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「小学校」が怖くなかった日

 

11月末、縁あって京都府内のとある小学校で、「人権講演会」なるものに登壇させていただくことになった。

スウィングをはじめて14年目。人権関係の依頼が来たのは2度目のことだ。

一度目は2013年。行政から「人権啓発」を依頼され、判で押したような啓発では何の啓発にもならないことを知っていたから、「何をしてもいいですか?」の確認にGO!サインをもらった上で、寸劇「まち美化戦隊ゴミコロレンジャー登場!!」を作り上げ、上演した。

 

 

以来、手を変え品を変え……と言うか「ネタ」を変えながら、子どもたちのゲラ笑いとオトナからの冷徹な視線(および失笑)しか生まないこの劇が、なんだかんだ途切れることなく上演機会を得続けていることは、スウィング七不思議のひとつである(最近では昨日上演したところだ。ちなみに七不思議の残り6つは全く思い浮かばない)。

 

そして今回。子どもたちを前にガチで話すのってはじめてだけれども、これまで大人に対して話してきたやり方とは随分勝手が違うだろうけれども、とにかくチャレンジすることに決めた。

 

今年のテーマは「未知との遭遇」だからだろうか。(離れて暮らしているけれども)僕も子を持つ親になったからだろうか。 

 

最近、ひとりで講演をすることはほとんど無く、今回もスウィングの仲間(あちゃみちゃんと沼田君とXLさん)がいっしょだからというのもメチャクチャ大きい。

でも、僕なりに「やってみよう」と決断した、その最も大きな理由は、講演の対象が小学5、6年生、つまりおよそ30年前、僕自身が学校に行くことや生きることそのものが辛くなりはじめた、ちょうどその時期を生きる子どもたちだったからだと思う。

 

何を伝えられるのかは分からない。

だってはじめてだし。

でも少なくとも、何かを「伝えたい」と思える自分が、今確かに在ることに少し驚く。

 

今日、打ち合わせのために皆と現地に伺った。楽しかったし考えたし、ついつい長居をしてしまった。

元気そうに過ごす子どもたちの姿が眩しかった。

 

 

その後は友人の案内で「旧質美小学校」(京都府京丹波町)へと向かい、廃校になった教室を利活用した絵本のお店「絵本ちゃん」にお邪魔した。

「スウィング公共図書館(仮)」の開設に向け、ひとりひとり好きな絵本を選んで購入した(僕は『はるとあき』を選んだ。泣いた)。

 

楽しい時間が過ぎ、はたと気づいた。

僕は今日、思いがけず小学校を2軒(?)、はしごしたのだ。

かつて怖くて怖くてたまらなかった、小学校の校舎の中を歩き回っていたのだ。

 

もちろん「あの」、僕が通った小学校ではない。けれど学校、とりわけ「小学校」という存在そのものが恐怖の対象と化していた僕にとって、「いいとこだねえ」とかぼんやり言いながら平気で過ごせた今日という日は、ちょっとした、いや、かなり大きな意味を持つ、個人的に歴史的な1日だったと言える。


……でもそれは裏を返せば、一見「元気そうに過ごす子どもたちの姿が眩し」く見える小学校という存在が、−その場を通過してもう30年以上経つおっさんが「歴史的」とか興奮してしまうくらいに−そこはかとない恐ろしさを内在している証左でもあるんじゃないか。


それが勘違いだったら一番いいのだが、そうではないと感じるからこそ、僕は子どもたちに何かを伝えたいんじゃないか。

 

 

 

おお、ヤバい!! 力んでる、力んでるよ!!

 

「人」か「人でないもの」かで迷っていたが、この力み具合から考えると、どうやら「人でないもの」で登場したほうが良さそうである。

 

木ノ戸

| ひとりごと | 23:43 | comments(0) | trackbacks(0)
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