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優しさと食材の向こう側

 

福祉施設では給料のことを「工賃」と呼ぶことが多い。

なんだか妙な感じがするが、一般的な雇用契約にもとづかないから給料ではなく工賃なんだそうだ。

 

 

 

「やったあ! お金ゲット! お母さんに食材買ってあげる!」

 

 

 

 

理屈はともかく毎月一度の工賃を受け取ったゴルゴが声を上げて喜んでいる。

うれしそうだし優しい感じがする。と〜ってもお母さん思いな感じがする。

 

それは間違いないと思うんだけど、思うんだけど……食材? お母さんに食材買ってあげる? 

ちょっと聞いたことがない、な。

 

 

「お母さんに美味しいもの買ってあげる!」とか「ご馳走してあげる!」とかなら分かる。

その場合「食」は、「直」で、お母さんの体内へとゴルゴの優しさと共に取り込まれるはずだ。

 

でも食材ってそのままは食べられないし、食材を使って料理するのはたぶんお母さんで、その結果できた「食」を、「直」で、しかも体内に取り込む主要人物は、結局ゴルゴなんじゃないだろうか?

 

 

だとしたらゴルゴの優しさはどっちの方向に向いているのか? 

お母さん? ゴルゴ自身? 食材? 肉? ポーク? ビーフ?

 

アカン。唾出てきた。

さすがはゴルゴ。言葉ひとつで想像力をかく乱させるその腕は、やはり超一流だ。

 

木ノ戸

| 食の超一流スナイパー | 18:29 | comments(0) | -
描き上げた絵を冷凍庫で冷やす理由

 

ゴルゴは最近。

 

描き上げた絵を冷凍庫で冷やして仕上げているという。

 

 

やはり。

 

アイスのように食べるのだろうか?

 

どうしても知りたいわけではなかったのだが、ゴルゴにその理由を尋ねてみる。




「クールに仕上げたいから」

 



なるほど。なんかこう、<クール>と<クール>がかかっているわけだ。

 

予想どおり全然おもしろくなかったので笑ってしまった。

 

  

木ノ戸昌幸

| 食の超一流スナイパー | 19:52 | comments(0) | -
描き上げた絵を冷凍庫で冷やす

 

ゴルゴは最近。

 

描き上げた絵を冷凍庫で冷やして仕上げているという。

 

 

やはり。

 

アイスのように食べるのだろうか?

 

いやしかし最も肝心な点は、スウィングが〈描き上げた絵を冷凍庫で冷やして仕上げてOK〉な場であることだろう。


来年の今頃はゴルゴが冷凍庫に入って涼んでいればおもしろい。

  

木ノ戸昌幸

| 食の超一流スナイパー | 21:25 | comments(0) | -
元気が出るグイグイ来るクッキー

 

スウィングに復帰して1週間あまり。

右足はまだまだリハビリの最中で、座ったり立ったり歩いたりの時間が長くなるとしんどくなる。

 

 

 

「これ食べて元気出して」

 

 

 

足を少し引きずるようにする姿が元気なく見えたのか、ゴルゴが何かを差し出してくれる。

ありがとう。しかし、これなんなの?? 見たこともないんですけど。

 

 

 

 

 

 

「クッキー」

 

 

 

 

 

 

こんな和風な感じでグイグイ来るクッキーある!??

 

が、食べてもないのに元気が出たのは確かだった。

そして賀茂川べりに座って食べたらなかなか美味しいクッキーだったよ?

 

木ノ戸昌幸

| 食の超一流スナイパー | 22:41 | comments(0) | -
希望のヘルシーランチ

 

2020年12月よりスウィングでは、京都市内のナイスな3つのお店から美味しい<ヘルシーお弁当>を配達してもらっている。

健康志向も度が過ぎるといけないけれど、いろいろな病気を持つ人も増えてきたし、やっぱり昨年9月、XLの大腸ガン発覚が大きなきっかけになった。

だって、もともとは医者も驚く免疫機能の持ち主がガンになってしまったのは、「偏り過ぎた食生活」が最も大きな要因と考えられたからだ。

 

日替わりで3つのお店が届けてくれるというシステムもいい。

同じヘルシーでもお店によって食材も見た目も全然違うし、いろいろな味を楽しめる。

 

ところで最近、ワケあって家でお昼ご飯を食べてから出勤しているゴルゴは、そんなヘルシーお弁当を食べることができない。

でも自分なりに健康には気をつけているようで、たとえばある日のヘルシーランチについて西川君が尋ねると、こんなヘルシー談義が繰り広げられたそうだ。

 

 

 

「今日のお昼は何食べたん?」

 

「日本料理。日本料理はヘルシーやから」

 

 

なるほど。

 

 

「どんな日本料理?」

 

「おそば」

 

 

なるほど。

 

 

「おそばだけ?」

 

「んーん。お餅が入ってた」

 

 

ん?

 

 

 

 

「どれくらい?」

 

「丼いっぱい」

 

 

コラコラ。

 

 

「それだけ?」

 

「かやくご飯も食べた」 

 

 

コラコラコラコラ。

 

 

「どれくらい?」

 

「丼いっぱい」

 

 

どこがヘルシーやねん!!!

おそば、添え物程度やないか!!!

 

でもすごいな。。。

物の見方次第でこんなんも胸を張ってヘルシーと言えてしまうのか。

ヘルシー、ヘルシー言われ過ぎたらしんどいけれど、ゴルゴの破綻したヘルシー観は聞いててとっても楽だ。

精神的ヘルシーを失うのがいちばんあかん。

 

とりあえず今夜は久しぶりに、焼きそばU.F.Oでもむさぼり食ってみよう。

 

木ノ戸昌幸

| 食の超一流スナイパー | 19:54 | comments(0) | -
どこに打っとんねん

 

 

 

「お母さん、2回目のワクチン打った」

 

 

 

ゴルゴはそう言いながら首、ちょうど頸動脈のあたりを真っすぐに指差していた。


まるで「タクシードライバー」(監督:マーティン・スコセッシ/1976)のトラヴィスのように、狂気じみた感じで。

 

 

COVID-19ワクチン。

様々な情報が錯綜して混乱してしまうが、まだまだ知らぬ実態があるようだ。

 

木ノ戸昌幸

 

★お知らせ/視察・見学について★

・スウィングの見学日は毎月第3水曜日と第4金曜日となります。

・時間、料金(学生無料!)、定員、プログラム等の詳細については下記ブログをご覧ください。

・現状、定員を10名→5名に変更して実施予定です。

・コロナ禍の影響で実施をしない可能性もあります。予めご了承ください。

 

2019.03.04 Monday 

見学日を月2回(毎月第3水・第4金)とさせていただきます。 

http://garden.swing-npo.com/?eid=1400635

| 食の超一流スナイパー | 15:51 | comments(0) | -
殺し屋が最後に選んだ女

 

できれば持病なんて持ちたくないものだ。でもそうなってしまったなら、まあ一般的には病院に通うしかないのだろう。

そして医者の言うことがよく分からなかったり不安だったら、誰かについてきてもらえばいい。

 

寒い寒い1月のある日。スウィングから徒歩1分、頼れる協力医療機関でもある「上賀茂診療所」の待合室にいたのは、ある持病を抱えるスナイパー・ゴルゴ、そして彼のサポートのため同行した西川だ。

 

イスをひとつ飛ばしで並んで順番を待っていると程なく採血に呼ばれ、ベテラン看護師の見事な腕によってチュチュチュと血が吸い上げられる。さらに間髪を入れず今度は診察室から声がかかり、主治医の丁寧な診察を受ける。

コロナ禍の今、小さな診療所の受診システムも工夫されていて、ストレスなく、スムーズに事が運んでゆく。

 

そうして30分足らずで何もかもを終わらせ並んで歩く道すがら、西川はゴルゴにこう尋ねる。いや、スウィングに到着する迄のわずかな時間のうちに「尋ねずにはいられなかった」というのが正直なところだ。

 

 

 

「で、どっちが良かったん?」  

 

 

 

ふいに投げ掛けられた言葉にギョッ!!! としたような表情を浮かべて西川を見つめるゴルゴ。

その顔にはハッキリとこう書いてある。

 

 

……なぜオレの心が分かった? ……お前は超能力者なのか??

 

 

 

んなわけはない。西川は救いがたく暗い性格だが、それは超能力とは全く関係がない。

想定外の事態に驚いているようだけれど、それは待合室で順番を待つ間に、あんたが若い受付の女性と若い患者さんを(小さく交互に)指差しながら、「ええなあ、こっちもええなあ」と思い切り声に出して呟いてたからやないか。

 

セクハラ、ジェンダー、フェミニズム。さすがのゴルゴも現代社会のスタンダードに合わせるべく、不埒な思いを心の内に留めておこうと努力はしたようだが、その努力はほぼほぼ、ほぼ実を結ぶことなく、ほぼほぼ、ほぼ白日の元に曝されていたのだ。いや、むしろそんな、できれば誰にも知られたくないであろう心の奥底の邪悪な声を、「指差し確認」まで交えてダダモレにしてしまう男のほうが超能力者に近い。

 

若い受付の女性か、患者の女性か。そんな下品な二択の答えを聞くのは気が引けるが、でも確かめずにはいられないのは、オレもまた不埒な男のひとりに過ぎないからなのだろうか。


しかしながら次の瞬間、西川は超一流スナイパーが超一流たる所以をまざまざと見せつけられ、ひれ伏すことになる。

 

世界を股にかける殺し屋は、心を見透かされたダメージから秒で立ち直り、鋭く西川の眼を見据えこう言ったのだ。

 

 

 

 

 

「血ー抜いてくれた人」

 

  

 

三択やったんかい!!! 

ほんでバリバリのおばさんやったやないか!!!

 

スナイパーの本当の狙いが自分自身の偏見であることに気づいた男が、しばし呆然とするしかなかったのは言うまでもない。

 

木ノ戸昌幸

 

★お知らせ/視察・見学について★

・スウィングの見学日は毎月第3水曜日と第4金曜日となります。 

・時間、料金(学生無料!)、定員、プログラム等の詳細については下記ブログをご覧ください。

・現状、定員を10名→5名に変更して実施予定です。

・コロナ禍の影響で実施をしない可能性もあります。予めご了承ください。

 

2019.03.04 Monday

見学日を月2回(毎月第3水・第4金)とさせていただきます。

http://garden.swing-npo.com/?eid=1400635

| 食の超一流スナイパー | 12:20 | comments(0) | -
小鳥さんが おしえてくれたこと

 

スウィングだいすき

みんなすき

しあわせ

LOVE

 

ゴルゴが よく連発している こうした言葉

これらが ひとっつも 心にひびかないのは なぜなんだろう

みんな どんな顔をしていいのか 

困っているように 見えるのは なぜなんだろう

 

小首をかしげて かんがえていたら 

窓辺にやってきた 小鳥さんが ささやくように おしえてくれたよ

 

それはね 彼の言葉がすべて 歯の浮くようなヤツ だからだよ

言葉だけが フワフワして まったく 説得力がないからだよ 

 

ありがとう 小鳥さん

なにもかも すっきりしたよ 小鳥さん

 

ゴルゴと 小鳥と それからあなた

みんな ちがって みんないい

 

きのと

| 食の超一流スナイパー | 20:54 | comments(0) | trackbacks(0)
たまたまタマタマ

 

狙った獲物は逃さない超A級スナイパー・ゴルゴ。さあ、今日は一体何を狙い撃ちにするのだろうか?

え? 何? 「どうしよう、どうしよう」ってどういうこと? 狙いたいものが多すぎて迷ってるの? 

いや、違うね。明らかに何かに困ってる様子だね。で? どうしたのよ?

 

 

 

「タマタマが見えちゃう……どうしよう……」

 

 

 

……それ、どんな状況??? ……そんなんで大人が悩むことある???

 

するとズボンの股の部分を指差し、「やぶけちゃった……」と語るゴルゴ。

なるほど、見事なまでに股が割けているね。超A級の切れ味で縦に割けているね。

 

 

でもな、ゴルゴ。そのチラチラ見えるタマタマはなんなん??

股間がやぶれたところで、それがそんなに露骨に見えるんはおかしくない?? 

お前もつらいやろうけど、周りはもっとつらいから説明して? ね?

 

 

 

「たまたまパンツ履いてないときにやぶれちゃった」

 

 

 

なるほど。予期せぬタイミングでアクシデントに見舞われ、「たまたまタマタマ」になったってわけか。

でも、そんなもん見せられて、素直に(?)「お! うまい!」とか言えへんわ……。

だからお願いだから、できるだけパンツは履いといてもらっていいかな?

 

殺し屋は鈍く股間を光らせながら、けれど眼光鋭く、力強く頷いたのであった。

 

木ノ戸

| 食の超一流スナイパー | 16:42 | comments(0) | trackbacks(0)
ふるさとと味覚

 

ゴルゴが「ふるさと」を歌っている。

 

 

 

「ウサギおいし 賀茂川〜♪ 子豚食いし 賀茂川〜♪」

 

 

 

そんな川ちゃう!!!

 

 

 

ゴルゴが昼ご飯にカップ焼きそばを食べようとしている。

やかんに水を入れ、火にかけておよそ10秒。火を止め、やかんの「水」を注ぐ。

 

 

 

「これで十分や♪」

 

 

 

早よベロ診てもらえ!!!

 

木ノ戸

| 食の超一流スナイパー | 00:31 | comments(0) | trackbacks(0)
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