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ウキウキ通勤 vol.5


今日は昼から出勤だ。 前の晩に外で酒を飲んだので車はスウィングに置きっぱなし。比叡平から2本のバスを乗り継ぎ、スウィングに向かうというよくあるパターン。 比叡平からのバスは基本的に1時間に1本しか走っていない。 乗り過ごしてはならないと、少し早めにバス停に着く。 バス停にはポツンと僕ひとり。周囲にも誰の姿も見えない。車もほとんど通らない。比叡平、平日の昼前。 静かだ。穏やかだ。ここは本当にいいところだ。



右手の方から静かにやってきたのは高級車、TOYOTAクラウン・ロイヤルサルーン。旧式の、しかも白いレースのカーテンとか付けてる、いかにもホンマのお金持ちが乗ってる感じのヤツだ。
…バス停の前、つまり僕の前でス〜ッと停まる。え?知り合い?比叡平にはそれなりに友人・知人多いが、このクラス(?)の知人がいたかどうか…。あ、なるほど!道を聞かれるんやな。よっしゃよっしゃ。

助手席側のサイドウィンドウがやはりス〜ッと開く。
車内には品の良さそうな初老の女性が運転席にひとり。こちらに身を近づけるようにしてにこやかにこう言う。


「乗って行きませんか?」

「…はい?」



思わず気の抜けたような返事を返してしまう。乗って行きませんか?誰が?オレが?なんで?
女性はにこやかに続ける。


「バス、なかなか来ないでしょう。ついでですんで乗って行きませんか?北白川まで」

「え、いいんですか?」



と言いつつ、素早く頭を巡らせる。比叡平から京都に向かう道は「山中越」と呼ばれる一本道。急なカーブの多い、基本下りの狭い山道である。車で約15分。バスももうすぐやって来るが、そりゃあ、車でスス〜ッと行けるのであればありがたい。しかし、常識的に考えてどうなのだろう?「知らない人についていっちゃダメ!」なのは現代社会の鉄則だし、今の僕はそのことを口酸っぱく子どもに言って聞かせている立場だったりもする。どうするべきか?


「すみません。じゃ、お言葉に甘えて」


はい、乗った。知らない人の車にひょいひょいっと乗った。なぜ乗ったのか?比叡平という土地が持つ雰囲気や女性から滲み出る人柄の良さも瞬時の判断に影響したに違いないが、何より70代と思しきこの女性にならどんなシチュエーションでも「勝てる!」、そう確信したからだ。例えおもむろに女性が腕を伸ばしてダッシュボードから銃を取り出そうとしても、僕の方が素早く強く、拳で女性の腕を叩くことができる。つまり勝てる!

広い真っ白な後部座席に乗り込む。車内は清潔に保たれ、ゴミ屑ひとつ落ちていない。そして女性の運転は思いのほか力強く、「山中越」でよく見るトロトロ運転の車とは全く質が違う。そして道中、女性は僕の警戒心を柔かく解くかのようにいろいろな話をしてくれた。比叡平には仲の良い友達(おそらくお金持ちが多い一丁目の方だ)が住んでいて、時々訪ねて来るのだということ。今日も行きは行きで北白川(京都市左京区北白川。比叡平への登り口にあたる)のバス停で待つ人を逆に比叡平まで乗せてきたのだということ。家は離れているが、北白川にはよく買い物に来ていた(きっとあの閉店した高級スーパーだ)のだということ等々。しかし、こんなにも品良く、そして淀みなく話す人にはこれまで出会ったことがない。「淑女」というのはきっとこういう人のことをいうのだろう。そしてこんなにも開けっぴろげに、見ず知らずの髭メガネに対して堂々と「親切」をしてしまえる女性のことを僕はすごいと思った。普通はできない。僕にはできない。アレコレ感激しているうち、やがて話題は僕の方に向かう。これからどこに向かわれるんですか?お仕事ですか?


「はい、仕事です。上賀茂の方で」


すると女性はさらっとこう答える。


「上賀茂ならうちの近くです。お勤め先の近くまで行きましょう。案内してください」


「行きましょう。案内してください」て、そんなんマジでええの!??…まあ、でも家が近いのなら今さら遠慮する必要もないだろう。僕は女性の親切に更に甘えることにした。でも上賀茂が近いってことは、ひょっとしてスウィングのご近所さん?めちゃくちゃ話の展開うまくしたらフーキーとかに繋がるかも?(←考え方が完全にゲスい。)


「上賀茂はどの辺りにお住まいなんですか?僕らの会社は南大路町です」

「上賀茂ではないんですよ。下鴨です」





はい。完全に超ハイクラス決定。下鴨のあのへんの人ですね。ハンパないっすね。(…という地域が京都・下鴨にはあるのだ!)
恐縮しながらガイドを続け、やがてロイヤルサルーンはスウィングのすぐ近くのクスの木の脇に停まる。丁寧にお礼を言いながら車を降りると、淑女はにこやかに、そして何事もなかったかのようにスス〜ッと行ってしまった。およそ40分の超常体験。一体なんだったのだろうか。お金だけじゃない。きっとあの人は本当の豊かさを持った人だったのだろう。世の中にはすごい人がいるものだ。「勝てる!」とか思った僕のミクロっぷりったらありゃしない…。

…とまあ、これはいいネタができた!とミクロマンは興奮しながらスウィングへ向かう。
いつもの「まあまあ」の人たちが「まあまあ」の顔をして「まあまあ」の仕事をしている。




「あんな!今日どうやってここまで来たと思う???」


ああ、やっぱりここが一番安心する。

木ノ戸
| ウキウキ通勤 | 16:24 | comments(0) | trackbacks(0)
ウキウキ通勤 vol.4

滋賀県大津市は比叡山中腹の住宅地・「比叡平」から京都市内に向かう京阪バスは、
僕が乗車した時点ですでに満席であった。

 

この地からはじめてのバス通勤。


車が無いと住めないと言われている地域であるから、満席のバスは意外であり、
いつものように閑散とした車外の様子とのギャップにしばし戸惑いを感じる。

 

ものの10分少々で京都市内に下り立つのは普段の車通勤で承知なのだが、
グワングワン大きな車体を揺らしながらグルングルンと山道を下っていくので、
乗用車とはまた随分違って、正直座れないのはちょっとキツい。

 

狭い道路の両端にうっすら降り積もった雪を見ながら、しっかりと手摺を握りしめていると、
やがてバスが徐々にスピードを落としてゆき、更に道幅が狭くなったことに気づく。

 

窓に向かって立つ僕の視界に入った1本の電柱。

その電柱にくくりつけられた(?)小さな看板に書かれた
味わい深い文字をハッキリと目にした後、心の中で爆笑する。

 



タバコ ゴミ 捨てる ウスイバカ

 


ウスイバカ!

 

バカの度がウスイのか、バカの頭がウスイのか。


真意はもっと深いところにあるような気がするが、
こんな豊かな表現って素晴らしい!そして日本語って奥深い!


 

そんなこんなであっという間にバスは山を下り、山を下りたと同時に僕もバスを降りる。

 

「北白川別当町」。

 

ここからは京都市バス204系統に乗り換えだ。

車内に誰かスウィングメンバーがいるかな?と思ったが、誰もいない。

以前はもっと簡単に誰かに出会っていたような気がするが、
きっとそんなことはない、気のせいだろう。

 

続いて「洛北高校前」で4系統に乗り換え…のはずが、
今、目の前ブオーンと行ったんがそれやないかい!
やっぱ停まってくれへんの?オレが吉高でも?吉高めっちゃカワイイよ??
 

次のバスはすぐには来ない。
時間に余裕もあるし、じゃあ歩いていこうとすぐさま思考転換、
推定約25分のウォーキングをスタートさせる。

 

一部、体が大きめサイズの人たちの間で絶賛ウォーキング・ブームのスウィング。

 

誰かが歩いてそ〜おなルートを意識して通るが、う〜ん、なかなか上手くいかんね、
やっぱ誰もおらんね、けど「出町柳」から毎朝歩いて来てるってスゲーな!アッキー!



「はあと・フレンズ・ストア」でのアッキー画伯。かっくいー!>



いつか「比叡平」から歩いて通勤してみよっかなー。
ウスイバカ」の看板もじっくり見れるし!


…そうか!「ウスイバカ」ってペラッペラのバカってことか!
そうやとしたらワッル!ナイス悪意!!


天一さんの大きな門をくぐり、突き当りの蔵を左に曲がると、
いつものようにスウィングがそこにあった。

さ、今日もほどほど気合い入れてやるぞ、やるぞ。


木ノ戸


「いす-1GP」の脱け殻…。

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| ウキウキ通勤 | 09:53 | comments(0) | trackbacks(0)
ウキウキ通勤 vol.3

…もっと寝たい体をズルズル引きずるように家を出、
バスや地下鉄の中ではグニャリと座席にもたれかかり、
時々現れるホットパンツ女子にのみカッ!と目を見開く。

ウキウキ通勤も3回目。
ウキウキ感は正直もう全く無い。

こんな腑抜けた薄情な野郎への天罰だろうか?

地下鉄・北山駅からスウィングへ向かう道中、
ヤツはジワリジワリとやって来たのだった。



…ヤツと対峙するのはもちろんはじめてではない。
この世に生を受けて30余年、何度も何度も格闘してきたし、幼き日には負けたこともある。
(正直に言うと“幼き日”に限定するのは嘘である。)

一番強烈やったんはトイレのまん前やったなあ。
ホッとするのがほんの数秒早過ぎたんやなあ。

…出来るだけ腹に刺激を与えぬよう、慎重に歩を進めて行くと、目論見どおり、セブンイレブンが目に入った。



ヤツの到来にさしてひるまず、割合に落ち着いていたのは、最初からこの風景をイメージしていたからだ。

ふふふ、圧勝だ。
だってワテもう大人ですもん。

括約筋を慎重に緩めながら、必要以上に何食わぬ顔をしてトイレに向かうと、ガッデム!こんな朝っぱらから先客がいるではないか。

う〜む、なかなか出てきていただけない。
あの愛おしい音色、ガチャガチャ!シュ!……ザザー!!が一向に聴こえてこない。

お宅の事情も分かるにゃ分かるが、こっちの事情も考えてほしいものだ。

でもまあいい。自由への扉はもう目の前にある。
ほんの束の間の辛抱だ。
ひとつ雑誌でも立ち読みをしながら、むしろこの甘美な苦しみを楽しもうじゃないか。

平日の早朝に読む「フライデー」はまた格別に面白いなあ、じゃあ、ついでに「週刊ポスト」も読もっかなあ…って、知らん間におっさんが2人も並んどるやないかい!!

お、おっさん!ボク今ふつう風に雑誌読んでましたけど、ほんまはボクの方が先ですねん!気持ち的には全然先に並んでましてん!!

…駄々をこねるのは止めにしよう。
落ち着かない様子のこのおっさん達もまた、懸命にヤツと戦っているに違いないのだ。

おっさん、あんたらも頑張れよ。

へこたれている暇は無い。(たれてしまう。)
ここから歩いて10分程度、スウィングに向かおう!
波のひとつやふたつはきっときっとかわして見せる!!

僕はすぐさま頭を切り替え、括約筋をグッと締め直し、再び歩き始めた。


走って行きゃあ、あっという間なのに決して走れないもどかしさ。
スリ足をイメージしながら、可能な限り上下動の少ない歩行を追究する。

…じっとりと脂汗が出てきた。
ヤツの攻撃は熟知している。
波が来るのだ。
それもかなりデカいやつだ。
来るなら来い!!(できれば来ないで…。)


はい、来た。


ドバドバと汗が流れ出る。
地獄の苦しみだ。
いっそ楽になりたいと願う。


まだか?スウィングはまだか??なぜこんなにも遠い???

ご飯はゆっくり噛みまちゅ!
冷たいものやお酒も控えまちゅ!
もうポンポン出して眠りまちぇん!

だから!だから助けて!!


…その時だった。

スウィングへ向かう最後の十字路。
前方に愛しい愛しいスウィング号が現れたのだ!



ドライバーは沼田君だ!

沼田君…あんた最高…。
ありがとう!ありがとう!みんなありがとう!!

僕はオーイ!ここだよ〜!!と、手を上げ左右に振った。

すぐに気づいた沼田君。
ご丁寧に深々と頭を下げると、あっと言う間にブォ〜ン!!と走り去った。




エヌ・ユー・エム・エー・ティー・エー、(小気味よく)
NUMATA!!(速く)

エヌ・ユー・エム・エー・ティー・エー、(小気味よく)
NUMATA!!(速く)



冷酷な部下を恨むのは止めにしよう。
むしろ一瞬でも希望を与えてくれた彼に感謝しようではないか。
(いつか必ずこの借りは返す。)

…ラスト200メートルだ。

僕は疲弊した括約筋に渾身の力を込め、鉛のような両足を引きずるように、それでも行き過ぎるご近所さんには震える声でご挨拶をし、何とかスウィングに辿り着いた。

靴を履き替える暇も惜しみ、土足のままトイレへ駆け込んだ僕を一体誰が責められよう。

まだホッとしちゃメ!!
まだホッとしちゃメーよ!!!


辛抱の足りない括約筋を最後に叱咤したのは、あの幼き日の自分ではなかったろうか?

はやる気持ちを抑えるようにゆっくりと便座に腰掛け、ふっと全身の力を緩めた時、僕は確かに、確かに「ロッキー」のテーマを聴いたのだった。

木ノ戸



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| ウキウキ通勤 | 11:28 | comments(0) | trackbacks(0)
ウキウキ通勤 vol.2

夕べは京都駅近く、知人2人とおいしいお酒を飲んだ。

その都合上、車をスウィングに置いて帰ったため、
今朝は久しぶりのバス・地下鉄通勤。

二日酔い気味の体を引きずり引きずり、
6時50分、まずは自宅最寄りのバス停より京阪バスに乗車。

同じバス停から乗るらしいQさんがいるかな?と思ったが甘い甘い。
後で聞くと、彼は6時過ぎのバスに乗車したそうな。

まあ良かった。
この体調で朝一からQさんの“あの感じ”はちょっとキツい…。


やがてバスは山科駅に到着。
するとバスを降りた途端、よく見知った後ろ姿が前を歩いている。

「TIさん。」

声をかけると、「はい?」と振り返るTIさん。
鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしている。

…ような顔をしていると言いながら、
豆鉄砲をくらった鳩の顔って一体どんなだ?



そんな光景一度も見たことがない。
それに豆鉄砲ってのも一体なんなんだ?
今度amazoneで探してみよう。


TIさんと並んで地下鉄へ向かう。

僕も山科の人間になったのだなあ…と少し感慨深い。

一方のTIさん、照れているのか、
いつものノンストップ機関銃オチ無しトークは全く炸裂しない。



僕はスウィング・メンバーに会うと気持ちがシャン!とする。
いつもシャン!とさせてくれてありがとう。

僕がみんなを支えているのではない。
僕がみんなに支えられているのだ。


地下鉄は割合と空いている。

「ラッシュっていつ位なん?」

TIさんに尋ねると、

「もうちょっと後。7時50分から8時くらいかな。」

と揺るぎないお答え。さすがだ。

烏丸御池で一旦下車。烏丸線に乗換だ。

「どこから乗るんがちょうどいいの?」

ホームで再び尋ねると、

「竹の看板の前くらい」と即答。

確かに竹の写真がいっぱいに映った竹材店の看板がある。
う〜ん、さすがさすが。

この頃からTIさんもいつもの調子を取り戻し、才能とも言える、
ノンストップ機関銃オチ無しトークが徐々にはじまった。

僕もいつもの調子で時に真剣に、時に右から左に聞き流しながら、
TIさんのオチは無くともフワフワ平和トークに耳を傾けた。

地下鉄が北山駅に到着した時には少し小雨が降っていたが、
市バスには乗らずに歩こうかと、スウィングへ徒歩で向かった。

歩くとお腹の調子が良くなってきたのだろう、
機関銃トークに負けじと隣でプープープープー、
可愛らしい屁を連発していたことに、
TIさんは多分気づいていなかっただろう。


8時過ぎ。スウィングに到着。
すでにスタッフ西川君は、ゴソゴソと動き回っている。

「TIさん、ありがとうね。」

「どういたしましまして!」

振り返らずに答えたTIさんの背中が、
恥ずかしそうに、そして嬉しそうに見えた。

木ノ戸


「TIさん、コチョコチョしてください!」とCさん


コチョコチョコチョコチョ楽しい


うん、平和ですYES!

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| ウキウキ通勤 | 19:44 | comments(0) | trackbacks(0)
ウキウキ通勤
今朝は生まれてはじめてのバス・地下鉄通勤。

この年になるまで公共の交通機関を利用しての通勤経験験が
全く無かったものだから、正直とても楽しみだった。

昨年12月、婚約を機に京都市山科区に引越をしたので、
諸々の都合上(主にお酒を飲む都合上)、
今後も時々はバス・地下鉄通勤をすることになるだろう。


本日午前7時前。
まずは自宅最寄りのバス停からウッキウキの気分で京阪バスに乗り込む。



近くに住んでるQさんがひょっとして…と期待したがいない。
なんや、つまらないな。

ちらほらいる乗客には、これからはじまる新しい1日に
ハッピーハッピーな顔をしている人など誰もいない。
皆一様に眠そうな顔をしてぼんやりと座っているように見える。

ウキウキゆらゆらすること約20分。
割とあっという間に終点の三条京阪に到着。

知ってる、知ってる。
ここで毎日4000万円の赤字を生み出すモンスタートレイン、
京都市営地下鉄に乗り換えだ。



ところで、しょっちゅう市バス運転手の態度に怒っているQさん。
ところが同じ京都市内を走る京阪バスは、
余りにひど過ぎてもうあきらめているらしく、
なるほど、彼の口から京阪バス批判を聞くことは全く無い。

そんなことを思いながら、降車時「おーきにー!」と言ってみると、
年輩の運転手さんからは「ありがとうございました!」と、
気持ちのいい声が返ってきた。
Qさんは毎朝よっぽど運が悪いのだろう。


…ホームで待つこと数分、地下鉄が到着すると、
ギュウギュウ詰めの車内の様子にまずは驚く。

これが4000万赤字のモンスタートレイン???と疑問に思ったが、
後でXLさんに聞くと「混んでるのは朝だけや!」と教えてくれた。

京阪電車に乗り換えるためだろうか、
随分たくさんの乗客が、ドドド!とホームに降り立ったが、
それでも車内はほぼ満員。
小学生やら高校生やらサラリーマンやら賑やかだ。

ここでもスウィングメンバーを探してみたが、…やはりいない。
なんやなんや、つまらんやんけ。

僕の目の前には若い女性が窓の方を向いて立っている。
別に美人でもなんでも無いが、思わず「ちかん」を警戒する。

「ちかん」をしてしまいそうな自分を警戒!
…ではなく、「ちかん」に間違われないよう警戒しなければならない。

「ちかん」冤罪は立証が難しいというが、
確かにその時自分はどんな風に乗っていて、
右隣、左隣がどんな人でどんな状況だったかなんて、
覚えられるわけがない。

だからやっぱり男性は馬鹿みたいに両手を上げて、
何にもしてませんよ〜、ぼかぁ無実ですよ〜と乗るのが一番なのだろう。

無事「ちかん」扱いされることなく北山駅でモンスタートレインを降りると、
スウィングまではさあ、あともう少しだ。

歩いていけばいいのだが、ここから出発する市バス4系統が
スウィング・メンバーに出会えるラストチャンス。



毎日毎日うんざりするほど顔を合わせているのに、
いつもと違ったシチュエーションだと、
不思議とこういう気持ちになる。

数分待つと市バス4系統がやってきた。
スウィングの最寄りバス停「上賀茂神社前」に向かうのは、
この4系統と46系統だけだ。

誰がいるかなあ〜?とメンバーが驚く顔を想像しながら勇んで乗り込む。

…けれどやっぱりだ〜れもおらん!

今日スウィング休み?
え?ひょっとして避けられてる?
ぬお〜、220円損した!

10分程度の市バス孤独旅を終え、あとはトコトコ徒歩約5分。

8時前にスウィングに着くと、メンバーはまだ誰一人来ておらず、
一番に来ないと気が済まないスタッフ西川くんが、
ひとり黙々と今日の作業準備を進めていた。

少し早過ぎたんかなあ…とプランを練り直していると、
昨日1日欠勤(“足の筋肉痛”ごときで休まんといてくれ…)して
お顔スッキリ!のQさんが気持ち悪いくらいの笑顔でやって来た。

「きーせんせい、おはよう!」

木ノ戸


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| ウキウキ通勤 | 20:03 | comments(0) | trackbacks(0)
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