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京都人力交通案内「アナタの行き先、教えます。」@混乱の四条大宮

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月日が経つことの早さを、京都人力交通案内を通して実感することが時々ある。この四条大宮編を行ったのは8月27日(月)、およそひと月前。今はもう朝晩めっきりと涼しくなって、今現在(9月29日午前)も長袖パジャマだけでは寒く、ドテラを羽織ってパソコンに向かっている。あの日残暑が猛烈に厳しく、日向に立っているだけでぶっ倒れそうだったことが嘘みたいだ。嘘みたいだけれど、あの日のQ氏の顔さえ見ていただければ、それが疑いようのない事実であることがハッキリと証明されるだろう。ではあの日のQ氏の顔、どうぞこちらへ。

 

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…いや、まさか。…さすがにこんな顔して誰にも頼まれてない親切な活動する人おらんで。これはきっと何かの間違い。はい、ちょっと角度を変えて。

 

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…う〜ん、やっぱりひどいな。…組長の首、狙ってる人みたいや。…それともタオル首に強く巻きすぎて息が苦しいんやろか。でも、まあ、とにかくこれでこの日のハンパない暑さはしっかりと伝わっただろう。というわけで京都市バスの路線・系統をなぜか丸暗記しているQ&XLの驚異のバス力を駆使し、世界各地から京都を訪れる観光客やお困りの方にベストな行き方、乗り継ぎをご案内するヘンタイ記憶パフォーマンス、京都人力交通案内「アナタの行き先、教えます。」、「混乱の四条大宮編」をお送りする。

 

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前回の「四条烏丸」に続き、観光地ではない「四条大宮」を選んだのにはわけがある。それはここが阪急・大宮駅、嵐電・四条大宮駅等が林立する京の公共交通網の要所のひとつであり、それゆえ京都市バスもどえらいことになっているからだ。

 

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四条烏丸にはABCDEFG、7つもの「のりば」があり、思わず「多すぎ!」とつっこんだが、ここ四条大宮はそれをさらに上回る。

 

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あれ? 4つ? …ではなく。

 

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10である。

 

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ほら、ね?

 

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はい、やっぱり10。多すぎ。もうワケわからん。

 

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「のりば10」は「京都市バス」ではなく、「京阪バス」や「空港リムジンバス」のみの「のりば」であるから9つとも言えるが、どっちにしたってそのややこしさに変わりはないだろう。そしてさらに、通常であれば「のりば」はABCD…とアルファベット表記されるのが、ここでは1234…と数字表記になっているのが輪をかけてややこしいのだ。だってね、アルファベットなら「なるほど、『Dのりば』から『3』系統に乗ればいいのか」とか、「のりば」とバスの系統番号を分けて覚えやすいが、数字の場合、「え〜っと『のりば4』から『3』系統か……数字ばっかりで覚えにくいわ!!!」となってしまうのである。これは案内をする場合も同じで、当初はこの「のりば数字表記」に全く気づしかなかったのだが「なんか微妙にやりにくいな〜」という違和感がずっと拭えず、終盤になってハッと気がついた次第である。ハッとしてグ!

 

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さて、10ある「のりば」のうち、最初に選んだのは阪急・大宮駅の真ん前、最も利用客が多いと推測される「のりば1」である。たくさんのバスが発着する「のりば」は横に長いので、平安神宮編で初採用し、前回の四条烏丸編でも使った「しょうゆ顔三人・三角の陣」を構える。ちなみに僕のお尻がつきかけているこの鉄柱(?)は見た目じゃ分かりにくいが触るとただごとではなく、灼熱の太陽のようであった。

 

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また、今回は美馬くん(今回もナイスな撮影、ありがとう)に加え、社会福祉士の現場実習のため、丸ひと月スウィングに通いつめてくれた湯谷さんも同行(写真・右端)。しかし、社会福祉士の実習でヘンタイ記憶パフォーマンス同行ってかなりレアだと思う。

 

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お、しぶい券売機を発見。

 

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いや、しぶいねー。ここに5,000円入れるのなんか勇気いるねー。

 

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さてさて、まずは「嵐山に行きたい」という「迷い人」。はいはい、嵐山へは向かいの「のりば2」が正解ですよ。…お、Q氏の顔も復活してる。

 

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なになに、清水寺へ? 合ってます。ここから「207」に乗って「清水道」で下車しておくんなまし。…Q氏の顔は?

 

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ええやーん。ええ顔キープしてるやーん。

 

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四条大宮は観光地ではないのでやはり日本人観光客の「迷い人」が連発する。この方たちの行き先は京都駅。「のりば3」から「206」に乗ってもいけるけど、う〜ん、混雑具合も考えたらここから「26」か「28」がベターですね。…Q氏の顔は?

 

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ええやーん。やる気みなぎって演説する宍戸錠みたいになってるやーん。

 

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続いて京都外国語大学へ行きたいというこの方。ここからじゃなくって「のりば4」から「3」に乗ってください!

 

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「祇園四条へは?」「東山七条へは?」「二寧坂へは?」。フォローミー! まとめて「207」に乗っちゃってください!

 

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おばあちゃんと…お孫さ…いや、息子さんか。

 

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いや、感心な息子さんです。この息子さん、普段からこういう風景生み出しまくりなのを僕は知っています。口数は少ないしそっけないけれど、やっぱり優しいXL氏。

 

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この女性は「迷い人」ではなく「あんたらええことしてまんなー! わてもしょっちゅう聞かれるんやでー!」とわざわざ励ましの言葉を投げかけてくれた。こういう勢いのある方との出会いは(特に日本人に見て見ぬふりされがちな)我々に元気を与えてくれる。

 

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この女性も「迷い人」ではなく阪急・大宮駅構内の売店の方で、よく「迷い人」に行き方を聞かれるので教えてほしいという珍しいご依頼であった。二条城への行き方、金閣寺への行き方などを矢継ぎ早に聞かれ、紙に書いてお渡しした。

 

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口だけじゃ折角のん、忘れちゃうからね。「書く」って大事。

 

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まあ、とにかく暑かったので気分転換も兼ねて別の「のりば」へと移動する。なんせ10もあるから「のりば」に困ることはないが、「のりば1」の次に利用客が多いと目される「のりば3」へと向かう。

 

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あい、到着。まずは改めて主だった行き先をチェキ。

 

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行き先はふむふむ……京都水族館押しがすんげーな。2012年にオープンした「京都水族館」。海のない京都に水族館を作ることには計画当初から批判も多く、「作ったことの意味を後付けするため」の必死さがこんな風景からも伝わってくるようだ。

 

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水族館云々はさておき、ここでの最初の「迷い人」は六波羅蜜寺に行きたいと。こういうちょっとマニアックな行き先は外国人観光客からはほとんど出てこないので、我々にとってもやりがいがある。え〜っとですね、六波羅蜜寺へはまずは「のりば1」に移動してもらってそこから「207」に乗って「五条坂」で下車、そこからちょっと歩いてください。もしくは「46」か「201」か「203」に乗って「祇園」で下車、「202」か「207」か「急行100」か「急行110」に乗り換えて「五条坂」で下車でも行けますよ……って、やっぱりあんたら(Q&XL)ヘンタイやな。

 

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はいはい、お次はこの女性をなぜか単独でご案内するXL氏。…さてはあれやな。…シンプルに好みのタイプやったんやな。我々はプロフェッショナル、自分たちの好みによって案内の質が変わることは決してないが、正直な話、「熱の入れよう」が違ってくるのは「ある」と思う。そう、我々はスマホではなく「生身のおっさん」なのである。ところでXL氏に聞けば、この方は「嵯峨小学校」へ行きたいと言っていたと。嵯峨小学校? 何か気になる、気になるぞ。嵯峨っちゅうことは嵐山のほうにあるのだろうが、まずこの人は確実に小学生ではない。今どきの6年生でもさすがにここまでは成長しないだろうし、第一、小学校は夏休みのはずだ。夏休みに嵯峨小学校という超ピンポイントな場所に行く人が、こんなところで「迷い人」やってるだろうか…。

 

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行け! XL! 「案内は3人で寄ってたかって」の基本ルールを無視し、スケベ心に走った自分のケツは自分で拭くのだ! そうしてXL氏が追いかけ、改めて行き先を聞くとその答えは「天龍寺」。やはり。恐らくスマホのなんかの加減で「嵯峨小学校」が出てきて、それをXL氏に伝えてしまったのだろう。スマホだめよー。頼りすぎちゃダメよー。ちなみに僕は最近、スマホにメモするのをやめ、当たり前にメモ帳やノートに書くようにしたり、スマホを枕元に置く&スマホ目覚ましをやめ、アナログ目覚まし時計を使うようにしている(そして今日、寝坊した)。で、「結局、天龍寺までどう案内したの?」とXL氏に聞くと「『のりば2』から『京都バス』で『77』」。……ノー!!! (市バスじゃなくって)「京都バス」の「77」は1時間に1本くらいしかない!!!

 

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そうして「のりば2」までせっせと追いかけてきた我々。改めて「11」に乗って「嵐山天龍寺前」で降りてください! とご案内する。が、たまたま1時間に1本のタイミングが合い、結局この方は「京都バス」の「77」に乗車することになるのだが、まあそれはそれで。

 

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お次の「迷い人」は鉄板の清水寺。おお! 素晴らしい! 全員メガネ! …言うてる場合か。えっとね、清水寺へはここじゃなくって「のりば1」から「207」に乗ってもらいたいんですけど。分かります? あっちあっち。ほれ、さっきまで我々がいた阪急・大宮駅の前の、ダイソーの下の。

 

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結局、またも足を使って近くまでご案内。やはり外国の方へは「書いて伝えること」にも限界があり、特にここ四条大宮は道路がややこしくって説明が難しく、英語力の低さを痛感するとともに、「体で伝えること」の大切さを実感した。

 

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さあ、本日最後のご案内はなかなかの難関、龍安寺。ここからだと随分距離があるし、乗り換えも必要である。この方たちが示すスマホの画面には「5」が表示されているが、「5」は龍安寺になんて絶対に行きません。スマホは確かに便利だけれど、こうして間違った情報もしばしば提供されるので皆さんもお気をつけて。まずは「のりば8」に移動してもらい、そこから「46」か「206」か「6」に乗り、「千本今出川」で「59」に乗り換えてもらう必要があるが、まずもって「のりば8」の説明が難しい。

 

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ね? 今「のりば3」にいて、「後院通」(…こんな名前、はじめて知った)まで行って、「のりば6」や「のりば7」を越えた斜め方向のいっちばん端っこ! をどう説明すればいいのだろう?

 

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結局、XL氏が「のりば8」までフォローミー! この活動史上、最長のご案内が出現したのであった。

 

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ところで四条大宮にはゴミがメチャクチャ多く、ゴミに目ざとい我々が無視して帰ることは難しかった。毎月ね、目を皿のようにして「ゴミコロリ」してるからね。

 

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ほれ。

 

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ほれほれ。

 

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ほれほれほれ〜!!!

 

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しかし今日、我々にはゴミ袋がない。「ゴミコロリ」のときには使いたい放題あるゴミ袋が1枚もない。そうか…。ゴミ袋というのはこんなにも有り難く、こんなにも大事なものだったのか…。で、思いついたのがゴミ袋GETとクソ暑さの解消の両立、つまりスーパーでアイスクリームを買うこと。

 

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結局、袋代を支払う必要があったのだが(なんじゃそりゃ)、とにかくお金を貸してくれた湯谷さん、ありがとう。

 

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【ゴミを手づかみで掴むと手が汚れる】=【ゴミ袋だけじゃなくって火バサミも軍手も大事!】を学びつつ、容量いっぱいまでゴミを拾って少しスッキリしたのだった。

 

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今回、10もの「のりば」が広範囲に散らばり、ゴミも散らばりまくっていた四条大宮で3つのことを学んだ気がする。ひとつ目は先にも書いたが「のりば」はバスの系統番号と区別するためにもアルファベット表記が分かりやすいこと、2つ目は人力交通案内はその名のごとく、頭だけじゃなくっていろいろな「人力」を使うものだということ、そして3つ目はゴミを見つけたら拾いたくなっちゃうからゴミ袋を携帯したほうが良いこと(なんだったらゴミブルーを連れて行くとかしてもオモシロいなと思った)である。小さなバージョンアップを重ねながら、次回、我らがヘンタイ記憶パフォーマンス、京都人力交通案内「アナタの行き先、教えます。」は―9月は27日にやりました!―10月22日(月)、京のどこかに出没する!

 

木ノ戸

| 【OYSS!】京都人力交通案内「アナタの行き先、教えます。」 | 09:14 | comments(0) | trackbacks(0)
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