今日は良い日だ。
もはや整理不可能、たまってしまった名刺をどうしたものか? としかめ面をしていると、うたちゃんがガラッ! と扉を開けて顔を見せてくれた。
彼女は小さな頃からスウィングに関わり続けてくれている我らのアイドルである。
まだ多分、彼女がゴミブルーを(ヒーローだけど!)ヒーローだと信じていた頃にもらった手紙と絵は、そのときからずっと、スウィングの黒板に祀られ続けている。
なぜならその絵と手紙こそが、とにかく僕たちのしていることは間違っていないのだ! と、強く深く確信させてくれたからだ。
本が(まあまあ)好評だとか、親キャバが(まずまず)好評だとか、それはそれで嬉しいことなんだけれども、近所のひとりの女の子が、ゴミブルーのファンになったり、楽しそうにゴミコロリに参加したり、ふらっと遊びに訪れてくれたり。こういうのに勝るアレはないんじゃないか。アレもコレもソレも、全てこういうことのためのアレなんじゃないか。
そんなうたちゃんがもう中学生だなんて。早いな。月日が経つのは本当に早い。
むしろ何かに辛くなったり、疲れてしまったとき、「うたちゃんたち」をいつでも温かく迎え入れられる場でありたい、そんなことを思った。
木ノ戸