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京都カラダ直角化計画「碁盤の目より愛をこめて♡」@清水寺

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…なんだ、QとXLのこのザマは。

 

Qはポカンと口を開けて突っ立ち、XLなどは疲れ果ててプイッ! っと後ろを向いてしまっている(心なしかサイズもちっちゃくなってないか?)。

確かに直角をキープし続けるのはキツイ。キツイよ? しかしその程度の体力で我々が推進する京都カラダ直角化計画「碁盤の目より愛をこめて♡」(=まるで碁盤の目のように直角な感じで縦と横の通りが整然と並んでいる京の街に敬意を表し、京都市民のカラダを直角化しようというもの)が上手くゆくとでも思っているのか。しかしかく言う僕もまだまだ甘いな…。両腕はなんとか直角をキープしているが、腰の角度は言うまでもなく甘々だし、右へ向けた首も、開いた­足先が作る角度も直角とは言い難い。まあ、簡単にできてしまうことなら逆にはじめからやっていないだろう。「ローマの道は一日にして成らず」である。

 

まだまだ全然なっちゃいない我々ではあるが京都カラダ直角化計画のサブ的に推進している京都人力交通案内「アナタの行き先、教えます。」はまあまあ上手く事が運んでいる。本意ではないが、今回はこのサブ活動に焦点を当て、その模様をレポートすることにする。

 

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プイッ! と後ろを向いていたXLが今度は大あくびをしているではないか。頼むからマジメにやれ、マジメに。気合いを入れるために自慢のロン毛をバッサリいった心意気は一体どこへ行った? で、我々が去る9月27日(水)にどこへ行ったか? というと、世界的観光都市・京都でも最も人気が高いと言われる「清水寺」である。最近、この活動は点々と観光地へ­足を向けるようになっており、前回の「銀閣寺」でまあまあの手応えを得た後、まずはもっともっと王道を行ってみよう! という方針を(一応、今のところ)持つことにしたのである。

 

…お気づきの通り、我々はバリバリ半袖を着ている。ジャストこのテキストを書いている今(11月16日どす)はかなり寒い(今日の京都の最低気温は6度)が、9月の末頃はまだまだ暑かったんやなあ。早い早い。ほんまに早い。

 

ところで月日が経つことのあっちゅー間さを素晴らしい歌詞で表した「襟裳岬」(詞:岡本おさみ/曲:吉田拓郎)という森進一の歌がある。

 

北の街ではもう 悲しみを暖炉で

燃やしはじめてるらしい

わけのわからないことで

悩んでいるうち 老いぼれてしまうから

 

ん〜沁みる…。関係ないがふいに思い出したのでここに紹介した。「T字路s」のカバーがめっちゃカッコええです。皆さまもぜひ。

 

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さて、京都人力交通案内は観光地にただ行けばいいってもんではなく、ポジション取りがとても難しい。サッカーにしろ、野球にしろ、飲み会にしろ、チンポジにしろ、ポジション取りというのはいつだって難しい。この日も清水寺にあんまり近いと人がヤバすぎるだろうし、バス停からも遠ざかってしまうから、まずは東大路通りと清水寺を結ぶ、「松原通り(清水道)」の中間点あたりに陣を構えることにした。ちなみに清水寺へと向かう道はこの「松原通り(清水道)」と「五条坂」と2つあり、「松原通り(清水道)」は人通りも車通りも少なく安全である(が、お店は少ない)。

 

人力車も行き交い、また着物姿の人も多く、本当に「京都っぽい」ところである。そして我々はまるでヒッチハイカーのように見える。ポップとかもっと工夫せなあかんな…。

 

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お! 最初の迷い人、到来。

この方には京都市バスではなく、京阪「清水五条駅」までの行き方を教えて欲しいと言われた。ちなみに「清水五条駅」とは言うものの、清水寺からは結構な距離があるのでご注意を。

 

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人力車から眺められる人力交通案内・XL氏。なかなかシュールな光景である。

 

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人通りが少なく、ニーズもあまり無かったので、ポジションを移すことにする。しばらく様子を見て「ここは違う!」と判断したら、あんまり長居しないで柔軟に動くことも、この活動における重要なポイントである。

 

移動し、やって来たのは松原通り(清水道)と五条坂が合流する三叉路。ここは五条坂を上ってくるタクシーがガンガン走りまくっており、まあまあ危ない。

 

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そしてここから清水寺の方を眺めてみたらばこの通り! 平日、しかも雨が今にも降り出さんとする天候にも関わらず、この人だかりである。やっぱりそんな人気あるのね、清水寺。京都に「住んでいる」と忘れがちになるが、改めて観光都市・京都の力を実感する。しかしこの人波に入り込んでしまっては仕事にならぬし、我々は一体どこに位置すべきか? 

 

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…で、またヒッチハイカー感満載になってしまった。

これではいかぬ、これではいかぬぞ。

 

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再び即、移動。観光客は京都市バスで移動することが多いし、市バスが出るのはバス停だ。そして我々がやっているのは市バスの乗り継ぎ案内だ。バカバカしいくらい当たり前の原点に立ち返り、五条坂を下って東大路通りまで戻り、「五条坂」もしくは「清水道」バス停に行こうということになった。

 

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いやん! やっぱりこっちが正解だったのねん!

結局「清水道」バス停に向かうことにしたのだが、その道中でも結構声をかけられる。

 

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「清水道」バス停に到着。もう(しんどいし)しばらくは動かへんで〜。

…と、ここでしばらく迷い人を待つうち、ブツブツと何かを言いはじめるQ氏に気づく。

 

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「清水道〜清水道〜 次は〜五条坂に停車します」

 

とかなんとか。つまり今いるバス停の名前や次のバス停、次に来るバスなどを勝手にアナウンスしはじめたのだ。運転手風のビジュアルに運転手風のアナウンスが加わるというこの演出効果は抜群で、バス停に訪れる人の多くに「この人はなんか知らんけど京都市バスの関係の、なんか知らんけど親切な人だ」という錯覚を生むことになった(ように思う)。

 

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このオフィシャル感溢れる演出に引き寄せられ、気軽にQ氏に案内を求める人が増え、Q氏も(特に若い女性の場合)張り切って案内するという好循環が生まれはじめる。我々の活動はバス停と相性が良い! だって京都市バスの案内をしてるんだから! というシンプルな気づきを得るとともに、もっと早い段階で気づいても良かったのに! という軽い自責の念も脳内をグルグルした。

 

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好循環は更なる好循環を呼び、XL氏にも迷い人が近づきはじめる。ただ、この方の場合、「鼻を押すと案内してくれる」システムと勘違いをしたようだ。押すのはバスに乗ってから、降車するバス停の前のタイミングで降車ボタンを…でよろしくお願いします。

 

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また、人力交通案内は遊びではない。迷い人は行きたい場所に辿り着くために真剣だし、我々も間違った情報を提供するわけにはいかない。まるで戦場のような緊迫感溢れる上の写真は人力交通案内の「マジさ」を捉えた秀逸な1枚と言えよう。ちなみに今回の全ての写真は、同行した美馬くんによる撮影である。美馬くん、こんなところで突然なんだけど、たくさんのいい写真と多大なる協力をいつもありがとう。

 

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今回改めて実感したことは、やはり京都観光に来る多くの方々が、便利だけれどややこしいったらありゃしない京都市バスにちょっと困っている(戸惑っている?)という事実であり、実は間違ったバスに乗っている人も想像以上に多いのではないか? ということも思った。例えば「金閣寺」に行くつもりが「銀閣寺」に着いちゃった! みたいなハプニングは、結果として旅の思い出みたいなものになるのかもしれないが、ああ、京都には市バスのことを何でも知ってるヘンタイがいたなあ…という新たなタイプの思い出を、これからも多くの方々に届けられたらと思う。

 

次回、京都人力交通案内「アナタの行き先、教えます。」は、11月28日(火)、「金閣寺」に出没する予定である。

 

木ノ戸

| 【OYSS!】京都人力交通案内「アナタの行き先、教えます。」 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0)
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