僕とスタッフ・西川君がJRの扉に挟まれたことは
3月12日(水)の記事に書いた。
扉に挟まれたのが3月7日(金)。
これはひと言言っておかないとと、JRのお客様センターに連絡したのが
3月10日(月)。
事の一部始終を冷静に(?)説明したところ、
「折り返し担当者から必ずご連絡いたします。」との
ことであった。
しかし、1週間経っても何の音沙汰も無い。
笑い話にしてしまったが、命に関わる惨事に繋がりかねない事故であった。
一体何をもたもたしているのか。
しびれを切らした僕は「何でこっちが電話代払ってかけなあかんねん」
と思いながら、3月18日(火)、再びお客様センターに連絡した。
「その案件は確かに上にあげている。本社にまで伝わっている。」と言う。
「一向に連絡が無いのはなぜか?いつ連絡があるのか?」と問うと、
「申し訳ありません。しかしいついつと約束はできない」と言う。
僕は頭にきて「今日中にかけてくるように伝えてください。」
と語気を荒げ、連絡を待った。
しばらくして担当者から連絡があった。
ひたすら平謝りである。事故のこと。連絡が遅れたこと。
謝ればいいといいものではないし、どうでもいい。
事故原因は、乗客の乗車を確認するために設置されたカメラが
「見にくかった」のだそうだ。
・・カメラが見にくかった?
一度に二人も挟みこんでしまう見にくさとは一体・・
対策としてはカメラの設置箇所を変えるという。
(・・変えることを検討中と言ったその担当者に
「今すぐ変えなさい!」と怒鳴りつけた。)
しかし腑に落ちない原因と対策である。
・・「見にくい」というのなら、前から見にくかっただろう。
カメラの位置を変えて解決するなら何故今頃?
担当者は何かが挟まった状態では電車は発車できないことに
なっている、と言う。
僕はあの時、このまま発車してしまうのでは・・
という恐怖感を感じた。
ああそうだったのかと安心したが、
詳しく聞くと、その安心は一瞬にして掻き消された。
扉に何かが挟まると、「挟まってますよ」というランプが点灯する。
車掌はランプを見て、もう一度扉を開ける。
そうして問題が解決されるとランプは消灯する。
最後は運転士。
運転士も車掌同様にランプの消灯を確認し、発車という流れなのだそうだ。
しかし今回車掌はそのランプに気づかず、
一向に開かない扉を見て、あわててホームの駅員がアナウンスをした。
仮にその駅員の対応すら遅れていたとする。
すると最後は運転士の判断である。
車掌同様、運転士までもランプの確認を怠ったとしたら、
電車は二人のナイスガイを挟んだまま発車してしまっていたのである。
つまり電車自体は発車できない仕組みになっておらず、
人為的なミスが重なればあってはならないことが
十分起きてしまう可能性があるということだ。
そもそもなぜ既に50分も遅れてきた電車が、
乗客の乗車を待ち切れないほどに焦る必要があったのか?
繰り返しになるが、僕たち2人は駆け込みなどしていないし、
僕たちに続く乗客はまだいたのだ。
めちゃくちゃなタイミングで扉を閉めている。
しかしその時の車掌や駅員を殊更に攻める気はない。
これはもう、総じてJRの「体質」の問題であるからだ。
福知山線のあの大惨事以降、
JR特有の体質改善は粛々となされてきたように見えたが、
・・道のりはまだまだ長いようである。
・・怖いです、JR。
最後にもうひとつ。JRの「体質」を示す典型的な一例。
事情説明やら謝罪を終え、電話を切ろうとした先述の担当者に対し、
僕は最後にこう言った。
「なぜ一週間以上も連絡をしてこなかったのですか?
しかも今日のこの電話も僕からのアプローチによるものです。」
すると担当者は
「2日後の12日(水)にご連絡しようと思っていたのですが・・」
・・が?
「私、体調を崩してしまいまして・・」
僕はもう呆れてしまった。
体調を崩せばほったらかしにしてもええの?
誰かに引き継ぐとか何なりできるやん・・
・・JR、できれば乗りたくない。
木ノ戸
先日、青空屋さんでの実習の様子。
オーナーの長谷川さんによる皿洗い指導。