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京都人力交通案内「アナタの行き先、教えます。」@スマホ頼りの出町柳

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発達しているばかりに、なんだかとってもややこしいことになっちゃってる京都市バス。その路線・系統をなぜか丸暗記しているQ&XLの驚異のバス力を駆使し、世界各地から京都を訪れる観光客やお困りの方にベストな行き方、乗り継ぎをご案内するヘンタイ記憶パフォーマンス、京都人力交通案内「アナタの行き先、教えます。」。

 

去る5月21日(月)、我々一行は京都の変わった地名の代表格、「出町柳(でまちやなぎ)」に出動した。

 

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いつもチームの一員として写真や動画を撮ってくれている京都工芸繊維大学の美馬くんに加え、今回は同志社大学の石田さんも一味に加わってくれた。よろしくメカドック。

 

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さて、まずはどこのバス停に陣取るかを決定する。言うまでもなく、ここ出町柳にも複数のバス停(バス停の名前は「出町柳駅前」)が存在する。

 

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その数4つ。まあ、それほど多いほうではない。決して多いほうではないけれど、同じ名前のバス停が4つもあったらそりゃ、普通に迷っちゃうよね。この中で最も「迷い人」が多いのはどこか? 各のりばからの行き先を吟味し、まずは「銀閣寺」や「祇園」方面のバスが出ている「Bのりば」へ向かうことにする。それにしてもなぜかAが2つ書かれているのもややこしい…。 

 

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京阪・出町柳駅から徒歩2〜3分、「Bのりば」に到着する。出町柳は近くに世界遺産「下鴨神社」があるが、それほど観光地といった雰囲気でもないので、前回に続いて日本人への案内が中心になるだろうと推測。はてさて結果はいかに?

 

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あいよ。まずはこの日本人お2人に「お分かりですか?」とご案内しようとすると「分かってます」とそこそこ冷たいリアクション。それでも、もうひと押し「どこに行かれます?」と尋ねると「銀閣寺です。『急行102』ですよね」。

 

ぶー! ぶー! 「急行102」でも合ってるけど「203」の方が早いんでした〜! 

だって、もうすぐ来るも〜ん! ぶー! ぶー!

 

…いや、大人げない。しかしスマホで得た情報「だけ」を信じ込んでいる人はとても多く、今回はまさにそんな「スマホ頼り」な人たちに数多く出会う日となったのである。

 

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お次は我々がここに到着した時からず〜っとベンチに腰かけていた外国人2人連れ。「分かってるっぽい雰囲気(&あなたたちにはさほど興味ない雰囲気)」がビシバシと漂っていたが、こういう方たちのほうが、実は分かっていないことも少なくない。このお2人もあまりにもバス待ちの時間が長かったため、「ずっと待ってはるけど、分かってはるんやろか?」と誰か(確か石田さんかQさん)が言い、声をかけることにする。Can I help you?

 

すると鉄板の観光名所「金閣寺」に行きたい、と。いやあ、話しかけてよかった。だってここ「Bのりば」から出るバスは銀閣寺や祇園、つまり金閣寺とはまるで真逆の方向に向かうんだもの。ノリバ、オモイキリ、マチガッテマスヨー! と説明するが、やはりスマホを頼りにし切っている様子で(そして僕の英語が流暢すぎるので)なかなか理解してもらえない。「だってスマホに出てるやん! 『出町柳駅前』から乗りやって! ここちゃうの?」「いや、確かにそうなんやけど、スマホは『のりば』までは教えてくれへんやん? ここはBやけど、正しいのは『Aのりば』やねんて」。

 

…ようやく理解してくれた時には「…マジでか」とかなりショックを受けていたこのお2人。当たり前だ。…ず〜っとバス待ってて、しかもそれ、間違ってたんやもんね。

 

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お2人、無事に「Aのりば」へと移動したが、そもそも金閣寺へと向かう「急行102」は1時間に2本と本数が少ない。やっぱりまだ心配である。そこで我々も急ぎ足で「Aのりば」へと移動、「どんな具合でっか?」と再び話しかける。

 

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「ああ、『急行102』待ってんねんけど、なかなか来〜へんねんなあ…。オーマイゴッドやわ」。なるほど、じゃあ、「201」か「203」で「河原町今出川」まで行って、そこから「59」に乗り換えて行くって手もあるけどどうする? 「まあ、ややこしいし、のんびり『急行102』待って行きますわ〜。ほんで金閣寺の後、京都駅に向かいたいねんけど、どうやって行ったらええのん? なあなあ、教えて」と、我々を深く信頼してくれたのか、次の次のことまで案内を求めてくれた。はいはい、金閣寺から京都駅までね。あそこも「金閣寺前」と「金閣寺道」、2つのバス停があってややこしいったらありゃしないけど、「金閣寺道」バス停から「急行101」、もしくは「205」に乗ってもらったら終点までGOでっせ!

 

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「何ソレ? 『金閣寺前』と『金閣寺道』って何よソレ! ややこしおすな〜! もう笑けてくるわ〜!」

 

スマホに頼りすぎない良い旅を。

 

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お次はアジア系のこの方に声をかけられる。この方が行きたいのは京都を代表するラーメン店「天天有」! なかなか珍しいリクエストである。「あっちやんね? だからここからバス乗るんやんね?」と力説してくれるが、ノンノン、「天天有」へは逆方向、通り向こうの「Bのりば」から乗らねばならんのよ! と、ご案内する。…が、嫌な予感がする。

 

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「え? でもでも、ここにホレ、こう出てるやん?」と、やっぱりスマホ情報から離れてくれない。ちゃうねんて、ちゃうねんて。「出町柳駅前」は確かにここやけど、「のりば」がちゃうねんて。スマホは「のりば」まで教えてくれないの! さっきの人たちにも言うてたやろ? こっちから乗ってもうたら反対方向行っちゃうの! …でも、なっかなか信じてもらえないので、「Trust me!」と力強く言うと、ようやく(スマホ依存が解除されたのか)笑顔を見せてくれたのだった。

 

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「じゃ、あっちに向かうってこと?」。そうそう、「Bのりば」に移動して、そこから「203」か「201」か「3」か「17」か「急行102」に乗ってね、「百万遍」ちゅ〜バス停で一旦降りて、「206」か「31」か「65」に乗り換えて、最後は「高野」ってところで降りてください。そっからは歩きね! いってらっしゃい!

 

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…いや、すんません、バスじゃなくってバイクに乗ってください。

 

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…Qはん、疲れましたか? まあ、だいぶ暑いもんね〜。

 

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ここまで「Bのりば」「Aのりば」と巡ってきたが、残りのC、Dも気になるので、まずは「Dのりば」へと移動する。

 

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「Dのりば」にはたっくさんの人がいたが、そのほとんどが日本人。そしてここからの行き先は京都一の繁華街「四条河原町」、もしくは「京都駅」に絞られていたため、さすがに誰も迷いようがないと判断。色々と話しかけてくれるおばさまたちとの会話はオモシロかったが、時間もないので早々に「Cのりば」へと移動する。

 

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さあさあ、ちょっと「Cのりば」はややこしいでっせー。行き先も様々だし「京都市バス」だけじゃなくって、「京都バス」も出てるからね〜。ホンマにややこしおすな〜。でも、だいじょうぶ。ヘンタイQ&XL、「京都バス」もほぼ丸暗記しておりますのでご心配なく! しかしあんまり観光地へと向かうバスは出ていないため、やはり「Dのりば」と同じくバスを待つのは日本人ばかり。…と、その時!

 

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見覚えのある日本人2人組は、さっき「Aのりば」で「のりば間違い」をしていて、ここ「Cのりば」の場所をご案内した方たちではないか。でも、XLさんが指差しだけで、「あっち!」て案内してたんが、ちょっと気になってたんよね。どうでした? すんなり来れました?

 

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「迷って違うほう行って、それからなんとか着けました」。ああ、やっぱりね〜、口頭だけでは伝わってるようで伝わってないこと多いねんな〜。たぶんこれ、誰しもの日常生活にも言えることやと思うねんな〜。そうですか、そうですか、で、ここからどこ行かはんの? 今度はちゃんと書いてご案内させていただきますよ!  …何? …「八瀬」にあるカフェに行きたい? 「八瀬」にあるカフェといえばもしやあそこ??? スウィングの仲良しのあそこ???

 

 

 

イエス!! 「猫猫寺(にゃんにゃんじ)」!!!

 

 

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マジでか〜。でも「猫猫寺」がカフェって言われてるの意外! 寺や言うてるのに! でも、ともかくそこにはこのXLさんの絵も飾られてるし、何よりQさんなんか、ついこないだ行ったとこでっせ! 予期せぬ出会いに盛り上がりつつ、まずはQさんによる丁寧なご案内。そしてサササ! と「猫猫寺」さんへのメッセージ(この素敵な方々に何かサービスを! 的な)をしたため、お2人に渡す。

 

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いってらっしゃ〜い!!!

 

…というわけで、案内の数こそ少なかったものの、スマホに振り回される難しいご案内が続いたり、いきなり「猫猫寺」が登場したりと、なかなか楽しい時間であった。しかしまあ、やっぱりバスの乗り間違いや、のりば間違い、めっちゃくっちゃ多いんやろなあ…。

 

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ところで美馬君がデザインしてくれた(たぶん)春秋冬用ユニフォームの出番も、今年は今回が恐らく最後。次回出動の6月25日(月)までには夏用ユニフォームの完成が間に合えばいいんやけど。ていうかまだ出没地点、決めてないわ…。まあ、ええか。

 

京の街に「迷い人」ある限り、我らヘンタイ記憶の戦いは続く!!!

 

木ノ戸

| 【OYSS!】京都人力交通案内「アナタの行き先、教えます。」 | 09:05 | comments(0) | trackbacks(0)
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