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第63回プチコロリ 〜ゴミブルーとゴミイエローの初対面〜

 

昨年10月、京一さんと四至本君が東京出張に出かけた。目的地は杉本志乃さんが運営される「ACM Gallery」(東京・恵比寿)。

京一さんの絵は(見学者などに)「美しい」「きれい」と言われることがものすごく多く、そのたび京一さんはニヤニヤしているのだが、まさか大都会TOKIOの、しかもEBISUのギャラリーで輝く日が来るなんて。人生は分からない。

 

 

このとき、折角の東京だからと2人は普段お世話になっている人や場所を巡り歩いたのだが、かつて展覧会「存在と生活のアート」でゴミブルーマネキンも登場した「エイブル・アート・ジャパン」(東京「アーツ千代田3331」内)にゴミブルーで登場したら喜んでもらえるのでは…と、コスチューム一式を持参したのだった。しかしながらお目当ての方(代表の柴崎由美子さん)が不在で、ゴミブルーの出番がなかったことを帰京後の2人に聞かされた。「せっかく準備して行ったのにそれは残念だったねー」と思いつつ、僕はあることに気づいた。もしも柴崎さんがいなくてもゴミブルーをやっていたら? 知り合いにゴミブルー登場! と見せるのではなく、ゴミブルーのそもそもの役割(?)であるゴミ拾いを普通に東京でやっていたら? それはつまり、場所や人数が違うだけで僕たちが普段、当たり前に行っているゴミコロリ(毎月第3水曜日実施)やプチコロリ(少人数でやるプチ・ゴミコロリ。毎月第1水曜日実施)といっしょではないか。…と言うことはコスチュームさえあれば、我々はどこででもゴミブルーになれるし、ゴミコロリ、いや、少人数だからプチコロリ(ややこしい!)ができる!

 

 

スウィングの隣は本屋さんである。にも関わらず僕はこの12年間、その本屋さんで本を一度も買ったことがない。小さいお店だし在庫もあまりなく、欲しい本が見つからないからなのであるが、「あ! 注文して取り寄せてもらえばいいんじゃないか!」という思いつきを得たのはつい1週間ほど前のことである。

 

 

灯台下暗し。欲しいけれど書店にない本があればAmazonではなく、隣の本屋さんを頼ればよかったのだ。そして決まった日でなくとも、その気とコスチュームさえあれば僕たちはいつでもゴミブルーになれたのだ。というわけで出張先でゴミブルーになったり、プチコロリをするのが最近のブームとなり、これまで高知や徳島で実行してきた。そしてもちろん、昨年12月14日(金)から18日(火)まで開催した「親の年金をつかってキャバクラ SWING EXPO」東京展にも便乗し、12月15日(土)正午過ぎ、東京・吉祥寺にて「第63回プチコロリ」を敢行したのである。

 

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カメラマンのかめちゃんには「あまり『やってる感』を出したくないから、できるだけ遠くから撮って欲しい」と事前にオーダーした。つまりなんちゅーか、カメラがそばにあることによって説明的になってしまったり、「ああ、そういうことなのね」と了解されてしまったり、あるいはカメラがあるから演技性が高まったりといった「不自然さ」を排したいと考えたのだ(何を言っているのだ? ゴミブルーの時点で不自然極まるではないか)。

 

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平日の京都をゴミブルーで歩いているとき、「いないこと」にされるのは慣れっこである。だからこの東京砂漠では猶更そんな感じなのかな…と思っていたのだが、そうでもなかった。やはり休日は人々の心にも余裕があるのだろうか。

 

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いや、そもそも土曜日の吉祥寺は、ウキウキ東京「外」から来ている人たちばかりなのかもしれない。京都でも観光客のリアクションはとってもいい場合が多い。

 

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ゴミも想像以上に多かった。「皆さん! 住みたい街ランキング上位常連の吉祥寺はゴミだらけですよ!」と大声で叫んでしまいそうになったが、そんな根性はないし、そんなことが言いたくてやっているわけではない。むしろゴミがなければ我々の仕事は成り立たなくなってしまうのだから。

 

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EXPO東京展・第2会場である「マジェルカ」から吉祥寺駅へ。そして第1会場である「武蔵野市立吉祥寺美術館」へと向かう。ゴミブルーは美術館内に入れるのか? はちょっとドキドキな実験だったのだが、吉祥寺美術館のある「コピス吉祥寺」に着いたまさにその瞬間、そんな実験なんてすっかり忘れてしまうくらい、衝撃的かつ感動的な出来事が発生する。

 

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僕が勇んでコピス吉祥寺に入ろうとすると、中からおかしなのが出てきたのだ。全身イエローの、戦隊モノのコスチュームに身を包んだどこかの変態である。僕はすぐに気がついた。彼が「ゴミコロリ横浜支部」所属のゴミイエローであることに! 事前に吉祥寺でやることは伝えていたのだが、まさかここで、このタイミングでバッタリ出会うとは全くの予想外だった。僕は動揺してしまい、なぜかイエローに気づかれないように一瞬逃げてしまったのだが、やがて気を取り直し、我々は感動的なご対面を果たしたのである。

 

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「はじめまして!」と声を交わし合う。そしてこの異常性に胸が高鳴る。はじめて出会うのだから「はじめまして!」で間違っていないのだが、僕はゴミイエローの、「中身のおっさん」のことをまるで知らないのだ。四十を超えた男2人が東京・吉祥寺のド真ん中で、ひとりは京都、ひとりは横浜からやって来て、勝手にヒーローとなってゴミ拾いをしているうちに初対面を果たす。最高だ。東京は砂漠なんかじゃない。吉祥寺は最高だ。

 

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が、端から見ればこんなドラマチックな出会いにも一切意味はない。すかさず2人のヒーローは子どもの(お母さんの)「一緒に写真撮ってください」の声に応じ、並んでポーズを決める。お母さん、僕たちいつも一緒にやってると思ったでしょう〜。違うんですよ〜。今さっきはじめて会ったとこなんですよ〜。どうでもいいでしょう〜。

 

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繰り返しになるが、我々は外見こそヒーローだが、中身はただのおっさんである。はじめましてな世間話をしながら2人して吉祥寺美術館へと向かう。え? なになに? 美術館はセーフ? 聞けばゴミイエローは吉祥寺美術館(のトイレ)で着替え、まさに吉祥寺の街へ飛び出さんとするタイミングで僕に出会ったのだという。

 

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つまり僕がちょっとドキドキしていたゴミブルーは美術館に入れるのか? という実験を、もう予め、最初からクリアしていたのである。なんて思い切ったことをする人なのだろう。バカなんじゃないだろうか(もちろん最高の褒め言葉です)。

 

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そして実際ゴミイエローの言う通りだった。黄色はOKだけど青はNGってことはもちろんなく、僕はすんなり静粛な美術館の中に入ることができ、固い顔をして座っていた受付の方や、監視員の方の表情を緩めることに成功した。

 

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そうこうしているうちに慌ただしく14時からはじまるトークイベントが迫ってくる。早く戻って準備をしなければ。急ぎ足でマジェルカに引き返しているとゴミイエローが「もうちょっとやって来ます。トークイベントでまた!」と分離独立する。おお、遂に素顔を見せ合わないままなのか。

 

 

そうして14時からはじまったトークイベントは満員御礼だったが、僕はその中にゴミイエローの中身の姿を探そうとした。が、当然ながらさっぱり分からない。「あの、ゴミイエローの中身の方……」と呼びかけると1人の男性がすっと手を上げる。おお! あなたがゴミイエロー! さっきまで一緒にゴミ拾ってたのに何か不思議! もっかい「はじめまして!」で間違ってませんよね? はじめまして! 八巻さん!

 

木ノ戸

 

※ トークイベントの様子はマジェルカのスタッフTさんが詳しくレポートしてくれています! →

| 【OYSS!】清掃活動「ゴミコロリ」 | 11:54 | comments(0) | trackbacks(0)
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