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御礼! 『 同時代・アンデパンダン展 』のこと

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このたび開廊20周年を迎えられた「同時代ギャラリー」が『 同時代・アンデパンダン展 −同時代ギャラリー開廊20周年記念− 』(2016.10.4 → 9)を開催されました。→

 

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この展覧会では展示作品全てがオークションによる入札形式で販売され、その収益の寄付先として我々スウィングが選ばれたのです! →

 

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…なぜ、スウィングが選ばれたのか?

 

それは「スウィングさんしかない!」からだったそうです。

 

…なんて光栄な。

 

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しかしながら僕は、このような有り難いお話に対し、「チャリティ」としての寄付を安易に受け取りたいとは思いませんでした。そしてその気持ちを丁寧に丁寧に説明しました。「同時代ギャラリー」さんは深いご理解と共感を示して下さり、その結果として次のようなメッセ—ジを交流パーティ(…参加できませんでした)にて読み上げていただきました。

 

 

皆さま

 

このたびはNPO法人スウィングの事業活動をご支援いただき、誠に! 誠に! ありがとうございます。

…と丁重にお礼を述べておきながらなんなんですが、私たちは「チャリティ」という言葉はあまり好きではありません。

なぜなら私たちスウィングが一貫して行っているのは、 障害のあるなしを超えた「一市民」が集い、それぞれが「主体者」となって展開する、社会をほんのちょっとでもより良く、オモシロくするための「市民活動」「社会福祉活動」であり、 慈善や博愛の精神によって一方的に支えられる類のものではないからです。

この混迷の時代、社会をより良く変えてゆきたい! と願う心に障害のあるなしは全く関係ありません。

私たちは福祉施設のフリをして、あるいはアート団体のフリをして、そしてある時には環境美化団体のフリをして、 誰もが安心して「自分のまま」でいられる社会の創造を目指し、これからも地道な取り組みをオモシロ・オカシク続けてゆく所存です。

そうしたスウィングの活動をご支援頂き、また知って頂ける機会を得られたことを本当に嬉しく思います。

この機会を機に、引き続き、陰に日向に私たちの活動をご支援いただれば幸いに存じます。

 

我ら一市民、我らNPO、我らスウィング。

 

今後ともNPO法人スウィングをどうぞよろしくお願いいたします!

 

平成28年10月7日

NPO法人スウィング理事長

木ノ戸昌幸

 

 

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「同時代ギャラリー」の高さんは、「みじかいメッセージの中に当然のように大事にすべきことが非常にわかりやすく伝わってきます」と言ってくださいました。そして「これからも痛快な活動を期待しています!」と。

本当に良きご縁をいただきました。

実は何年も前、スウィングが展覧会の場所探しをしていたとき、「同時代ギャラリー」に問い合わせをしたことがありました。でもその時には諸々のタイミングが合わず、展覧会の開催には至りませんでした。

 

それが今、このような形で。

 

人の世の、「縁」の不思議さを思います。

「同時代ギャラリー」さま、皆さま、本当にありがとうございました!

 

木ノ戸

| NEWSっす! | 17:33 | comments(0) | trackbacks(0)
「弱さ」という根幹

 

ふと、気づいたのだ。あ、「弱さ」なんだと。この数ヶ月間、内省的な日々を過ごすうち、とにかくふと、この言葉が舞い降りてきたのだ。スウィングの根幹にあるもの、そして自分の根幹にあるものが、「弱さ」なのだと。戸惑う。…弱さ? …「弱さ」が根幹? 戸惑うが、同時にそれが間違いでないことも確信している。

 

スウィングにはるか君という人がいる。はるか君はスウィングに来てからの1〜2年、なかなか自分に合う仕事が見つからず、ただただ毎日、スウィングの中をウロウロ歩き回っていた。僕たちは焦った。早くはるか君に合った仕事を見つけなくてはとひたすら焦り、はるか君の「強さ」はなんだ? と、あれやこれやと試行錯誤を続けた。でも、どうしても見つけられない…。もう手詰まりになってしまったある時、ハッとこう思った。あ、はるか君に「強さ」なんて無いんじゃないかと。そんなもの、別に必要ないんじゃないかと。そうして「強さ」探しを止めた時、そこに立ち現われたのは何だったか? それは他ならぬ、はるか君のありのままの姿だった。ウルトラマイペースで、雨風が大の苦手で、上品なようでいて実は結構な毒も持っている、はるか君という存在の、唯一無二の、ありのままの姿だった。僕らは「強さ」探しに躍起になる余りに、はるか君のありのままを見つめ、認めることを忘れてしまっていたのだ(はるか君、ごめんね)。それからのはるか君の毎日が100%ハッピーになったかというとそんなことはない。はるか君はこれまで通りウロウロと歩き回り、風のように絵を描いたり描かなかったり、大嫌いな雨風を思う存分怖がったり、様々な感情の中を揺らぎながら生きている。

スウィングに増田さんという人がいる。増田さんはお金の管理がとにかく苦手で酷い浪費癖があって、ずっと長い間、数々の失敗を重ね続け、その度に何ヶ月も家に引きこもった。数年前、(ここでは書けないような)ある事件が起こったことをきっかけに、僕は増田さんに遂に提案した。何もかもオープンにしましょう、出来ないものは出来ないと諦めて、当たり前に笑って話しましょうと。そうしてずっとずっとオブラートに包まれ、腫れ物に触るように扱われてきた増田さんのお金にまつわる問題は、スウィングの誰もが当たり前に知るところとなり、「弱さ」を受け入れ、そしてスッと手放した−お金の管理を全部、人に委ねたのだ−増田さんの表情は次第に明るくなり、明るくなり、最低30%だった出勤率は100%にV字回復した。そして今、増田さんはスウィングにたくさんやって来る見学者にまで、超ド級の失敗談の数々を自慢げに話したりしている。

人のことばかりでなく、僕自身のことを書こう。僕は小学4年生の頃から「学校」への“行き辛さ”を感じ始め、14歳で鬱を発症、15歳の頃には絶望の果てに死を選ぼうとしたが、何とか生き延びた。勉強も運動もできた。通信簿には5しかなかった。友だちも多かったし、女の子にも人気があった(と思う)。それでも僕の十代は、一貫して深い「闇」に覆われていた。毎日が地獄だった。僕は「学校」というものに“過剰”に適応し、本来の自分の、ありのままの姿を殺しながら生きざるを得なかったのだと思う。僕は最近、15歳の自分によく会いに行く。よく頑張ったな、もう頑張らなくていい、弱いままでいい、そのままでいいと強くきつく抱き締めるために。

 

この世の中を生きてゆくにはもちろん「強さ」も必要だ。だが、その裏側には必ず「弱さ」がある。誰にだって、多かれ少なかれ、そして様々に。そのことに目を向けず、ひたすら「強さ」ばかりを求める社会を僕は憎む。ココルームの上田假奈代さんの言葉を借りるならば、僕たちはポップで愉快な集団のふりをして、環境美化団体のふりをして、あるいはアート団体のふりをして、その実、誰もが安心して、それぞれに弱っちろい、ありのままの自分で生きられる、そんな場所づくりを命懸けでしてきたのだと思う。

次の10年もスウィングは走り続ける。中指を突き立てて、アッカンべーをしながら戦い続ける。この先もきっと、幾多の困難が待ち受けていることだろう。けれど僕たちは恐れない。なぜなら僕たちがゆらゆら揺らすブランコ(=スウィング)を強く支えているのは、無敵の「弱さ」なのだから。

「弱さ」。それは殆ど「強さ」と同義である。

(フリーペーパーSwinging Vol.20/「揺れるシセツチョー」より転載)

文・木ノ戸昌幸(きのと・まさゆき)
NPO法人スウィング理事長。1977年生まれ・愛媛県出身。立命館大学文学部日本文学専攻卒。 NPO、演劇、祇園のスナック、遺跡発掘等々の活動・職業を経て、「毎日笑える。」という理由で知的障害のある人に関わる仕事に就く。2006年にNPO法人スウィングを立ち上げ、「障害福祉」の枠を超えた創造的な取り組みを通して、社会を変えてゆきたいと願ったり願わなかったり。黄色が好き。でも青も好き。


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木村くんと百鬼丸と

 

障害者施設の活動や商品を紹介する冊子『アリヤ』の立ち上げから10年を迎えようとしている。それまで福祉とは縁もゆかりもなかった私がなぜ? という質問をよく受ける。それにはたくさんの理由があり、公と私の部分もある。“公″はさんざん答えてきたので、今回、どこにも言えなかった“私″の部分を書いてみたい。それは遙か遠い昔の話。私がいま立つ道の原風景でもある。

 

私が小学校3、4年のころ、クラスに木村くんという男の子がいた。背が小さくてやせっぽっちでちょこまかと走り回り、みんなが嫌がる仕事も進んでやるような“できた子″だった。木村くんの服はいつもどこかがほころびていた。ボタンは取れたままだったし、靴は足の指が見えるくらいに穴があいていた。昭和30年代の『三丁目の夕日』の時代だからそんな子はたくさんいたといえば、いた。けれど木村くんの“それ″は、誰の目にもひどく映った。木村くんは勉強がとても良くできた。隣の席になったことがあり、通信簿を(無理やり)見せてもらったらオール5で、ビックリした。あるとき、木村くんの両親は視覚障害者で、放課後はマッサージに行く両親の道案内をしていると知った。ときどき“できた子″の木村くんが取っ組み合いの喧嘩をしている場面に遭遇した。その理由は、なんとなくわかる気がした。

学期ごとに級長の選出がある。ひとり1票で投票をし1位が級長、2位が副級長に決まる。4年生の1学期、私は当然のことながら木村くんに投票した。しかし、あえなく落選。次はきっと、と2学期も、今度こそはと3学期も木村くんに入れた。が、しかし。木村くんは一度も級長はおろか、副級長にもなれなかった。たかが級長の選出だけれど、私には「たかが」とは思えなかった。みんなの目は何を見ているのか、さっぱりわからなかった。

 

—— きっと節穴なんだ —— そう思った。

 

ある夏の日の夕暮れ時。両親の手を引いて歩いている木村くんにばったり出会った。私は見てはいけないものを見てしまったような気がして、とっさに下を向き知らないふりして通り過ぎようとした。すれ違いざまに上目使いでチラリと見ると、木村くんがニコニコしながらぴょこんと頭を下げた。私はすごくドキンとしてその場に突っ立ったまま、3人の後姿をぼーっと眺めていた。なぜか、とても消え入りたい気持ちで泣きそうになった。その夏の日の光景は、今でも強烈に脳裏に焼き付いている。

 

手塚治虫の漫画に『どろろ』というのがある。カラダの48か所を魔物に奪われた百鬼丸が、それを取り戻すべく魔物退治に出かける物語。発行当時は障害者問題等でなかなか評価されなかったという。百鬼丸は、義眼、義手、義足等を着装し、外見だけではそれが偽物とはわからない。魔物を1匹退治するごとにひとつずつ、欠損した部分を取り戻していく。大人になってこの物語を読んだとき、あの級長選出の場面を思い出した。あの「みんなの目は節穴だ」と思った感覚。まるでそれは百鬼丸じゃないか。「ほんとうに」見える目、聞こえる耳、使える手足とは何なのか。魔物退治とは何なのか。ちなみに、この『どろろ』には戦争や差別や、本質を問われる話が散りばめられている。 これは私の勝手な解釈だけれど、手塚氏は「魔物」は自分の中に棲んでいるんだと言いたかったんじゃないかと。ここで正直に言えば、私が障害者問題に関心を持ち『アリヤ』を発行した理由は、世のため人のためとかいう、そんな立派なものじゃない。自分の中にある魔物退治をしたかっただけだ。無意識の中の魔物ほど手ごわいものはない。みんなの目は節穴だと訳知り顔をした自分は、あの夏の日、とっさに下を向くしかなかったのだから。 今もまだまだ百鬼丸よろしく魔物退治の旅の途中だけれど、あの夏の日に戻ることができるのならば、顔を上げて「こんにちは」と、木村くんに言いたいなと思う。

(フリーペーパー「Swinging Vol.20」/クソ真面目エッセイより転載)

 

文・藤野幸子(ふじの・さちこ)

フリー雑誌編集者。アリヤ出版代表。『アリヤ』発行・編集人。福岡市保健福祉局主催『ときめきプロジェクト』ディレクター(2011〜2015年)。『特定非営利活動法人 セルプセンター福岡』理事(2016年〜)。

 

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障害のある方である前に「ひと」であり「人」である。

 

僕は、大変ありがたい職についていると、つくづく思う。

何かを「つくる」ということは、とても素敵で豊な事だと感じている。

片山工房の成り立ちはさておき、毎日、何人もの「ひと」が絵やものづくりに来られている。自分の気持ちを描きたい方や、おしゃべりをして帰られる方、コンクールに向けて創作される方に、家に居る事が少ししんどいので息抜きに来られる方、本格的にアニメーションをしたいと熱心にスタッフと話し合う方に、自分の動ける身体をフルに使い、羊毛でスリッパや帽子をつくられる方など、あげたら切りがないくらいの、自分をつくられる。本当に多種多様な「つくる」が、この工房でなされている。

 

とても、生きてるんだと感じる光景が、「そこ」に、現実に存在している。 「ひと」が「つくる」=「そこ」で。

これが片山工房の姿であり、僕の職である。もう、13年が経とうとしている、当初は障害者アートという言葉すら無かったように思うのだが、毎日をおもしろおかしく過ごしていた。まさにそれは「自由」な場であり、小学生の時に図画工作をする「ワクワクな」痛快な日々だった。

ある時、コンクールに出そうという事になった。ある「ひと」が入選をした。みなが自分の事のように喜び祝杯をあげ、飲めないお酒も呑んだ。そして…その日から障害者アートがはじまった。

 

ある芸術家の方から連絡があり、創作現場を見学したいと言われた。ある新聞社から、その「ひと」の取材をしたいと言われた。ある企画の方から、どのようにこんな場ができたか、大勢の前でお話ししてほしいと言われた。それは、とてもとてもありがたく、自分の行って来た方角は悪くないと思わせてくれた。でもある時、「ひと」から、僕が遠くに行ったみたいで寂しいと言われた。 ここで筋を少し変えてお話を進めたい。片山工房で、右足だけをつかい絵を描いていた方がいた。皆がその身体的な表現も含めて、とても頑張っていると言われた事が多々あった。その方は確かに頑張ってはいたが、みなさんと同じぐらい頑張っただけに過ぎず、僕もそうだが、右手が使えなかったら左手を使うし、両手が使えなくなったら、口をつかうかもしれないぐらいの事だと思っている。そして、障害のある方が描いた作品には、たしかに観る人にとって、心が揺さぶられるものもあるが、学生の方や、子供、サラリーマンの方にお年寄り、そして主婦の方にスポーツをする方、しっかり時間を使えば、揺さぶられる「作品」をみんな持っている。

 

作品はその人そのものだと感じているからだ。

 

そう考えると、障害のある方との重要な共通点はひとつ、みな「人」だという事である。なんら差のない「人」として、ただただ、ものづくりを素直に、時には情熱的に行っているだけに過ぎず、それに関わる方々も、自分たちの持ち味を活かして、意味合いを深めているように感じている。余談だが、障害者アートはパラリンピックに…ではなく、オリンピックでも、どちらでも活用出来ると思っている。

 

僕は、障害者アートが悪いとは思っていない。一般社会的には、とても分かりやすい標語になっているように感じている。が、「人」であることに真摯に向き合う時間と姿勢が、今後、障害者アートを「アート」に変換する時を期待している。人がつくるものに、前置きは無用であってほしい。

 

そして、「障害者」から「人」へ。

 

今の時代は良かれ悪かれ、良いところに来ている、携わっている方々も、精鋭だ。

偉そうな言葉だが、「誰も悪くない」。

後は「ひと」と「人」が交差した時の、「混ざる点」がとてつもなく不思議なくらい、社会の肌が触れ合う場に溶け込んでいけば、僕の職は、全うしたことになる。それでも「差」は必ず出来るが、またみなが考え、集まればいい。

 

ん。今日も、僕の隣に「人」が居る。

(フリーペーパー「Swinging Vol.20」/クソ真面目エッセイより転載)

 

文:新川修平(しんかわ・しゅうへい)

1974年神戸市長田区生まれ。芸大中退、20歳で阪神淡路大震災を経験。葬祭業施行部勤務を経て、2003年、作業所片山工房を設立。2004年、カタヤマ・アートクラブを設立。2011年、特定非営利活動法人100年福祉会片山工房理事長に就任。

 

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| フリーペーパー「Swinging」掲載! | 15:15 | comments(0) | trackbacks(0)
キンチョーの夏。ワークショップの夏。

 

ずいぶんと遡ることおよそ3か月前…

夏真っ盛りの8月12日、「上賀茂児童館」にてワークショップを実施しました。

 

今回のワークショップは…

 

「アレ+ソレ=…ワカラナイ! 〜ようこそ上賀茂ジャングルへ! ヘンテコ動物出てこいや!〜」

 

スウィングの大人気(?)ワークショップ、「アレ+ソレ=…ワカラナイ!」シリーズですね。

なんとも長いサブタイトルですが、要はスウィングの「オレたちひょうげん族」が描くヘンテコ動物に児童館の子どもたちがボタンやらハギレやらシールを貼りつけて、最高にヘンテコな動物たちで児童館をジャングルみたいにしよう!!…という企画です。

 

 

…ところが!!!

 

 

肝心の「ボタン」が無いんです!

しかも、児童館の子どもは全部で108人! 

1人10個使うとしたら…えーと…108人×10個やから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

1,080個!!!?

 

 

 

ムリムリムリムリムリ!!!

絶対集められへん!!!!!

 

でも、なんとかせなアカン! とりあえず困ったらネットや! インターネットや!

…というわけで検索した結果、「日本釦協会」という団体があることを知りました。

 

釦。

 

これで「ボタン」と読むんですね〜。

そして京都でこの団体に所属している会社にかたっぱしから電話して助けてもらおうと考え、さっそ1件目! 「永井合成樹脂工業株式会社」様へお電話…。はー、ドキドキ…。ボタン売ってる会社に「ボタン1,000個下さい!」とか、どんなお願いやねん…。無茶苦茶や…と思いつつ受話器を取ってピ・ポ・パ……

 

事務の方にスウィングの説明をし、今回の企画を説明し、ボタンが1,000個以上必要なことも説明し、「無償でご協力いただきたい」というなんとも厚かましいお願いに対し…

 

「あ、たぶん大丈夫ですよ。2,000個くらいいけると思います。」

 

とアッサリかつなんとも頼もしいお返事!

結果、様々な種類の2,000個以上のボタンをご用意していただきました!

 

 

あちゃみさんと2人でボタンの受け取りに伺い、永井社長と記念写真も撮影させて頂きました。

(偶然にも社長とシャツがシンクロ!)

 

さてさて、ワークショップ当日はと言いますと…

 

 

お盆の時期ということもあって少し少なめの約40人の子どもたちが集まりました。

それでも40人ですので、ボタンの数は40人×10個やから・・・・・・・・・・・・・・

 

 

400個!!!

 

 

2,000個いただいてて良かった…

 

 

まずはヘンテコ動物を選んで…

 

 

あとは、ボタンとハギレを貼りつけろ〜!!

 

 

どんなんがエエかな〜。

 

 

ド派手なカニやな〜!

自分で動物の名前を考えて完成です。

 

 

ボタンとハギレのバランスがGood。

 

 

動物の周りに貼りつけているのは男の子に大人気だった魚の形のボタンです。

 

 

見よ!! この贅沢なボタン使いを!!!

ひとり10個とか全然足りません。

 

2,000個いただいてて良かった…

 

この日お休みの子どもたちのためにも材料は全部児童館に置いてきたので後日楽しんでくれたと思います。

 

なにはともあれ子どもたちを大いに夢中にさせてくれたボタンの力ってスゴイ!!!

そして、子どもたちのためにこんなにたくさんのボタンを提供してくださった「永井合成樹脂工業株式会社」様、あらためて本当にありがとうございました!

 

とお礼を言ったのもつかの間…。

次のワークショップが4日後の8月16日に迫っているのでした!

 

…というわけで、あっという間にやって来た8月16日。

 

 

上賀茂児童館で毎月開催されている「エコアクション」に参加してきました。

この日のテーマは「ビニール袋で海の生き物を作ろう」です。

 

 

まずは児童館の先生からビニール袋の話を聞く子どもたちとスウィングの面々。

「コンビニのビニール袋などが捨てられ、海に流れてそれを海洋生物がエサと間違えて食べてしまうことで毎年10万匹以上の海の生き物が死んでる。」というとてもショッキングなお話。

 

「コンビニでちょっと買い物するだけやのに袋もらわんでエエやん。」

 

「簡単にもらえるから簡単に捨ててしまうんやな。」

 

その通り!!!

みんなエエこと言うな〜。

 

で、もらった袋はすぐに捨てるんじゃなくてそれでひと工夫でこんなん作れます!…というのが今回の企画。

 

 

ビニール袋にいらないチラシや新聞紙を丸めて詰め込みます。

 

 

おねーちゃん、上手に切ってや〜。

丸く膨らんだ袋にいろいろ貼りつけて…

 

 

ハイ! クラゲの完成です。

透明感とゆらゆらした感じがいいですね。

色紙を重ねてカラフルな模様にしたあたりに女子力の高さを感じます。

 

 

うまいことしたな〜。ヒラメやな。

 

 

こっちのふたりはタコとカメ。わかりやすい!!

 

「上賀茂児童館」がジャングルのヘンテコ動物と海の生き物であふれかえった1週間でした。

 

毎回はじまる前は「めんどくさい」とか「おもんない」とかブーブー文句言う子に限って最後まで残って作ってます。

自分のイメージに近づけようと真剣なまなざしで素材を探しています。

で、最後に完成した作品を見せびらかしながらめっちゃ笑顔で…

 

 

「あ〜おもしろくなかった!!!」

 

 

このセリフを聞くと僕たちはニヤニヤしながら心の中でガッツポーズします。

 

今回作られた作品は11月19日(土)20日(日)に「上賀茂児童館」で開催されるイベント、「かみがも美術館」で展示されますので、皆さま、ぜひお越しください!

 

ラブ「かみがも美術館」とは?

児童館の子どもたちだけでなく地域の方々の作品も展示される展覧会です。

 

ひらめき日  時:2016年11月19日(土)・20日(日) 10:30 〜 16:00

ひらめき場 所:上賀茂児童館2F遊戯室  京都市 北区上賀茂烏帽子ケ垣内町24

 

お出かけにはもってこいのいい季節。

賀茂川ブラリからの上賀茂神社でお弁当食べて…「かみがも美術館」へ。

なんてコースはいかがでしょうか?

 

秋の1日をぜひ上賀茂で満喫してくださいね!

 

(ぬまた)

| スウィンギン・ドキュメント | 17:01 | comments(0) | trackbacks(0)
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