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矢田陸雄個展「SURVIVE」開催のお知らせ

 

Swing 12th Exhibition

矢田陸雄「SURVIVE」展に寄せて

平坦な戦場で僕らが生き延びること

 

僕は大好きな絵なのだが、陸雄君は「眩暈(めまい)」(本展覧会のフライヤーをドド〜ン! と飾ったあの作品である)がそれほど好きではないのだという。う〜ん、こんなにステキなのに。彼がこれまで描き出してきた表現の中でも、間違いなくベスト3に入る作品に違いないのに。ねーねー、陸雄君なんでなんで? 「いやあ、すごいしんどい時に描いた絵なんで、思い出しちゃうというか、あんまり好きじゃないんですよね」。

 

矢田陸雄はおよそ2年前に「絵を描きたい」とスウィングにやって来た。スウィングは別に(いわゆる)表現活動をしているだけではないし、自分に合った、やりたい仕事をすればいい場所なのだが、矢田は絵を描くということをとりあえずは選んだのだ。…けれど彼の手は一向に動かない。何日も画用紙を前に途方に暮れ、苦しそうな表情を浮かべているだけだ。矢田はとにかく迷いに迷っていた。一体何を描けばいいのか、どんな画材を使えばいいのか、そして何色を使えばいいのか。1週間ほど経った頃だったろうか。遂に見かねた僕は「目を閉じて適当に5色選べ。目を閉じて適当にモチーフを選べ」と、チョー適当なアドバイスをしてみた。いや、本当のことを言うと適当ではない。迷うことから抜け出せないのなら、あるいは決断することが出来ないのなら、「こんなふざけたやり方もあるよ」と、とにかく力を抜いて欲しかったのだ。別に絵なんか描けなくたって死んでしまうわけではないのだから。矢田は少し戸惑いながらも、笑って僕のアドバイスを受け入れ、そうして適当に選んだ色で、適当に選んだモチーフをスラスラと画用紙に描きはじめた(画材は使いやすいオイルパステルを提案した)。そしてこの2年間、矢田はほとんど毎日描き続けている。時にはダラダラとやる気無く、時には黙々と高い集中力を持って。いずれにせよ、もうその目は閉じていない。

 

しかしながら、表現することに対する迷いは吹っ切れたに違いないが(もちろん時々悩んではいるが)、こんなことで矢田の人生が日々ハッピーになったか? というとそんなことはない。矢田は迷える男だ。日々を誠実に悩みながら生きる男だ。その柔和な表情や天然ボケな感じとは裏腹に、彼の人生に対する葛藤はとてつもなく深い。ここで詳しい事情までは述べないが、まだスウィングに来る前、彼の生き辛さがMAXだった頃には、たった1mという距離を歩くのに実に2時間という時間を要したという。一体いかほどの苦しみだっただろうか。

 

今、世の中には何やらとってもヤバい雰囲気が立ち込めている。けれど僕たちの平和ボケは一向に改善が見られず、先行き不透明な不安がベッタリとまとわりついたままに、ただ毎日が過ぎてゆく。もう笑うしかない。できるだけ楽しくやるしかない。矢田はこれからも悩み続けるだろうし、正直なところ「一生悩み続けろ。それが人生だぜ、ベイベ!」とも思っている。そして彼と過ごす日々が続く限りは、“安心して”一緒に悩み合い笑い合い、この平坦な戦場をしぶとく生き延びてゆきたいと願う。          

 

NPO法人スウィング理事長 

木ノ戸昌幸

 

 

はい! 遅い! 告知おっそ! もう明日からやん! Facebook等では既にお知らせしておりましたが、NPO法人スウィング12回目となる主催展覧会、矢田陸雄個展「SURVIVE」を明日12日(水)より、大阪・中崎町「iTohen」にて開催いたします!

皆さま、お気づきの通り、今回スウィングには珍しく、まあまあカッコつけた感じのタイトルになってます。「SURVIVE」て! はずかし! そのうえ「平坦な戦場で僕らが生き延びること」て! こっぱずかし!

しかししかし、冒頭のあいさつ文でも述べましたように、スウィングでの表現活動は順調な陸雄くんですが、この人がまあ、なかなかのしんどさを持った男なわけです。(一見)平穏な日々を苦しみながら、もがきながら生き続ける男なわけです。表現することで全てが救われることなんてありゃしない。けれど陸雄くんの生み出す表現にはそんな陸雄くんの喜びや充実や葛藤やもがきがちゃんと表れ出ているし、そんな表現の数々が僕たちは大好きです。陸雄! 生きろ! もがき苦しみながら生き延びろ! そして自分の悩みばっか話してないで、たまには人の悩みを聴いてみろ! 人は皆、それぞれに哀しみや苦しみを背負って生きているのだぞ! …というわけで生まれた新企画が「陸雄のお悩み相談室:その悩み、僕には解決できません。」! 迷える子羊・陸雄が迷えるアナタの悩みに真正面から向き合いながら、ぜんぜん解決しない(当たり前ですよね)という意味の分からんコーナーです。ぜひお試しあれ! 解決はしません!

 

会場には(陸雄くんはあまり気に入っていない)代表作「眩暈」をはじめ絵画作品20点を展示、そのほか毎度の如く、上記新企画をはじめとする各種イベントも充実です! 岡部太郎さん(一般財団法人たんぽぽの家)、上田假奈代さん(ゲストハウスとカフェと庭 ココルーム)をお招きしてのトークセッションも10/21(金)18:00より開催します!

 

皆さま、ぜひぜひご来場ください!!!

 

 

Swing 12th Exhibition

SURVIVE

平坦な戦場で僕らが生き延びること

The Beloved (Voices for Three Heads)- William Gibsonより

 

ひらめき 会  期:2016.10.12(wed)→ 10.23(sun) 11:00 → 18:00 ※月・火休廊

ひらめき 会  場:iTohen 大阪市北区本庄西2-14-18 富士ビル1F 

      Tel:06-6292-2812

      Mail:ito_hen@skky.info

      Web:http://www.skky.info/

ひらめき お問合せ:NPO法人スウィング 京都市北区上賀茂南大路町19番地 Tel:075-712-7930

      Mail:swing.npo@gaia.eonet.ne.jp

      Web:http://www.swing-npo.com/

 

ひらめき Facebookページはこちら!→

 

 

グッド Event� ライブペインティング:サヴァイブといえばトラでしょう!

一発勝負! (そこそこ)大きな段ボールに(そこそこ)大きなトラを描きます!

ひらめき10.15(sat)13:00 → 16:00

 

グッド Event� 本日の矢田陸雄♡

ひらめき10.16(sun)・10.22(sat)・10.23(sun) 11:00 → 16:00

 

※A、Bいずれかをお選びください。

 

A 似顔絵:2色か3色でアンタの顔、描き切ってみせるぜ?

2色か3色であなたの顔を描き出します! 2色か3色か、ご希望の色数をご指定ください。なんなら4色とか5色でもOKです。

ひらめきおひとり:1,000 yen

 

B 陸雄のお悩み相談室:その悩み、僕には解決できません。

様々な生きづらさを抱えながら日々を送り、どっちかっつーと「聞いて欲しい系」の悩める男・矢田陸雄が、逆に(?)あなたのお悩み相談を受け付けます。が、解決する気はありませんのでご安心ください。

ひらめきおひとり:(大変よかった)1,000 yen/(よかった)500yen/(少しよかった)100yen

 

グッド Event� トークセッション:Let’s Survive!! 〜「表現」とか「多様性」とか「社会包摂」とか〜

平坦なんだか、凸凹なんだか、よく分からないこの世界を私たちが生き延びてゆくために。気持ちよさげな「言葉」をただの「言葉」で終わらせないために。「表現」「多様性」「社会包摂」等々をキーワードに、陸雄と太郎と假奈代と昌幸が、出たとこ勝負で語り合います。進行役は誰もいませんので予めご了承ください!

ひらめき10.21(fri)18:00 → 20:00

 

ひらめき語り合う人:

矢田陸雄(NPO法人スウィング)

1992生まれ。2014年より「NPO法人スウィング」に所属。懐かしく思い出すのは自信が無くって、何をどう描いていいか分からなくって頭を抱えた日々…(実は短い。1週間くらい?)。モチーフ適当! 画材適当! 色も適当! 「上手に描くこと」のこだわりを捨てた時、あっちゅー間に生まれ出たのは縦横無尽に走る線、自由な造形、色づかい。嗚呼、表現って素晴らしい。嗚呼、生きるって息苦しい。

 

岡部太郎(一般財団法人たんぽぽの家)

1979年生まれ。高校時代より地元前橋市の市民芸術団体に所属し、地域のアートプロジェクトに参加。2001年からたんぽぽの家の活動に関わり、2003年からはスタッフとして展覧会、舞台、ワークショップ、シンポジウムなどの企画運営を担当。

 

上田假奈代(ゲストハウスとカフェと庭 ココルーム)

1969年生まれ。01年「詩業家宣言」を行い、さまざまなワークショップメソッドを開発し、全国で活動。03年ココルームをたちあげ「表現と自律と仕事と社会」をテーマに社会と表現の関わりをさぐる。08年から西成区(通称・釜ヶ崎)で喫茶店のふりをし、2016年「ゲストハウスとカフェと庭 ココルーム」を開く。著書「釜ヶ崎で表現の場をつくる喫茶店、ココルーム」(フィルムアート社)。

 

木ノ戸昌幸(NPO法人スウィング)

1977 年生まれ・愛媛県出身。立命館大学文学部日本文学専攻卒。NPO、演劇、祇園のスナック、遺跡発掘等々の活動・職業を経て、「毎日笑えるよ」という友人の勧めで障害のある人に関わる仕事に就く。2006 年にNPO 法人スウィングを立ち上げ、「障害福祉」の枠を超えた創造的な取り組みを通して、社会を変えてゆきたいと願ったり願わなかったり。黄色が好き。でも青も好き。

 

ひらめき定員:35名

ひらめきお申込: iTohenまでお申込みください。

お名前*/ふりがな*/人数*/ご所属/ご住所/電話番号*/Mail/ドリンクについて*(アルコール or ソフトドリンク)を、Mailまたはお電話にてお知らせください(* は必須)。

Mail:ito_hen@skky.info(件名を【10/21 トークセッション申込】としてください)

Tel:06-6292-2812

 

ひらめき参加費:2,000yen

ひらめきトークセッションのFacebookページはコチラ!→

 

 

皆さまのご来場を心よりお待ちしております!!!

 

木ノ戸

| 芸術創作活動「オレたちひょうげん族」 | 12:38 | comments(0) | trackbacks(0)
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