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ドキュメンタリー映画『紙器折々−shiki OLIOLI−』予告

 

一昨日のブログで我慢できずにたくさん書いてしまったが、スウィングがこれまで大切にし続けてきたお仕事、「shiki OLIOLI」 のPR動画が遂に完成した。

 

shiki OLIOLI を漢字で書くと「紙器折々」。お気づきの通り、なんか京都っぽい響きも漂う「四季折々」にかけたネーミングだ。つまり「紙器折々」とは紙の器、主に「本家西尾八ッ橋」の箱を折り折りして組み立てる仕事のことを言う(以下、簡単に箱折)。そして現在、スウィングで蠢く障害のある人ない人、MAX33名(この33名のことを「活動会員」というのですが、その説明についてはコチラ!→)の大半がこの箱折の達人なんである。

 

 

著作「まともがゆれる」にも少し書いたのだが、僕たちがスウィング設立前に勤めていた福祉施設は、1日に何万個もの箱を組み立てる、箱折工場みたいなところだった。だから毎日毎日折り折りしているうちに、僕たちは否応なく、目をつむっても折れるくらいの達人になってしまったのだ(帯で笑っているXLさんもQさんも、そして僕も)。そうして僕たちが身につけた技術はいわば財産のようなもの。だから2006年にスウィングが事業をスタートしたときも、箱折は当たり前のようにメインの仕事の1つだったし、やがて「ゴミコロリ」や「オレたちひょうげん族」や色々な新しい仕事が生まれても、嬉しいことがあっても悲しいことがあってもどんなときも、箱折はいつも僕たちのそばに在り続けたのである。

 

僕はこれまで「一見つまらないこと、つまらないように見えることほど、その魅力や面白みを伝えることが難しい説」を唱えてきたのだが、箱折はいつもその説の中心にあった。箱折って素敵なんである。1個1個「完成した!」という実感が確実に味わえるし、まるで編み物のように、手先を使って折り折りしながら会話が弾む(もちろん弾まないこともある)。恐らくボケ防止とかにもいいんだろうし、たとえば会議なんかもみんなで折り折りしながらやったほうがいいアイデアが出るんじゃないだろうか(が、これはまだ試していない……と言うか、そもそも、基本的に、スウィングには会議がほとんどないのだ)。そしてなんてったって八ッ橋は、江戸時代に誕生した古都・京都を代表する伝統銘菓であり、いわば僕たちは地道にコツコツ、その伝統を支え続けているのである。

 

 

……が、いかんせん地味!!! 

ではどうプロデュースし、その魅力を伝えてゆけばいいのか。

長年の試行錯誤は展覧会でのワークショップや見学者の折り折り体験など、少しずつ日の目を見るようになっていったが、現在、スウィングが特別企画で参加している「逡巡のための風景」展に向けて、キュレーターの青木彬さんや沼田君とあれやこれやと真剣に(?)話し合ったことが大きな転機になった。箱折を茶道とか華道とかの「道(どう)」みたいにして、仰々しいワークショップを開催してはどうだろう? いいね! やろうやろう! じゃ、会場はどうしつらえよう? もっともらしい、「道」っぽい言葉を習字で書きまくって展示したらおもしろくない? いいね! やろうやろう! 

 

 

そしてもっともらしい、「道」っぽい言葉を考えているうちに、「道」っぽい映像を作ったらもっと面白いんじゃね? という「箱折道」の神様の啓示がふいに降りてきたのである。即、「京都人力交通案内」の動画を撮影・編集してもらった美馬智さんに連絡(たぶん、そのとき彼は寝ていた)、啓示の内容をまくしたてたところ、「いいですね〜」という嬉しそうな返事。それから数日後、2月7日と14日にオール上賀茂ロケを敢行したのである。

 

 

何がすごいってその場でアイデアを出し合いながら、ほとんど即興で撮影したにも関わらず、増田さんをはじめとする役者勢は見事な対応力を発揮してくれた。あちゃみちゃんやアッキーや沼田君なんて、「『プロフェッショナル/仕事の流儀』みたいにしたいからスガシカオのテーマ曲歌って」という無茶なオーダーに、その5分後くらいには堂々と答えていたのだから。が、この線はいつしかなくなり、最終「映画の予告編を作ろう」ということになったので、3人の歌唱が日の目を見る予定も今のところない。

 

さあ、前置きが長くなってしまったが、美馬君の技術とセンスと労力におんぶに抱っこしまくり、遂に完成したドキュメンタリー映画『紙器折々−shiki OLIOLI−』。の、予告編!

90秒にギュッと詰まった、それっぽいドラマを是非ご覧ください!!!

 

木ノ戸

 

 

『紙器折々−shiki OLIOLI−』予告

 

京都・上賀茂に集いし

箱折り職人たちが折りなす

身も蓋もないドキュメンタリー。

ここに完成?*

 

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*この映画の本編は存在しません。予告編だけ作りたかったので、予告編だけ作りました。

 

出演:日下部尚史  ゴルゴ  杉本裕仁  西谷文孝 沼田亮平  増田政男  木ノ戸昌幸(特別出演) 更田麻美(友情出演)

製作:紙器折々 -shiki OLIOLI- 製作委員会

協力:本家西尾八ッ橋/北村紙器/NPO法人スウィング

ダンス振付:ゴルゴ

題字:日下部尚史

アクション:木ノ戸昌幸

撮影・編集:美馬智

監督:木ノ戸昌幸

 

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♪ #1 :Winter Mvt 3 Allegro by John Harrison with the Wichita State University Chamber Players is licensed under a Attribution-ShareAlike 3.0 International License. ♪ #2 :Spring Mvt 1 Allegro by John Harrison with the Wichita State University Chamber Players is licensed under a Attribution-ShareAlike 3.0 International License.

 

 

 

※ YouTubeのアレで見るにはコチラ! →

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