼイしながら言ったのには笑ってしまった。あれがボケだったのか素だったのか未だに分からない。
分からない人だった。
ユーモラスな毒舌家で皮肉屋で、かと思えばとんでもなくピュアな詩を書いたりする。
飄々として自由奔放。いつスウィングに来るのか誰にも分からず、「おはようさん。ほな帰るわ」なんて滞在10分で消えてしまうこともざらにあった。
でもその自由さは、まったく脳天気なものではなかった。
深い孤独と終わりのない煩悶と裏表の、物悲しい自由だった。
詩のような手紙のような叫びのような「僕を支えてほしい」という言葉を何度も受け取った(面と向かっては絶対に言わない人だった)。上手くは支えられなかったが「もっと人を頼っていいんです」とひたすら繰り返し伝えた。向井さんの答えはいつも「頼ってええの?」だった。少し驚いたような表情を浮かべながら。
3年ほど前だったか近しい人を立て続けに亡くされた時にはよく電話をかけてきてくれた。
そして今回の入院中も何度も何度も。頼ってくれたのだと思う。
今日の葬儀は家族葬だったが「スウィングの方ならぜひ」と、あやちゃんと増田さんとQちゃんと4人で参列させてもらった。
昨晩の通夜には西川君と沼田君。皆、長い長い付き合いだ。
遺影には僕が撮った写真を使ってもらった。光栄だった。11年前の、珍しく眼光鋭い文豪のような雰囲気の向井さん。
遺体の口をビールで湿らせている時、棺の蓋が閉じられる時、斎場で焼かれて小さな骨壺に収まってしまった時、向井さんならどういう詩を書くだろうか、オモロい詩を書くんだろうなあと想像した。
そんな詩はもう生まれようがないのに、思い浮かべるだけで泣きながら笑えた。
苦難の人生を歩んだ人であり、ペーソスに溢れた偉大な詩人だった。
五十を過ぎてスウィングと出会い、本来持っていた表現する力が発掘され、「はじめて自分に自信がついたようだった」と、斎場での待ち時間にご家族がしみじみと語ってくれた。
シャイな向井さんの本当は、いつも詩の中にあったように思う。
入院中、ご家族には「スウィングに行く」とずっと繰り返していたそうだ。
立てないのに。歩けないのに。展覧会、見たかったんだろうなあ。
でも映像を届けられてよかった。あまりにも急なお願いに応じてくれた片山君には感謝しかない。
向井さん自身の朗読もやはり入れて良かった。今、とても沁みる。
訃報を受けた時、がっくり体の力も気も抜けてしまったが、向井さんが愛してやまなかったお寺、安楽寺の住職、伊藤光順さんの言葉に救われた。
かっこいい人生でしたね!
生きている我々でこれからも向井さんの作品を広めていきましょう!
本当にそうだ。
本当にカッコいい人で、カッコいい人生だった。
「詩人・向井久夫」展はまだ続く(終了未定)。
ぜひ彼がこの世に遺した言葉の数々を見に来て欲しい。
向井さん。
あくせく生き続ける僕たちを、空から悠々ながめていてね。
木ノ戸
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Qちゃんのマスクの下から、ひっきりなしにクチャクチャという音が聞こえてくる。
何か食べているのだろうか?
映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022年)では多元宇宙(マルチバース)とその繋がりが見事に描かれていたが、おそらくその中には<デリカシーが存在しない宇宙>もあって、Qちゃんのクチャクチャはそこから僕たちが生きる世界に届けられているに違いない。
率直に言って恐ろしく不快だ。
狭い車中にふたりきり、それも隣り合わせだからたまらない。
(相手が家族であれ友人であれ)とりわけ僕は「口から出る音」がなぜか昔から苦手で、タメ息、誰かが舌や歯などを使って意図的に発する奇妙な音(やってる本人は楽しいらしい音)、ガムを噛むクチャクチャのような無自覚に発せられる音……それらほとんど全てに心の臓を締めつけられるような苦痛を感じてしまう。
「止めて」とも言いがたいので、たいていは我慢をする。
が、Qちゃんのクチャクチャはもう1時間以上、デリカシーのない多元宇宙から間断なく届けられてくる。
このままでは安全運転にも支障が出てしまう。
?Qちゃんのクチャクチャに心乱されて事故る。
?血まみれのQちゃんが最後の力を振り絞るように助手席でクチャクチャやってる。
?遠のく意識の中でクチャクチャという音だけが最期まで聞こえる。
最悪だ。そんな死に方はしたくない。
もう無理。限界。恐る恐る「何か食べてるの?」と尋ねる。
「何も食べてないで」
食べてない?
ガムも噛んでない?
「でもさっきからずっと口から音がしてる。マスクの下から」
「喉が渇いててな」
喉が渇いてる?
喉が渇くとゼロデリカシーユニバースに自動接続してクチャクチャ音がする?
「ツバ飲んでる」
ツバの音? ツバの音ってゴクン以外にクチャクチャもあるの!?
とにかく喉が渇いてるんなら、ツバじゃなくって何か飲み物を飲んだらどうでしょうか?
買う? 買お! もちろんおごるし!
「もう持ってる。お茶がある」
あるんやんけ!!
頼むからそれを飲んであなたの喉と私のメンタルを救ってください。
もう死にそうなんです。
「でも、さっき飲んだんでな」
だから? まだ喉渇いてるんでしょ? また飲めばいいじゃない?
ねえお願いー! 飲んでよー! 飲んで私を楽にしてよー!
けれどQちゃんは「まあな」とニッコリかわいく笑って、僕の切望をやんわりと拒否した。
なんか大人の対応だ。「ク○リ打ってー」を冷たくあしらう映画で見たヤク○のようだ。
埒が明かないが、ひとつ重要なライフハックを発見したのがせめてもの救いである。
ペチャクチャ会話をし続けてさえいれば、クチャクチャは出ないのだ。
このまま息つく間もなく、なんでもいいから話し続けよう。Qちゃんを降ろす地点までもうすぐだ……。
木ノ戸
]]>
なぜか京都市営バスの路線系統を(ほぼ)丸暗記しているQ&XLのヘンタイ記憶を駆使し、観光客やお困りの方にベストな行き方、乗り継ぎをご案内する京都人力交通案内「アナタの行き先、教えます。」。去る9月26日(火)、我々一行は銀閣寺(正式名称:東山慈照寺)へと向かった。
しかし、いつだ? 前回は……。
★2023.06.09 Friday
第76回京都人力交通案内「アナタの行き先、教えます。」
http://garden.swing-npo.com/?eid=1401081
ワオ―……前回の出動は5月22日、およそ4ヶ月前。そしてこの時が既に1年振りの出動で、しかも実際の案内はやらずにリサーチのみだったので、要するに要するに、我々の現場復帰は2022年5月23日以来、16ヶ月振りとなる。
★2022.06.01 Wednesday
京都人力交通案内「アナタの行き先、教えます。」@全然バス乗らねー嵐山編(第74回)
http://garden.swing-npo.com/?eid=1401019
2012年6月に始動して以来、これまでも時々ブランクが生じることはあったが、コロナ禍も含めてこれほど長期間に及んだことはない。
我々がこの試みをはじめた11年前には、バス停に立って案内をしている人なんて他にいなかったと思う。
でも近年はドンドンドンドン他の案内人も増え、「一体どのバスに乗ったらいいんだろう?」と混乱する「迷い人」への案内の必要性も益々高まっているようだ。
ああ、「我々が元祖」って言いたい。言いたい言いたい言いたい。
でもこの気持ちは抑えよう。実はどうでもいいことだし、元祖論争はしばしばみっともないことになりがちだし、言いたい言いたい言いたいだけで多分「元祖」ではないからね!
ともかく前回のリサーチによって、我々が必要とされる場はまだまだありそうだと実感できた。
Q氏とXL氏のやる気も全く萎えていない。初期はしぶしぶだったような気がするんだけど、今では「やりたい」ってハッキリ言うんだもの。
でも、せっかく再開するんなら何か一味欲しいなあと考え思いついたのが「英語ペラペラの案内人がいたら、果たしてこの活動はスムーズになるのか? そうでもないのか?」という実験だ。
実際「迷い人」の大半は外国人であり、その多くは英語を話す。
これまで僕はカタコトにも満たない英語と「案内用紙に書くこと」によって、Q氏もXL氏も「ソウデース!」とか「ニーマルゴー!(=205系統)」とか完全な日本語を英語っぽく話すことによって全ての局面を乗り切ってきた。
それが面白かった。
さあカモン。英語ペラペラ、クリスティン。
彼女の参加によって何かが変わるのか、それとも何も変わらないのか?
京都市営バス「銀閣寺道」バス停。
ABCD、4つある「のりば」のうちJR京都駅や祇園方面へと向かうバスが発着するAのりばに陣取る。
9月も下旬だというのにクソ暑く、観光客もそれほど多いとは言えない。
サーッと人がいなくなったかと思えば、またいつの間にか10〜15名ほどの列ができる。そんな感じ。
Q氏とXL氏のバス力は相変わらずの特殊能力っぷりだったが、やはり長いブランクのせいか若干アイデアが出るまでに時間がかかる。
そして<3人がギュッと集まって知恵を絞る>という、この活動の最も大事なセオリーをXLがしばしば忘れ、僕とQ氏が2人きりで案内をし、XLはまるで「バス降車時のお足元の注意を促す専門の人」みたいになっていたのがおかしかった。
その役割、正直そこまでいらんし。
肝心の実験に関しては外国人観光客がそもそも少なく、クリスティンが流暢な英語を駆使して案内を試みたのは2組のみ。
うち1組(クリスティンの勝手な見立てではドイツ人)は「ノー39。チカヅカナイデネ、ナンカアヤシイカラ」といった感じで拒否されてしまったので実質1組。
この方たち(クリスティンの勝手な見立てではオランダ人)は僕たちの試み自体を面白がってくれたようで、最後は記念撮影まで求められた。
ペラペラの英語が役に立つのかどうか、この1組だけで判断するのは難しく、継続的な実験が必要だ。
でも感覚としては案内自体にはさほど必要ないが、「我々が何をやっているのか?」を分かりやすく説明するという意味ではとても有効だったんじゃないかと思う。
だって僕たち3人がだらしなくバス停に立っているのはやっぱり相変わらずアヤしいだろうし、その証拠にバスを待つ人の長い列と僕たちの間には一定の距離(歩道を挟んで2mほど)が開きがちだった。ソーシャルディスタンス!
来月はもっともっと観光客も増え、グッと涼しくなって案内もやりやすいに違いない(そう願う)。
次回、京都人力交通案内「アナタの行き先、教えます。」は来る10月23日(月)、京都のどこかに出没予定である。
木ノ戸
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ようやく秋の訪れを感じる2023年10月現在、全国各地でゴミコロリを展開するゴミコロ支部は28支部。
拾っても拾っても補充されるゴミと戦う仲間たちからのゴミコロレポート(2023年8月実施)をご紹介します。
【京都/西山ケミックスさんからのゴミコロレポート】
【KES啓発活動×ゴミコロリ】
今月も川沿いのゴミ拾い!
風があっていつもより涼しい朝・・・
少し秋の気配が・・・?
【岐阜/岐阜サンビルさんからのゴミコロレポート】
岐阜サンビル支部
ゴミコロリ活動報告です!
8月20日岐阜市柳ヶ瀬通り
いつも賑わいをみせるイベント
サンデービルディングマーケット
アーケード街だから暑くな〜い❗️
直射日光だっ嫌い❗️
商店街の道々を通り抜ける風が爽やか〜❗️
そして夏バージョンの素敵なコスチュームのゴミからふる‼️
道行く人には
「すごっ!」「凄いわ〜‼️」と
何が凄いのか、全身か?局所か?
具体的に説明を求める始末
それはさておきゴミコロリ
駅前であったコスプレイベントから散策に来た某バントもどき
おばさま達の💖を射止める竹◯宏なるムード歌手竹のライブがあり
大切なマスクを落とすほどおばさま達は大興奮
なんやかんやと大賑わい
ちゃんとゴミもコロリ‼️無事終了❗️
来月も楽しみまっす
【愛媛/青藍学舎さんからのゴミコロレポート】
8月のゴミコロリは活動で訪れた海にて行いました!
みんなが楽しく安全に遊ぶために、一生懸命ゴミ拾いをしてくれる青藍ズでした😊
支部の皆さん、お疲れさまでした!
「ゴミコロリ」に賛同し、ともに「ゴミコロリ」を行ってくれる個人・団体さん(ゴミコロ支部/現在28支部)随時募集中!
「ゴミコロ支部」募集の詳細はコチラをご覧ください!
→http://garden.swing-npo.com/?eid=1400553
町に溢るるゴミある限り、我らの戦い終わりなし。
拾うはゴミでも心は綿、見た目は青でも心は真っ赤。
嗚呼、さすらいのゴミ野郎、嗚呼、我らゴミコロレンジャー!
(河原)
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スウィング公共図書館が2023年7月20日(木)よりスタートした「こどもの日」。
その実施曜日を10月より毎週木曜日から<毎週水曜日>に変更することとなりました。
参加してくれる子どもたちやお問い合わせが増えてきたり、嬉しい状況の中での変更となりますが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
変更後のプログラムは以下となります。
やってみてやりにくかった<ジュースのじかん>がなくなり、<ゴミコロリのじかん>が新たに加わりました。
<ただ「遊んじゃおう」ではとっつきにくいし取っ散らかるのでスウィングの得意分野を元に構成した4つのプラグラム>
・第1水曜日:ワークショップのじかん
→たとえばモノづくりやゴミコロリ、本をよんだり、散歩をしたり。
・第2水曜日:映画のじかん
→いっしょにいろいろな映画を見て、できれば感想など言い合いたいな。
・第3水曜日:ゴミコロリのじかん
→スウィングの伝統芸、清掃活動「ゴミコロリ」に参加していい汗かこうぜ!
・第4木曜日:ゲームのじかん
→テレビゲームじゃなくって、いろんなカードゲームやボードゲームで遊びます。
まだまだ実験、模索中。いや、きっとずっとこれからも。
今、目の前にいる子どもたちを大切にし、子どもたちと一緒につくってゆける場になればいいなと思っています。
木ノ戸
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スウィング公共図書館(=スウィング)にて開催中の「詩人・向井久夫 −愛と苦悩と下ネタの往復ビンタ−」展。
連日懐かしい人、はじめてスウィングを訪れる人、たくさんの方々にご来館いただいている。
今日は朝から僕が高校生の頃の同級生が愛媛から来てくれて、約30年ぶりの再会に懐かしいやら恥ずかしいやら。
お土産に愛媛の魂・ポンジュースをもらい、そのお返しにスウィングのグッズをたくさん手渡した。
午後1時半。Q氏と向井さんに会いに行く(病院と相談の上、2日に一度、代わる代わる2人ずつ面会させてもらっている)。
実はQ氏は向井さんの「師匠」とも呼べる存在である。
2013年、Q氏のあまりにも自由な、心の内をそのまま垂れ流すような表現に感服した向井さんは「なかなかこんな風には書けんなあ」と首をかしげながら、楽しそうに詩作をはじめたのだ。
やがて向井作品の人気が出てくるにつれ、Qは嫉妬の鬼と化したそうな。
そして何かと難癖をつけ、向井にキツく当たるようになったそうな。
困った村人たちが「いやいや、あなたが師匠なんですよ、あなたの影響で向井は詩をかきはじめたんですよ」と説明すると、鬼は瞬く間に心を鎮め、菩薩に姿を変えたそうな。
これは今も語り継がれるスウィング奇譚集の名エピソードだ。
そんなQ氏がベッドの傍らで向井さんの詩『いきる』を朗読していた。
十余年の付き合いとはいえ、あまり言葉を交わすことはなかった2人。詩人同士の美しい光景だった。
向井さんは前回会った10日前よりもずっと弱り、話しづらく、聞きづらそうだった。時折、意識の混濁もあるようだった。
それでも自身に比していつまでも元気なお父さん(九十代?)のことを、「あれはおかしい。僕がこんなんやのにまだ健康体や。A型かB型か知らんけど」と、冗談とも本気ともつかない向井節を一撃炸裂させてくれた。
僕もQ氏も笑った。「また来ます」「ありがとう」。手を握り、そうして病室を後にした。
木ノ戸
★2023.09.18 Monday
【明日より開催】展覧会:詩人・向井久夫 −愛と苦悩と下ネタの往復ビンタ−
http://garden.swing-npo.com/?eid=1401105
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ガン闘病中の向井さんの状態が、また悪くなった。
最後にスウィングに来たのは8月下旬。今年12月に横浜で開催される詩の展覧会に招待されており、その準備のためだった。
その時は今度はいつ来れるのかな……くらいに思っていたのだが、あっと言う間に立つことも歩くことも、食べることも難しくなってしまった。
先のことは誰にも分からない。
既に医師が推測した余命よりも、ずいぶん長く生きている。昨年11月に詩集『すきなように』を発刊した頃から、いつどうなるか分からない状態がずっと続いている(だからこそ詩集を制作した)。
でも確実に向井さんは、僕たちの目にもそれと分かるように、死へと近づいている。
今のうちに、まだ話すことも多少の冗談も交わし合えるうちに、痛みをしばし忘れて笑えるような、この世に生まれてきたことやずっと苦しかった人生を少しでも肯定できるような風景を創り出したい。
そう考えてあやちゃんや沼田君と話し合い、スウィング中を向井作品で埋め尽くすことに決めた。スウィング公共図書館が主催する、向井久夫大展覧会だ。
入院する病院の特別な計らいで、その日のうちに直接伝えることができた。ユーモアと自虐と皮肉に溢れた人が、ただひと言「ありがとう」と言ってくれた。
向井さんが実際にその景色を見ることは難しいかもしれない。でも写真や映像で届けることはできる。それにぜひ皆さんにも見に来てほしい。楽しんでほしい。そのことをまた、向井さんに伝えることができる。
木ノ戸
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★展覧会:詩人・向井久夫 −愛と苦悩と下ネタの往復ビンタ−
会期:2023年9月19日(火)−終了未定
9時00分−16時00分 ※ 土日祝休館
会場:スウィング公共図書館 本館
京都府京都市北区上賀茂南大路町19番地
Tel:075-712-7930(担当:河原)
向井久夫 Mukai Hisao
1960年生まれ、京都府京都市在住。2011年よりスウィング(京都府京都市)に所属し、2013年より詩作をはじめる。人生の深い悩みを吐露したかと思えば、抜群のバランス感覚で下ネタを綴る。2023年11月、初詩集となる『すきなように』を発刊。2023年9月現在、ガン闘病中。
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暑い、本当に暑い。
今年の夏は連日の35度オーバー。
しかししかし「第178回ゴミコロリ」を行った8月23日(水)は、奇跡的に曇り空。
少し規模を縮小はしましたが、なんとか実施してまいりました。
ぞろぞろいつもの光景。
この暑い中、一般参加者6名!
みなさん、ありがとうございます!!
ゴミブルーたちは今回も夏仕様の顔ブルーで参加。
さぁ、上賀茂小学校まで来ました。
どした? 行くんでしょ?
えっ?
行かへんのかいっ! まさかのスルー!?
ひとりグレーのTシャツの子供が駆け寄ってきてるよ〜。
それに顔ブルーが気づき、一転子供たちとの交流を楽しみます。
堂々と校内にINしてます。
一見、The不審者ですが、なんだかんだのこの人気。
お隣の児童館の方でも
「ようこそ♪かみがもじどうかんへ」と大歓迎を受けます。
ちゃんと文字の背景をゴミブルーカラーにしてもらってます。
小さい子供には怖がらせないように、低い姿勢でじわりじわり距離を詰めます。
さすがです。
地域の子供たちとの交流・PRという点では顔ブルーたち「さすが!」なんだけど、何故かモヤモヤするなぁ…
このモヤモヤの正体は何なんだろう?
あっ。
気づいてしまいました。
顔ブルーたちが全然コロってないことに。
いけませんね〜これでは。
ゴミコロリの「顔」であるあなたたちがコロらねば、誰がコロるんですか?
一度検証してみましょう!
【検証】ゴミブルー(顔ブルー)なしでゴミコロリは成立するのか?
検証方法は簡単です。
まずはこの方にお越し頂きます。
では、どうぞ。
「コロえもん」です。
遠い親戚にあの超有名なネコ型ロボットがいるそうです。
コロえもんにあの秘密道具を出してもらいます。
はい、「もしもボックス〜」
色が違っていようが、
NTTと書かれていようが、
これは「もしもボックス」なんです。
ではでは、さっそくコロえもんが出してくれた秘密道具を使用してみます。
「もしもゴミコロリにゴミブルーがいなかったら」
♪ジリリリ〜ン
さぁ、検証開始です!
がんばれ人間たち!
あ、そんなところまで。
そんなに体を張ってまで。
コロり残しなきよう、徹底的にコロリます。
ふむふむ、なるほど。
人間が大活躍!
検証結果発表しま〜す。
ゴミブル―がいなくてもゴミコロリ成立しま〜す。
でも、これからもゴミブルー頑張りま〜す。
はい、お疲れさまでした!
次回「第179回ゴミコロリ」は9月20日(水)の開催。
町に溢るるゴミある限り、我らの戦い終わりなし。
拾うはゴミでも心は綿、見た目は青でも心は真っ赤。
嗚呼、さすらいのゴミ野郎、嗚呼、我らゴミコロレンジャー!
西川
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★次回「第179回ゴミコロリ」は9月20日(水)の開催予定です!
★参加希望の方は担当・寺本までご連絡ください!
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猛烈な暑さがつづく2023年8月現在、各地でゴミコロリを展開するゴミコロ支部は28支部。
拾っても拾っても補充されるゴミと戦う仲間たちからのゴミコロレポート(2023年7月実施)をご紹介します。
【京都/西山ケミックスさんからのゴミコロレポート】
【KES啓発活動×ゴミコロリ】
今月は川沿いのゴミ拾い!
空き缶を中心に沢山のゴミを発見!
【神奈川/NPO法人新さんからのプチコロレポート】
7月7日(金)に第35回プチコロリを行いました。浜マーケットの中は七夕飾りが綺麗でした。
これから、30℃を超えるような暑い日が続くので涼しくなるまで、プチコロリをお休みする事を店主様達に
伝えると『涼しくなったらおいで』と皆さん笑顔でおっしゃってくれました(^^♪
ゴミコロリ・プチコロリを再開する際に、お知らせさせて頂きます。
【岐阜/岐阜サンビルさんからのゴミコロレポート】
岐阜サンビル支部のゴミコロリ活動報告です❗️
7月16日
岐阜市柳ヶ瀬商店街で開催のサンデービルディング
連休ということもありたくさんの人で賑わいました
お子さん連れも多くゴミからふるもちょっとした人気者に❗️
と思いきや、多くの方から
「暑いのにご苦労さまです」
「その格好大丈夫ですか?」
と心配のお声かけ
「これはからふるな皮膚ですから」
と、全裸を強調する相方の発言
全くもってヒーローらしからぬ
子どもたちとの触れ合い
出店者さまへの差し入れ配り
高校生たちにはインタビューされ
ゴミコロも忘れずに❗️
何故か忘れ去られた大根を眺めて
また暑い🥵夏が始まるな〜と
雨間の青空の暑さを素肌で感じるゴミからふるでしたとさ‼️
【愛媛/青藍学舎さんからのゴミコロレポート】
7月のゴミコロに行って来ました!
今回はいつもと少し違うルートで、ゴミ拾いをしました😊
ゴミ拾いはもちろん、最後の分別もお手のもの🤝💓
みんなで協力して行いました。
支部の皆さん、暑さ厳しいなか本当にお疲れさまでした!
「ゴミコロリ」に賛同し、ともに「ゴミコロリ」を行ってくれる個人・団体さん(ゴミコロ支部/現在28支部)随時募集中!
「ゴミコロ支部」募集の詳細はコチラをご覧ください!
→http://garden.swing-npo.com/?eid=1400553
町に溢るるゴミある限り、我らの戦い終わりなし。
拾うはゴミでも心は綿、見た目は青でも心は真っ赤。
嗚呼、さすらいのゴミ野郎、嗚呼、我らゴミコロレンジャー!
(河原)
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おやおやQちゃん、どしたん?
異様にジャージずり上げて。 スパッツちゃうんやで。
なに? ジャージのヒモが全部抜けてしまってズルズルずり落ちる?
ほっといたらアカンやん。 この後の人生、異様にジャージずり上げたまま生きていくんか?
ほんで抜けたヒモはどこにあんの?
あーごめんごめん。やめてもらっていい?
手品みたいに長いヒモをポケットからスルスル引っ張り出しながら、「スゴない?」みたいな、ちょっと自慢げな顔するの腹立つからやめてもらっていい?
自分じゃ通せへん?
はいはい、クリスティンがヒモ通してくれるって。
あー、沼田君は替えのズボン持ってきてくれたし、ほんまに人任せでんなー。
ともかく、こないだ京都市バスに乗ろうとして乗り口でスッテン転んだとこやろう?
ケガせんかったんはただのラッキーやで。ほんま心配やから、頼むから気をつけてよ。
「そうやでQさん。前は道路でこけて、腕の骨折って大変やったやんか」
うんうん、ミサさん。ナイス思いやり。でも、ちょっと骨折したとこがちがうかなあ。
一応そこはQちゃんのほうから修正しときましょか。
「ちがうわ。腕じゃなくって、肩」
さすがご本人様、おしい……。
が、正解は……鎖骨!
残念ながらジャージとヒモと鎖骨は没収となります!
木ノ戸
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20年ほど前、僕はろくでもない福祉施設で働いていて、でも、そのろくでもなさを少しでも何とかしようと、自分のできることを全てやってみようと、真夏の暑さを感じる余裕すらなくフルパワーで戦っていた。露骨かつバラエティに富んだパワハラにあいまくる日々の最中、僕はとある場所で、(本当に偶然に)自分好みの洒落乙なポストカードに出会う。maru? 工房まる? くぉんな、くゎっちょええ、ぷぉすとぉくゎああどをぉ〜? 「福祉施設」が!? 作ってるっていうの!?? 家に帰ってmaruのWEBサイトを見てさらに動揺した。なんて素敵なんだ! なんていいことを書いているんだ! 信じられない! もうイヤ!
というわけで、僕はそれ以後maruのサイトをなるべく見ないようにした。なぜなら僕がその日感じたのは、こんな場所が同じ日本に存在するんだ……というとてつもない感動や希望と同時に、自分が置かれた現実に対する失望や悔しさ、そして哀しさだったからだ。その日から数年間、僕はmaruのポストカードを、ベッドに横たわったら「ちょうど目の前にある」位置に飾り続けた。自分のこれからを照らしてくれる、か細い、けれど眩いばかりの道標として。
かつて大切な友人がこう言っていた。maruに行くと空気が違うと。空気の粒が輝いているように見えると。激しく同意した。そんな風な場所だからこそ、そんな風な日々だからこそ、あんな風に素敵な作品や商品やプロジェクトが生まれるのだ。そしてそれは偶然なんかではなく、楽しいことばかりじゃない、正に悲喜こもごもの日々を、真剣に、丁寧に、生き続けていることの「証」のようなものだと思う。maruが歩んできた26年。一体いかほどの迷いと葛藤と苦しみの日々だったのだろうか。輝く空気の粒を生み出す根幹にあるもの、その根幹を支え続けることに費やす膨大な熱意と試行錯誤とエネルギー。今の僕にはその重さが少し分かる。
そんなmaruをこれからも続けてゆくことは当然たやすいことではない。さすがに今回の大ピンチ(と言って全く差し支えないと思う)にあたっては、「やめてしまう」という選択肢だってあったはずだ。でも彼らは続けることを選んだ。今よりもっと良くなる必要なんてないと僕は思う。むしろスピードやパワーを緩めてゆっくりしてほしい。そして空気の粒が輝く稀有な場所が自ずと発する希望の光を、少しでも長く世に放ち続けてほしいと願う。
スウィング
施設長 木ノ戸昌幸
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●工房まるのクラウドファンディングはコチラ!
→ https://camp-fire.jp/projects/view/677565
「工房まる」という希望がなければ、今のスウィングはありませんでした。。。
ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
木ノ戸
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先週のゴミコロリ(7月19日)はとても暑く、気温は32度。
一番暑いときに1滴か2滴雨が落ちてきたが、やけになって「オオー涼しいなぁ」とつぶやく。
その一瞬以外は太陽から逃れることはできなかった。
この暑さのせいで、全身ブルーのゴミブルーはいなかった。
ほとんどは体ブルー、顔ブルー、一部ルーなどだった。
出発するや否や、むせかえるような暑さに包まれる。
歩いていると冷たい水の入った桶に浮かぶ亀とすれ違った。
ずるい!!!
亀になりたい。
次に、子供たちがノーパンでプールで遊んでいる幼稚園を通り過ぎた。
ずるい!!!
子どもになりたい。
それから、涼しい風に吹かれながら車の窓から落ちそうになっている犬とすれ違った。
ずるい!!!
犬になりたい。
なぜ私たちはこの暑さの中、他人のゴミを拾うために苦しんでいるのだろう? と思い始めたその時・・・
宝石のような発見をした!
未開封のラガービールだ。まさに私たちが必要としていたものだ!
ゴミコロリも悪くないな。
乾杯!
クリスティン
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いつも、誰が使っても必ずこぼれてしまうので、新しいコーヒーポットを注文して今日届きました。
たいと君は、7月末からいつ買い替えるのかをずっとずっと気にしてたんですが。
「え? Amazon使ってるの? ぐうぜ〜ん! レア〜!」みたいになりました。
木ノ戸
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たまたまが重なってXLが目の前で絵を描いている。
眺めているとふと気になって軽い調子で尋ねてみる。
「描き終わった後ってどんな気持ちになるの?」
「どんな気持ちて……」
XLはあまり喋るのが得意ではない。
特に質問されると焦ってしまって、「まったく思ってもいないこと」をその場しのぎで答えたりする。
だからゆっくり丁寧に、答えやすいように聴く必要がある。
「喜怒哀楽で言えば?」
「うれしい。楽しい」
おお、即答。
どうやら描き終わって「いい感じ」になるのは間違いないようだが、こんな竹を割ったような単純明快ポジティブで終わらせたくはない。もっと、もう少し深く知りたい。
「達成感みたいなのはある? できたー! みたいな」
「ある」
んー? 「ある」とは言っているが、表情に迷いのようなものも見て取れる。
こういう場合は冗談っぽくしてしつこく聴くんだもん!
「本当に? 本当に?」
「キャンバスのときだけや!」
???
彼は最近ひさしぶりにキャンバス画に取り組んでいるのだが、これまではどちらかと言えば苦手意識が強く、敬遠しがちだった。
でも今回は「ムリ」とか「難しい」とか言わないなあとなんとなく感じてはいた。単純に慣れてきたのかなあ、と。
しかしこの答えが意味するのは「キャンバスに描いているときだけが楽しく、達成感もある」ということだろうか。
ウソ〜ん、まさかまさか〜。
「え? 紙のときは?」
「ない」
「ない? 楽しくない? 達成感もない?」
「ない」
ウソやん! ウソやん! こいつは驚きだ。
驚きとともにビシッとした断言に思わず笑ってしまう。
「じゃあ、どんな気持ちになるの?」
「終わったって」
「終わった。それだけ? 無感動?」
「それだけ」
マジか……。
これはなかなか、衝撃的なインタビューだ(ちなみに確認のため、このくだりを3回は繰り返している)。
アートする障害者はいつも楽しそうで、いつだって無我夢中。
昨今こんな感じの偏った胡散臭い見方が多いように思う。
たとえばスウィングではアッキーもかなえさんも京一さんもあふる君もQちゃんも全然そんな感じじゃなく、露骨にさぼってたり、明らかにイヤイヤやってたり、全然集中できなかったりする人間らしい姿が当たり前。
だから「それは障害者を美化した偏見じゃないですか?」と、積極的に<障害者×アート美化運動>の火消しに努めてきた。
けれど、ことXLに関しては彼の高い集中力と完成する絵の素敵さを見続けているうちに「XLは絵を描くのがいつもいつも、ずっとずっと楽しいんだなあ」なんて、深く考えずにうっとり思い込んでしまっていたらしい。つまりは僕自身が<障害者×アート美化運動>の一員だったというわけだ。ワオ! ワオ!
僕の頭は2013年秋、新しい自分に出会ったかのように突然生き生きと、楽しくってたまらないといった様子で描きはじめたあの姿を全く更新できていなかったのだと思う。
思いもよらず絵を描くことが「仕事」になり、それは彼の人生に起こった一大事には違いないけれど、やがて仕事は義務となり習慣となり、2023年の今は(紙に描くのは)楽しくもないし、達成感もまるでない……。
そりゃあ、いくら目覚めが強烈でも、それから10年もほとんど毎日描き続けていれば、むしろ飽きて当然というものだろう。
そもそも何人たりとも仕事が、そして人生が「楽しい」オンリーで済むわけがない。
基本めっちゃしんどかったり苦しかったりするのが生きるということで、だからこそ日々の小さな楽しみや喜びに希望や幸せを感じられるのだと思う。
でも、大事なそこんところをゴニョゴニョごまかす風潮もなぜか強い。ゴニョゴニョごまかして自分を美化するのもよろしくないと思うが、他の誰かを勝手に美化するのはもっと良くないと思う。
一方でかつては失敗や周囲からとやかく言われるのを恐れて、何かをやる前から「ムリ」「できん」を連発していたXLが、今ではキャンバスという新たなチャレンジが「うまくいかないこと」を楽しみ、達成感を感じているというのも「まさか」の展開である。
ごめん、XL。
でも楽しそうに見えて、実はぜんぜん楽しくなかったってメチャ面白かった。
いつからそうなったのかは分からないけれど、これからしばらくはキャンバス画で走ってみようぜ。
人はSwingし続ける。
XLも。僕もアナタも。
木ノ戸
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少し前から、めっちゃしんどい時に助けてくれた人たちにありがとう! キャンペーンを実施しており、先日Q様には「くら寿司」をおごらせていただきました。
最初にハマチを3皿続けて食べることや、ここぞとばかりに「一貫の高いヤツ」をバンバン頼みまくるのは、まあいつもの通り。
けれどイカ天、エビ天の連発で偏った栄養バランスを整えるかのように、Q様が「健康のために野菜も食べなあかん」と唐突にご自身を一喝し、それから一直線に「オニオンリング」を頼んだ時には戦慄が走りました。
もはや寿司屋とはとても思えない黄金色の景色と、オニオンリングを野菜と言い切る鋼のような精神力。これは、ひょっとしてまさか……。
”その者青き衣を纏いて金色の野に降り立つべし”
言うまでもなく、瞬時に私の脳裏を駆け巡ったのは『風の谷のナウシカ』の、あの感動的な美しい風景です。
ですがやはり、よくよく目を凝らすと目の前にいるのはナウシカではなく、グレーのTシャツを着た50歳くらいのキュートなおっさんでした。金色の野は見る間にムシャムシャなくなってましたし。
それでも私は、命をかけてオニオンリングに立ち向かった『くらの寿司のQ様』の雄々しい姿を決して忘れないでしょう。
そして彼の足元にも及ばずとも、勇気を持ってここに宣言します。
オニオンリングは野菜です。
木ノ戸
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そうやなあ。
確かにKAZUSHI君が突然ゲームなくしたら大パニックになるやろな。
もう、この世の終わりやんな。
おれの場合はノイズキャンセリングイヤホンと耳栓かなあ。
敏感すぎて耳ばっかり……。
でも、ないこと想像しただけで気が変になりそうやわ。
え? あやちゃんはチョコレート?
確かに絶対に甘いもんないと困る人っているよねえ。
そやそや、クリスティンも同んなじ。
いやあ人それぞれ全然違うねえ。
なんか人間性が露骨に出るよねえ。
でもミサさんはそんなんなさそうやんな。
なんに対しても執着がなさそうっちゅーか、全部どうでもよさそうっちゅーか。
なんかある?
個人的にもしなかったら大パニックになりそうなもの。
絶対にないと困る個人的ライフライン。
やっぱりない?
そんな達観せんともうちょっと考えてーよ。
ミサさんもフツーの人間なんやなあって思わせてーよ。
え? ウソ! あった? なになに教えて!
「ガス」
それ全員や!!
それやったら水も電気もやろ!!
ちゃうよちゃうよ。
だからもっと個人的なやつよ。あなただけのパニック生み出し装置よ。
え? 「あ!」ってなに? ついに見つかったの? なになに教えて!
「ふく」
キャー!!!
誰か耳栓はめて!!!
木ノ戸
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★以下の記事の内容は、2023年10月より一部変更(実施曜日と実施プログラム)となりました!
★詳しくはコチラ(2023年9月28日ブログ)をご一読ください! →★
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スウィング公共図書館が明日20日木曜日より、新たな試みをスタートする。
スウィングは2006年の設立当初より、(まったくもって気のきかないネーミングだが)不登校・引きこもり支援事業を継続的に実施してきた。フリースクール「わく星学校」(京都市左京区岩倉)の子どもたちと「遊ぶこと」に端を発し、ワークショップや清掃活動「ゴミコロリ」等々を通じた子どもたちとの関わりは少しずつ少しずつ裾野を広げ、現在に至る。
「不登校・引きこもり支援事業」なんて言っているが、障害のある人に対してだってそうであるように「助けたい」とかそういう偉そう極まりない思いはほとんどない。困っている人がいれば手助けするのは当たり前のことだし、逆に言えば困ってもいない人を助けることなんてできない。が、「支援」や「支援者」なんて言葉をなまじっか背負ってしまうと、上から目線のいつでも助けたがり屋さんになってしまう危険性は常にハンパない。
だから助けることに慣れてしまった人は、もっと誰かに助けられた方がいいと思う。同様に助けられることに慣れてしまった人も、もっと誰かを助けた方がいいと思う。
今年4月までの半年間に及ぶ休職中、スウィング公共図書館のヘビーユーザーである学校にあんまり行けない女の子に「なんでもそうだんしてね」と言ってもらったとき、(具体的な相談は無理だったとしても)どれだけ嬉しく助けられたことか。みんなどっこいどっこい「ただの人」同士、お互い様に生きてゆくってこういうことだろうし、近年よく聞く口はばったい「共生社会」なんてものを実現するためには、大きくって華々しい何かではなく、ちっちゃいけれど嘘のない、こうした風景を日々積み重ねるしかないのだと思う。
「支援」なんて社会的な……というか世俗的な、便宜上の言葉に過ぎない。だから僕たちは子どもたちを助けようなんて考えていないし、たぶん学校復帰も支援しないし、(将来的にはこの試みに引きこもりの方に参画して欲しいと思っているのだが)就労支援もしない。ただクソがんじがらめのアレコレから堂々と距離を置き、少しだけ息のしやすい場所で、楽しく、自分のままに過ごし合えたらと考えている(でもホントは、ちょっと助けになればいいなと思っている)。
というわけでスウィング公共図書館が明日からはじめるのは「こどもの日」。
1年に1回しかない「こどもの日」を毎週木曜日(単純年換算:約48日)にしてしまい、学校に行けない/行かない/行きたくない子どもたちと、スウィング公共図書館別館(町家)で遊んじゃおうというものである。
以下が実施概要となります。
<目 的>
1. 子どもたちに学校や家庭以外に、安心して過ごすことができる居場所をつくること
2. 子どもたちが自分のままにふるまい、自分の言葉で話せる時間をつくること
3. 子どもたちが学校という小さな世界では出会えない人たちと出会える場をつくること
4. 子どもたちの「こんな生き方もアリなんや!」を増やすこと
5. 1〜4のために一緒にすごし、遊ぶこと!
<ただ「遊んじゃおう」ではとっつきにくいし取っ散らかるのでスウィングの得意分野を元に構成した4つのプラグラム>
・第1木曜日:ジュースのじかん
→?話し合う/?聞く/?話すための「お話のじかん」です。
→でも手ぶらじゃやりにくいんで、ジュースやおやつをチビチビやりながら。
・第2木曜日:映画のじかん
→いっしょにいろいろな映画を見て、できれば感想など言い合いたいな。
・第3木曜日:ゲームのじかん
→テレビゲームじゃなくって、いろんなカードゲームやボードゲームで遊びます。
・第4木曜日:ワークショップのじかん
→たとえばモノづくりやゴミコロリ、本をよんだり、散歩をしたり。
※ 時間は基本的に午後1時〜3時となります(変更の場合アリ)。
※ 場所は基本的に「スウィング公共図書館別館」(町家)となります。
京都市北区上賀茂南大路町22番地(上賀茂小学校正門前)
<対 象>
・学校に行けない/行かない/行きたくない小学1年生〜高校3年生(企画内容によって変更アリ)
※ 慣れるまでは親御さんも一緒にすごしていただけます。
※ 小さな弟さんや妹さんの同伴もOKです。
<運営メンバー(元子ども/現在のおじさん・おばさんたち)>
沼田亮平・木ノ戸昌幸・ちょく・あちゃみ・増田政男・XL・KAZUSHI
<広 報(準備中)>
・スウィング公共図書館別館(町家)掲示版に月間スケジュールとその週の企画詳細を掲示します。
・持ち帰り用フライヤーを設置します。
・各種SNS(Facebook/Instagram/Twitter等)にて発信します。
<お問い合わせ>
スウィング(担当:沼田)
電話:075-712-7930
Mail:0506@swing-npo.com
以上、まったくもって不完全だなあと感じながら書きました。ご不明な点は遠慮なくお問い合わせください!
またこの記事の内容も「あ! アレもコレも必要!」となるたびにだんだん変わると思います。予めご了承ください。
やりながら考えるスウィングの特性とご理解いただけますと幸いです。
まずは明日、記念すべき「こどもの日」初日は(第3木曜日だから)「ゲームのじかん」。
予約不要、参加費無料。そんなん急にムリかもしれないけど気軽に来てね!
木ノ戸
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明日は「第177回ゴミコロリ」。……できるのか?
そして去る6月21日(水)には「第176回ゴミコロリ」を実施いたしましたが、全国各地に広がるゴミコロ支部からもレポートが届いています。
2023年7月現在、各地でゴミコロリを展開するゴミコロ支部は28支部。
拾っても拾っても補充されるゴミと戦う仲間たちからのゴミコロレポート(2023年6月実施)をご紹介します。
【京都/西山ケミックスさんからのゴミコロレポート】
【KES啓発活動×ゴミコロリ】 雨予報だったため、 今月も室内の清掃を行いました!
【神奈川/NPO法人新さんからのプチコロ・ゴミコロレポート】
6月16日(金)に第34回プチコロリを行いました。
『超蜜焼いもPUKUPUKU横浜磯子店』さんが、店内に皆の描いた絵を飾ってくれるので、届けました。 落ちてる靴や手袋ってなんでいつも片方なんだろう?
6月23日(金)の『第54回ゴミコロリ』は2ヵ月ぶりだったので、ゴミがいっぱいでした( ノД`)シクシク…
今回、可燃ごみ45ℓ2袋と不燃ごみ30ℓ1袋でした。
【岐阜/岐阜サンビルさんからのゴミコロレポート】
岐阜県岐阜市
サンデービルディング支部からの報告です!
毎月第3日曜日
岐阜市柳ヶ瀬商店街で開催される
サンデービルディング
クラフターさんの作品や農産物、スイーツやコーヒーショップまで盛りだくさん
そんなオシャレな所で場違いやな〜!と言うなれ
街を少しでも綺麗にする為
ゴミからふるは今回も街のおせっかい❗️
せっせとさっさとスーパートングでゴミコロリ❗️
必殺股のぞきキャッチも炸裂❗️
笑顔で手を振る子どもたち🖐️
派手な古着屋の姐さんとパチリ❗️
今日も街に溶け込むゴミからふる❗️
今回も楽しく活動できました‼️
で、糸ようじがなんで?謎だ❗️
【愛媛/青藍学舎さんからのゴミコロレポート】
6月のゴミコロに行って来ました!
👦🏻「あんまりゴミないねぇ‥😢」
🧑🏻「ゴミ落ちてないとやり甲斐は無いかもしれんけど、それだけ街が綺麗ってことやけん、良いことやね😊」
なんて会話も聞こえて来た今月のゴミコロでした。
支部の皆さん、お疲れさまでした!
「ゴミコロリ」に賛同し、ともに「ゴミコロリ」を行ってくれる個人・団体さん(ゴミコロ支部/現在28支部)随時募集中!
「ゴミコロ支部」募集の詳細はコチラをご覧ください!
→http://garden.swing-npo.com/?eid=1400553
町に溢るるゴミある限り、我らの戦い終わりなし。
拾うはゴミでも心は綿、見た目は青でも心は真っ赤。
嗚呼、さすらいのゴミ野郎、嗚呼、我らゴミコロレンジャー!
(河原)
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社会を幸せにするためのNPO、社会福祉施設であるスウィングを、<誰でも自由に参加できる公共の場>にするにはどうしたらいいか? ずっと考えてきた。
ふと気つけばスウィングは「障害者」と名づけられた人たちを中心とした、特定のメンバーばかりが集う場になっていたからだ。新たなお客さんが扉を開けにくい、常連ばかりの居酒屋のように。
僕たちはカテゴリー別に生きているわけではない。けれど社会的に弱い立場にある(そうした立場にさせられがちな)人を対象とした、<制度化された福祉>に囚われてしまうとついついこうなってしまう。
制度は必要だと思う。でも制度以前の<本質的な福祉>とは、カテゴライズされた誰かではなく万人が幸せになるための権利、いや幸せを希求するための権利なんじゃないか、そんな風に考えてきたのに。
たとえばアートはアーティストのためにあるのだろうか? 学問は学者のためにあるのだろうか? 政治は政治家のためにあるのだろうか?
違う。どれもこれもやはり万人のためにあり、誰もが自由に楽しんだり感じたり考えたりできるもののはずだ。でもなぜか遠く、自分と地続きな感じがしない。どうやら僕たちは制度や専門化や特権化によって、あちこちで強烈な目くらましを食らってしまっているらしい。
ある意味スウィングは公的に守られたセーフティゾーンである。世間の常識からは逸脱した仕事を仕事とし、お金の大小で物事を判断せず、制度的に<障害者(被支援者)/健常者(支援者)>とに二分化された構造をほどきながら、一市民同士として助け合う文化を育み続けてきた。そうした文化を様々な仕事や試みを通して外へと持ち出し開いてきたつもりだったのだが……。
はじめに戻る。
社会を幸せにするためのNPO、社会福祉施設であるスウィングを、<誰でも自由に参加できる公共の場>にするにはどうしたらいいか?
何年も考え続けてようやく辿り着いたのが図書館。スウィングのどこかに図書館をつくるのではなく、丸ごと図書館になってしまうという構想である。
カフェやお店にすることもできたかもしれないが、それではお金のない人は来られなくなってしまうし、じゃあ「どなたもお気軽にお入りください」なんて言ったところで、そんなの入りにくいったらありゃしない。
とりわけ学校に行かない、行けない、行きたくない子どもたち。福祉制度の利用者として、つまり障害者としてはスウィングに来たくない人たち。たとえば大型ショッピングモールのベンチに誰とも話さずただ座っている、(恐らく多くは定年退職後の)孤独そうな男性たちの存在などがずっと気になってきた。
でも図書館なら誰でも知っているしお金もかからないし安心して過ごせるんじゃないか。本なんて読まなくったって、「図書館に行く」という大義名分や正しい響きによってクリアできるものがあるんじゃないか。そのためにはしっかり図書館のふりをする必要がある。
2年以上の準備期間を経た2021年9月1日、「スウィング公共図書館」はオープンした。蔵書は現在、約2,300冊。5つのアトリエ全てに書棚と閲覧スペースがあり、各入口には入室難易度を星の数で示すサインを設置している。スウィング、クセの強い人が多いから。
開館以来、想像以上にいい感じでご利用いただいており、何より子どもたちが読書なんてそこそこに自由に過ごしているのが嬉しい。僕が仕事をしているリジチョー室も閲覧室のひとつ。入室難易度は満点の星5つだ。
先日恐る恐る入って来た高校生は家に帰ってこう言ったそうだ。
「ついに入れたよ!」
本を読んでも読まなくても。勝手に公共。この小さな図書館で、小さな幸せを感じられますよう。
木ノ戸昌幸
※ この文章は『コトノネ Vol.42』(発行:株式会社コトノネ生活/2022)より転載しました。
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近年の酷暑、熱帯夜の中にあっても、nacoさんや祥子さんがエアコンをつけずに眠っているという事実は、すんなりと受け入れるべきだ。
エアコンに慣れ切った身には信じ難いが、しばしば聞く話ではあるし、彼女らは人口の冷気に弱く、自然の暑さに強いのだろう。
今、私たちは、あまりにも現実離れした、より受け入れ難き事実に直面している。
けれど逃げてはいけない。刷り込まれた常識を捨て、勇気を持って心を開き、受け入れなければならない。
「手持ち扇風機」を夜通し手に握り、風を顔に当てながら眠るという、ミサさんの奇跡の睡眠技法を。
「ときどき落とすけどね」と苦笑いしながら語る、異次元の非凡さを。
木ノ戸
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療育手帳(りょういくてちょう)とは、知的障害者に都道府県知事、政令指定都市にあってはその長、鳥取県鳥取市、岩美町、若桜町、智頭町、八頭町にあっては鳥取市長、がそれぞれ発行する障害者手帳である。
びっくりした。
Wikipediaで「療育手帳」調べてみたら、まさかここで鳥取がグイグイ来るとは。
ともかく大事なものには違いないよね。
京都では京都市営バスや地下鉄に無料で乗れる「福祉乗車証」も兼ねてるし。
だからね、もう少し気をつけたほうがいいと思うねん、Qちゃん。
「すぐ出せるようにしてる」って真顔で言うけど。
これはもう「ご自由にお取りください」にしか見えないから。
木ノ戸
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長らくお休みをしていた<視察・見学>について、2022年7月19日(水)より再開します。
スウィング公共図書館のオープンによって、スウィングはある意味いつでも見学自由なのですが、図書館の休館日に実施する<視察・見学>では、清掃活動「ゴミコロリ」、Ackeyの接待UNO、各アトリエを巡るガイドツアーなどこの日にしか経験できないプログラムを用意しています。
★スウィングの視察・見学は2023年7月以降こんな感じで実施いたします★
●実施日:毎月第3水曜日
●時 間:10:00−14:30
●参加費:¥2,000 ※ 子ども・学生無料
●定員:6名(1名から実施します)
●申込締切:第2水曜日
●プログラム
10:00 集合
10:15 清掃活動「ゴミコロリ」
12:00 昼休み(昼食をご用意ください)
12:30 Ackeyの接待UNO
13:15 Swingガイドツアー
14:30 終了
※ 木ノ戸によるプレゼンテーションはありません。
※ また、木ノ戸への個別的な相談についてもご遠慮ください。
●お申込み
・第2水曜日までにスウィングWEBサイトCONTACTページ(お問合せフォーム)からのお申込みをお願いいたします。
・もしくは下記メールアドレス宛に直接お申込みください。
Mail:minnesota_girl@swing-npo.com(担当:クリスティン)
※ 清掃活動「ゴミコロリ」やAckeyの接待UNOへのご参加は自由です。お申し込み時にお知らせください。
※ ささやかながらスウィングからの贈り物がございますのでお持ち帰りください。
※ お申込みは先着順となります。 お早めのお申込みをお願いします。
木ノ戸昌幸
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長らく休館しておりました「スウィング公共図書館」ですが、ようやくようやく準備が整いましたので、7月10日(月)より再開いたします!
開館日は以前と変わらず月・火・金曜日。開館時間は10時30分〜16時となります。
以下に基本情報をFacebookページより転載します。
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<スウィング公共図書館って、どんな図書館?>
社会を幸せにするためのNPO、社会福祉施設であるスウィングを、<誰でも自由に参加できる公共の場>にするにはどうしたらいいか? ずっと考えてきました。
何年も何年も考えて、そしてようやく思いついたのが図書館になってしまうこと。
図書館なら誰もが知っているし、本当に気軽に来られるんじゃないか。たとえば家や学校や会社、しがらみだらけのそんなこんなから抜け出して、心静かに安心して過ごせる場所になればいいなあ。
そんな気持ちでいっぱいになったのです。
ここにある本は個性的な9つの本屋の店員さんと、図書館先輩であるルチャ・リブロの青木ご夫妻が選んでくれました(ただし漫画のほとんどは僕が家から運びこんだものです)。
本を読んでも読まなくても。勝手に公共。
この小さな図書館で、小さな私たちが、小さな幸せを感じられますよう。
2021年 9月 1日
スウィング公共図書館 CEO
木ノ戸昌幸
★開館日:月・火・金曜日
※ 都合により休館したり、上記以外の日に開館することもあります。随時Facebookページでお知らせします。また電話でもお問い合わせいただけます(Tel:075-712-7930)。
※ 学校に<行かない><行きたくない><行けない>子どもは、水・木曜日も遠慮なく来てね! でも土日祝はほぼ開いてないよ!
★開館時間:10:30〜16:00
★閲覧席数:12〜13席
<本のジャンル>
漫画/文学/児童文学/絵本/人文・思想/アート・詩/趣味・実用/ノンフィクション/政治・社会・歴史/Swing
<本のセレクト>
iTohen(大阪):鯵坂兼充/恵文社一乗寺店(京都):鎌田裕樹/人文系私設図書館 Lucha Libro(奈良):青木真兵・青木海青子/今野書店(東京):花本武/誠光社(京都):堀部篤史/Title(東京):辻山良雄/ときわ書房志津ステーションビル店(千葉):日野剛広/ポルベニールブックストア(神奈川):金野典彦/メリーゴーランド京都(京都):鈴木潤/レティシア書房(京都):小西徹 2021年8月現在/敬称略
<この図書館でできること>
・もちろん本を読んでもOK、でも本を読まずに昼寝をしても、よだれをたらして熟睡してもOKです。メインの閲覧室は第27教室、その他の各教室にも小さな閲覧スペースと書棚を設置しています。詳しくは館内MAPをご覧いただくか館内の誰かにおたずねください。ただし答えられない人も多いです。
・本の持ちこみOK、館内の本をどこへ持ち出してもOKです(大体の帰館時間をご記入ください)。この図書館の近くには上賀茂神社や賀茂川など、読書にもってこいの場所があります。読んだ本は返却棚にお返しください。
・貸出は10冊までOK、貸出期間は1ヶ月です。<貸出票>に必要事項をご記入の上、受付まで提出してください。そしてきっとまた来てくださいね。
<利用上のお願い>
・お車でお越しの場合は近隣のコインパーキングをご利用ください。(一応)駐輪場はございます。
・館内では、お静かにお過ごしください……と言いたいところですが、それではちっちゃい子が来づらくなっちゃいます。ですのでちょっとあいまいな表現になりますが、大人は大人らしく、子どもは子どもらしくお過ごしください。
・喫煙は喫煙スペースでお願いいたします(館内MAP参照)。
・Wi-Fi、電源もご利用いただけますが電話での通話はお控えください。また動画視聴の際はイヤホンを使用してください。
・貴重品は自己管理をお願いいたします。
・館内でのお食事はお昼休み(12:00−13:15)にお願いします。飲みものはいつでもどこでもOKです。ゴミはお持ち帰りください。
・わけあってトイレに紙は設置していません! ご利用の際は受付設置の<流せるポケットティッシュ>をお持ちください。
・本の寄贈は受け付けておりません。
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以上、よろしくお願いいたします。
ただし別館(本館徒歩1分の町家)については引き続き整備中につき、今しばらくご利用いただけませんので予めご了承ください。
ブログやSNSで情報発信していればさえいいと思い込んでしまう昨今。この休館期間中、とりわけ遠方から足を運んでくださった方には大変申し訳ありませんでした(でもやっぱりチェキしてほしいです! →★)。
それでは皆様のご来館をお待ちしております。
スウィング公共図書館 CEO
木ノ戸昌幸
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福祉施設では給料のことを「工賃」と呼ぶことが多い。
なんだか妙な感じがするが、一般的な雇用契約にもとづかないから給料ではなく工賃なんだそうだ。
「やったあ! お金ゲット! お母さんに食材買ってあげる!」
理屈はともかく毎月一度の工賃を受け取ったゴルゴが声を上げて喜んでいる。
うれしそうだし優しい感じがする。と〜ってもお母さん思いな感じがする。
それは間違いないと思うんだけど、思うんだけど……食材? お母さんに食材買ってあげる?
ちょっと聞いたことがない、な。
「お母さんに美味しいもの買ってあげる!」とか「ご馳走してあげる!」とかなら分かる。
その場合「食」は、「直」で、お母さんの体内へとゴルゴの優しさと共に取り込まれるはずだ。
でも食材ってそのままは食べられないし、食材を使って料理するのはたぶんお母さんで、その結果できた「食」を、「直」で、しかも体内に取り込む主要人物は、結局ゴルゴなんじゃないだろうか?
だとしたらゴルゴの優しさはどっちの方向に向いているのか?
お母さん? ゴルゴ自身? 食材? 肉? ポーク? ビーフ?
アカン。唾出てきた。
さすがはゴルゴ。言葉ひとつで想像力をかく乱させるその腕は、やはり超一流だ。
木ノ戸
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