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「親の年金をつかってキャバクラ SWING EXPO」間もなく開幕!!!

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Swinging スウィンギング Vol.24 2018年7月1日発行 発行:NPO法人スウィング 

編集:木ノ戸昌幸 制作:木ノ戸昌幸・亀井友美・沼田亮平 絵と詩:オレたちひょうげん族 

デザイン:坂田佐武郎(Neki inc.) 写真:成田舞(Neki inc.)/NPO法人スウィング

 

ただ今発送作業中!!!

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お待ちかねじゃない人以外はお待ちかね! フリーペーパー最新号「Swinging Vol.24」がひと月遅れで完成しました。全国津々浦々、およそ300名の会員さまと300箇所の配架先へ間もなくお届け! のご報告の前に、スウィング発の全国巡回展となる展覧会…っていうか博覧会「親の年金をつかってキャバクラ SWING EXPO」(以下、「SWING EXPO」)について本ブログで初広報いたします。

 

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まずは7月31日(火)からはじまる京都会場「同時代ギャラリー」さんのWEBサイトをご覧ください。 →

どうでしょう? なんとなく雰囲気、伝わったでしょうか? ダメ? 続いて「企画趣旨/親の年金をつかってキャバクラ SWING EXPO に寄せて上げて」をご一読ください。

 

 

親の年金をつかってキャバクラ SWING EXPO に寄せて上げて 

 

1. 哀しみをユーモアに変えるまで 

 

親の年金をつかってキャバクラ 

 

増田政男が書にしたためたこの言葉は、いつの頃からかスウィングに堂々と飾られ、日常の風景となっている。けれどこの言葉の裏に、彼の深い苦しみや哀しみを見てとる人は一体どのくらいいるだろうか。この言葉の通り、増田はかつて同居する母親の年金にまで手をつけ、キャバクラ通いを繰り返していた。しかしながら、この愚かしい行為について、彼がその当時から武勇伝のように笑って語っていたわけではない。増田は一夜の夢の後、決まって激しい自責の念に囚われ、ときには数ヶ月に渡って家に引きこもるというサイクルを何年も繰り返していたのだ。このサイクルから脱するまでには長い長い時間がかかったが、結果として増田は母親と離れて暮らすこととなり、また、あれば使ってしまうお金の管理を他者に委ねきり、つまり自らのどうしようもない弱さを認め、手放し、ようやく心穏やかな暮らしを手に入れたのである。増田がこの書を表すまでの、哀しみをユーモアに変えるまでの道程を思うとき、余裕綽々、安全圏から放たれる「多様性」「共生社会」「社会包摂」といった今の世を彩るスローガンが、底はかとなく薄っぺらく感じるのは僕だけだろうか。 

 

2. 猛烈に生きづらい社会 

 

スウィングにはこの世界に生まれ、この社会で生きてゆくことに(かなり強めの)「生きづらさ」を感じざるを得なかった、あるいは感じ続けている人がとても多い。それを「障害者」という言葉でひとまとめにしてしまえば簡単であるが、例えば一応、建前上、「健常者」とされてきた僕自身にも激しい「生きづらさ」はずっとあるし、事実、障害の有無を問わず、老若男女を問わず、この社会は呆れるほど安心感に乏しい「猛烈に生きづらい社会」なのではないだろうか。普通、常識、効率、生産性、上昇志向、社会的ラベル等に彩られた、余りにも狭量で画一的な価値観や固定観念に囚われ、逃れることができない、逃してくれない。それらに向き合い突破し、あるいは突破できずともなんとかやり過ごしながら、僕たちはときに戦いもがき、ときに諦め手放し、この世界を生き延びてゆくしかないのである。

 

3. 言葉は後からついてくるもの

 

スウィングの「既存の価値観や固定観念を揺るがせる」「ギリギリアウトを狙う」「OKやセーフの余白を広げる」「日常に『抜け』を創る」等のコンセプトを俯瞰してみたとき、かなり確実な手触りを持って「ソーシャルアート」や「社会芸術」といった言葉が思い浮かぶ。が、その正誤は僕たちには分からない。結局のところ「これはアートか否か?」という問いに対する答えは、一人ひとりの感性に委ねられているのだから。いずれにせよ、言葉は後からついてくるもの。そこに依りかかりすぎてはいけないし、酔ってしまってはいけない。 

 

4. 敷居を下げること 

 

「EXPO」という言葉の持つ、ポップでチープでどこかワクワクするような感じ、カッコよさとダサさ、未来っぽさとレトロ感の同居。それらはギャラリーや美術館という、若干シャレオツさ漂う場の敷居の高さを絶妙に下げてくれるように思う。イメージ、先入観、偏見等によって縁遠かったものとの距離がグッと縮まり、自分の中に予めある「回路」と繋がる、身近になる。それは自分の内なるものが揺らぎ広がる、とても素敵な瞬間なのだと思う。この「SWING EXPO」があなたの心のどこかと繋がり、ほんのちょっと世界の見え方を変えるきっかけになればいいなと願う。 

 

NPO法人スウィング 

木ノ戸昌幸

 

 

自分で言うのもアレですが、企画趣旨というよりはただの散文のように見えます…。が、この捉えどころのない感じこそが、「SWING EXPO」の感じと思っていただければ幸いです。スウィングはこれまでもたくさんの展覧会を催してきましたが、それらは多くの場合、芸術創作活動「オレたちひょうげん族」という「スウィングの一部分」を媒介とした場づくりでした。が、「SWING EXPO」においてはその「オレたちひょうげん族」も「SWING EXPOの一部分」となります。スウィングがこの12年の歩みのうちにひたすら地道に積み重ねてきた実践の数々を、増田政男が書にしたためた「親の年金をつかってキャバクラ」というフレーズを入り口に5つのチャプターに分けて披露するとともに、この閉塞感溢れまくりの社会にはびこる「生きづらさ」を緩め、あるいは「普通」「常識」「社会包摂」「アート」等々、様々な言葉や概念に付与された「規定値」に揺さぶりをかけること、それこそが「SWING EXPO」のひとつの狙いとなります。

 

 

で、話を最初に戻しますと、できたてホヤホヤのフリーペーパー最新号「Swinging Vol.24」は、この「SWING EXPO」の「公式指南書」(つまりガイドブック)として制作いたしました。展示会場では伝えきれない思いや裏話をふんだんに盛り込み、ご来場いただけなくとも「いち読み物」として成立するよう頑張りました(もちろん各会場にもたっくさんご用意しております!)。今号もナイスなデザインは坂田佐武郎氏、グッドな写真は成田舞氏によるものですが、2人は「SWING EXPO」の共犯者として、およそ1年間に渡ってともに企画を練り、実現に向けて歩みを進めてくれました。このあたりについては「PRODUCTION NOTE/親の年金をつかってキャバクラ SWING EXPO ができるまで。」に詳しいですし、8月4日(土)には木ノ戸・亀井・坂田氏・成田氏によるトークイベントもございます。ぜひ。

 

 

「SWING EXPO」は2018年度、2019年度の2ヵ年に渡って全国巡回しますが、このうち京都(2018夏)、高知(2018秋)、東京(2018冬)、鳥取(2019春)の4つは既に会場が決定しています。以下、2018年度の開催地情報を記載します。また、その他詳細につきましては「親の年金をつかってキャバクラ SWING EXPO 公式Facebookページ」にて随時情報アップップいたしますので、ぜひ「いいね!」をよろしくお願いいたします。

 

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KYOTO 同時代ギャラリー 2018年7月31日(火)〜8月12日(日)

開場時間:12:00〜19:00/8月4日(土)・最終日は17:00まで/月曜休廊

トークイベント開催!

8月4日(土)18:00〜20:00/参加無料/定員:20名/要・事前申し込み 

 

KOCHI 藁工ミュージアム 2018年9月15日(土)〜12月2日(日)

開催時間:10:00〜18:00/入館は閉館の30分前まで/火曜休館

トークイベント開催!

9月15日(土)14:00〜17:00/参加無料/定員:20名/要・事前申し込み  

 

TOKYO 武蔵野市立吉祥寺美術館 2018年12月14日(金)〜12月18日(火)

開催時間:10:00〜19:30/最終日は17:00まで

トークイベント開催!

12月15日(土)14:00〜17:00

参加無料/定員:15名/要・事前申し込み

会場:マジェルカ 東京都武蔵野市吉祥寺本町 3丁目3-11 中田ビルB1F

 

お問い合わせ:NPO法人スウィング  

Tel:075-712-7930(亀井・木ノ戸) Mail:kamei@swing-npo.com(亀井)

 

主催:NPO法人スウィング  

京都府京都市北区上賀茂南大路町19番地 

Tel:075-712-7930 Mail:swing.npo@gaia.eonet.ne.jp 

Web:http://www.swing-npo.com/ 

企画:NPO法人スウィング/Neki inc.  企画協力:con*tio/藁工ミュージアム 

協力:美馬智/アズモクラフト  デザイン:坂田佐武郎(Neki inc.)

写真:成田舞(Neki inc.)/NPO法人スウィング

 

「親の年金をつかってキャバクラ SWING EXPO 公式Facebookページ」はこちら!!! →

| 親の年金をつかってキャバクラ SWING EXPO | 18:30 | comments(0) | trackbacks(0)
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